
- 概要
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新型コロナウイルス対策・働き方改革推進を目的とし、Web会議のシステムを実際に取り入れ始める企業が増えてきています。
Web会議に関して、まずは理解したうえで導入を検討していきたいとお考えの方は多いかと思います。
システム自体を理解するには、やはり背景・歴史を知ることが一番です。
背景・歴史を知ることによって、Web会議システムの根本にある仕組みまでしっかりと理解することができるためです。 本記事では、Web会議が普及した背景・歴史についてご紹介していきます。
Web会議が普及した背景・歴史とは?
Web会議はインターネット経由で遠隔地同士をつなぎあわせることで、同じ場所に居ない人同士でも会議を行うことが可能になるシステムを指します。 その先駆けとなったのが「テレビ会議システム」なのです。
1980年代、デジタル電話回線網が利用開始され始めると、動画・音声の送信ができるようになり、テレビ会議システムがいくつか販売され始めました。 当時、テレビ会議システムというのは専用機器・専用回線を利用する必要があったため、そのような設備を用意することができる大きな会社を中心に利用されることとなり、幅広い層に利用されるというまでには至っていませんでした。
初めは専用機器・専用回線を用いていたのですが、1990年代より汎用ハードウェアによるテレビ会議へと変化していきます。
その後2000年代に入ると、専用回線でなくインターネット上でのサーバーを介することで通信を行う「Web会議システム」が開発されました。
これにより、一層幅広い会社で利用されるようになっていきました。
インターネットの「ブロードバンド化」が進行したことにより、大きなデータが送受信できるようになったということも、Web会議の普及を促した要因の一つであると言えます。 現在では新型コロナウイルス対策・働き方改革推進により、同じ会社の人が別の場所で業務を行うという機会が増えていることで、Web会議もさらに普及しています。
Web会議は今後どうなっていく?

とくに働き方改革は現在導入され始めたばかりという企業も多く、今後さまざまな企業がテレワーク在宅勤務などの働き方を推進しています。
バラバラの場所で業務を行っている人であっても、いつでも気軽に会議を始められるWeb会議の普及は今後一層進んでいくことでしょう。
また、Web会議での「顔出し」を避けたいという方でもWeb会議に参加しやすくなる「アバター」を作って会議に参加するシステム・ツールといったものも登場されています。 さらに、「Web会議の方がプレゼン・資料作成の内容が伝わりやすい」と言われ始めているところもあり、今後、会議準備が変わってくる可能性も十分に考えられます。
Web会議は「今後の会議の標準」になる?

新型コロナウイルス対策・働き方改革推進といったものから、Web会議はより脚光を浴びる存在となりました。
Web会議は「今後の会議の標準」になるという可能性も高いです。
Web会議のシステムは現在改良されているところであり、今後は一層使用しやすい&便利になるということも想定されています。
Web会議では少し会議の場の空気を配慮しなければならない点がありますが、回数を重ねることでWeb会議に慣れていくことができます。
おわりに
本記事では、Web会議が普及した背景・歴史についてご紹介しました。
インターネットの進化とともにWeb会議システムが登場して、働き方改革とともに一層その存在感を増していくことでしょう。
Web会議をしっかりと活用していくことで、コスト削減・大幅な業務効率化につなげるということもできます。 現在Web会議の導入を検討していて踏み切れないという方は、一度実際の製品をチェックしてみるというのもおすすめです。