
- 概要
- 飲食店を経営されている方にとって、監視カメラは必要不可欠な存在です。
犯罪抑止であることはもちろん、マーケティングへの活用やサービスの向上のために使用されるケースも増えてきています。
そんな監視カメラを導入することでどういったメリットがあるのでしょうか?
今回はその目的や監視カメラの活用方法についてご紹介します。
飲食店での監視カメラ導入の目的

上記でも説明した通り、飲食店においての監視カメラの導入目的を挙げるとすれば、やはり防犯対策が挙げられるのではないでしょうか。
その他の目的もいくつか挙げてみましょう。
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トラブル抑止、またトラブル発生の原因追及
「防犯カメラ」の導入によって、飲食店やコンビニでのトラブル対策ができます。
レジ付近での金銭関連や、店外の駐車場での車上荒らしの回避といったトラブルの抑止につなげられます。
トラブル発生後の原因追及に使用されることも多く、お釣りなど金銭の受け渡し間違いや、機械故障の原因となる人物の特定などに役立っています。 -
来客状況の確認
自ら席を選ぶスタイルの飲食店で多く活用されています。
特に、2階や3階がある店舗での飲食は、来客の様子が従業員の目に届きにくいという欠点があるので、不審な動きをしていないかなどの確認ツールとして役立っています。
また、遠隔でも店内の混雑状況を把握することが可能なため、従業員に対して適切な指示を出すことができます。 -
問題点の分析・改善に役立つ
スマートフォンやパソコンから店舗別に状況確認ができるようになっており、複数店舗を経営するオーナーが各店の状況をまとめて把握するのに役立っています。
リアルタイムの状況はもちろん、録画機能を使っての問題分析や改善にもなるため、マーケティング面で活用されていることもあります。
おすすめ機能や機器の活用方法

近年は監視カメラの高解像度化により、正確な状況把握ができるようになりました。
さらに、「集音マイク」という音も一緒に残すことができる機器を活用することで、よりその活用幅は広がりました。
下記のようにさまざまな機能が追加されることで、犯罪抑止の面以外にも、多くの目的で監視カメラが導入されることがあります。
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AIの顔認証活用による特定の人物対応
AIを活用することで、顔認証を正確に行うことが可能になりました。
要注意人物やVIPが来店した際、経験の浅い社員やアルバイトはその人物だと特定ができず、適切な対応をとる事ができないという問題がありました。
そこで、入口に顔認証可能なAI機能搭載のカメラを設置し、識別した情報を店長・オーナーに届けることで、従業員への対応指示が可能になりました。 -
マーケティングデータ取得
個人の特定ではなく、属性の判断を行うカメラの設置により、来客のデータを分析し、マーケティングに活用することもあります。
このカメラ機能では、何時の時間帯に、何人が来店し、それぞれがどのような属性か、どういう注文をしたか、滞在時間などのデータを取得することができます。
近頃の飲食店では、こういったカメラ技術の活用により、詳細に分析されたデータをもとにしてマーケティングを行うことも少なくありません。
今回は、飲食店における監視カメラ導入の目的やおすすめ機能の活用方法をご紹介いたしました。
監視カメラと聞けば、監視・犯罪抑止のイメージが強くあるかと思います。
しかし近年では、そのカメラ機能が上がることで、従業員の身を守る・データの分析によるマーケティングなど、それ以外の活用方法も増えてきました。
今後も、飲食店におけるさまざまな活用方法の拡大によって、監視カメラの可能性はさらに広がっていくことでしょう。