
- 概要
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Web会議中のトラブルにはさまざまなものがあります。
本記事ではWeb会議中に起きるトラブル代表例と、その解決策についてご紹介していきます。
Web会議中に起きるトラブル代表例

Web会議中に起きるトラブルの代表例をいくつか挙げてみましょう。
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通信が不安定・回線速度が遅い
複数拠点を結んでいる大規模なWeb会議で多いのが、「通信が不安定」「回線速度が遅い」というトラブルです。
Web会議は同時に参加する人数が増えるほど、ネットワーク環境にも負荷がかかってしまい、通信速度が悪化してしまう傾向にあります。
ひどい場合には会議が進められなくなってしまうため、この場合にはネットワーク環境の見直しをすることが大切です。
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映像やカメラが映らない
Web会議中には、「会議室にアクセスはできたけれど、画面が真っ暗になっていて映像を映すことができない」というトラブルもあります。
一般的なWeb会議システムには、カメラ映像を映すための「ビデオ開始・停止ボタン」があります。 このボタンを停止状態にしていないのにも関わらず、映像を映すことができない場合、使用しているパソコン内蔵カメラ・外付けカメラに何かしらの問題を抱えており、パソコン側から正しく認識されていない可能性が高いです。
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マイクや音声が聞こえない
Web会議を開始した時、「自分・相手の声が聞き取れない」というのもWeb会議中のトラブルとして挙げられます。
「物理的な距離の問題で声が途切れて聞こえる」「周辺の雑音で声がかき消される」といったトラブルではない場合、周辺機器に問題があることが多いです。 Web会議の通話に関連する周辺機器としては、音声を電気信号として変換できるマイク・電気信号を音声に変換できるスピーカー・ヘッドセットといった音響機器が挙げられます。
Web会議中のトラブル解決策

Web会議中に起こるトラブルへの解決策をいくつかご紹介します。
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【ネットワーク】接続回線を切り替える
トラブルの原因がネットワークにある場合は接続回線を見直し、必要に応じて切り替えるようにしましょう。
たとえば、無線環境では音声の途切れが生じてしまいやすいと言われています。 通信が安定している有線環境に切り換えができると良いかもしれません。それでも無線環境でWeb会議を行いたいという場合、なるべくデバイスと無線LANを近づけるようにするという工夫を取り入れましょう。 また、データ圧縮率の高いWeb会議システムを利用するというのもおすすめの方法です。
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【デバイス】接続機器の設定を確認する
まず、デバイスとそれぞれの周辺機器が正しく接続されているかを確認してください。
また、デバイスが周辺機器をきちんと認識しているかも確認するようにしましょう。認識されていたとしても無効になっていると使用できないため、設定確認を行うようにしてください。 設定画面を開き、機器の接続状態を確認してみるようにしましょう。
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【周辺環境】マイクの使用方法を工夫する
基本的に雑音が入ってしまうのは、マイクの周辺にエアコンなどの障害物があるためです。
そういったものからマイクを物理的に遠ざけておくことで、解決することがあります。またエコー・ハウリングといったものは、マイク・スピーカーの距離が近いことによって生じる現象であるため、こちらも機器をそれぞれ遠ざけておくことで解決できるでしょう。
そのほかの方法としては、Web会議用のマイクを使用する方法もあります。 そのような製品は、「ノイズキャンセリング機能」がそなわっていることも多いものです。
おわりに
本記事ではWeb会議中に起きるトラブル代表例と、その解決策についてご紹介しました。
トラブル原因別の対処法を把握しておくことで、万が一トラブル発生してしまった際にも冷静に対処することができるでしょう。