
- 概要
- 「デジタルサイネージ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
駅やショッピングビル、電車やバス内で見かけることが多く、無意識のうちに私たちの生活に溶け込んでいるのが「デジタルサイネージ」です。
そこで今回は、老若男女問わず多くの人が利用する「スーパーマーケット」でのデジタルサイネージ活用についてご紹介します。
スーパーマーケットにおけるデジタルサイネージの目的とは

食品から日用品までたくさんの商品を販売しているスーパーマーケットは、日々さまざまな消費者に利用されています。
とある調査によりますと、2015年、30代~60代女性のスーパーマーケット利用率は95%を超えていたそうです。
そのため、生鮮食品の品ぞろえが豊富かつ、それらの商品を一ヵ所で入手できる利便性の良さは、私たちの生活になくてはならない存在です。
そんなスーパーマーケットでは、生活に密着したデジタルサイネージ活用がされております。
その目的を見ていきましょう。
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広告や販促
店頭・商品の棚・レジ前などに設置し、本日のおすすめ商品やチラシに掲載された商品などを紹介することができます。
食品メーカーの製品、自社サービスを紹介する目的としても利用されています。 -
情報提供
食材を使ったレシピや本日の天気予報など、来店されたお客さんに向けて提供し顧客満足度向上につなげることができます。
また大型店舗でよく行われているのが、さまざまなエリアのフロアマップを表示させ、どこの場所に何があるかを把握・移動を促すという利用方法です。 -
空間演出
商品の情報に限らず、たとえば野菜を栽培する農園の様子やその景色を放映することで、商品に付加価値を付けることが可能です。
来店客にとって野菜を作っているところまでは想像することはなかなかできません。
ですが、デジタルサイネージを活用することで空間を可視化でき、販売促進につなげることが可能になるのです。
デジタルサイネージをスーパーマーケットで活用するメリット

では、スーパーマーケットでデジタルサイネージを活用することで一体どのようなメリットが生まれるのでしょうか?
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リアルタイムでの販売促進
紙媒体の広告では、「予想した販売」をすることは可能ですが、"今"の情報を届けることはできません。
対して、デジタルサイネージには、「雨の日限定特売」「売れ残りタイムセール」など、その時々に応じたリアルタイムでの販売促進ができます。
また、現場に行って宣伝せずとも簡単にコンテンツの変更が行えるので、業務効率の向上にもつながります。 -
チラシ等のペーパーレスを目指せる
政府が推進している取り組みとして「ペーパーレス化」があります。
これは、電子媒体を使用することで紙の利用削減を目指すという内容の取り組みで、近頃、ペーパーレス化を進める企業が増加しています。
スーパーマーケットでデジタルサイネージを活用すれば、チラシの張り替えの手間や時間を省けるうえ、環境保全の活動にも貢献することができます。
さらには、データの管理が比較的簡単で、紙類のコスト削減にもなるためメリットが多く、今後も取り入れていく店舗や企業は増えるでしょう。 -
安心安全を可視化して提供できる
消費者が特に気になる商品の安全性。
特に最近のスーパーマーケットでは、生産者の状況や安全性を動画・画像等で放映し、客足を落とさないようにする工夫がなされていることも多いです。
ただ安全だと主張するだけでなく、なぜ安全なのか?・生産者による詳しい状況説明等が目に見えて分かることで、消費者を安心させることができます。
スーパーマーケットは、地域密着型の店舗運営が重要です。
そのため、それぞれの店舗に効果的な販促施策を行わなければなりません。
店舗ごとの訴求手段として、デジタルサイネージは活用されているのです。
現在、スーパーマーケットでの来客のうち、50パーセントもの人が生鮮食品を購入すると言われています。
新鮮な野菜・魚・肉を購入できるのはスーパーマーケットの一番の利点と言えます。
そういった人が多く集まるスーパーマーケットに、デジタルサイネージを活用し効果的な販売促進を行っていきましょう。