- 概要
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「ストーカー被害」に悩まされている男女は多いもの。
いざ警察に助けを求めても、証拠が無ければ動いてくれないことがほとんどです。 そんなストーカー被害を失くすには、監視カメラの設置がおすすめです。 本記事ではストーカー対策として監視カメラを活用する効果と、設置方法についてご紹介していきます。
「ストーカー被害」はどのようなもの?
ストーカー被害と聞いてイメージできるのが、「待ち伏せ」「付きまとい」などの行為ではないでしょうか?
最近ではこのような行為に加え、さまざまな方法でストーキングを行う犯罪者がいます。
たとえば、「自宅に帰ったタイミングで『おかえり』などのメッセージが送られてくる」「会うことを拒否しているにも関わらず何度も会おうとしつこく連絡を取る」など、いずれも一方的な行為であり、被害者の生活を侵食していきます。
ストーカーにとって、このような行為はあくまでも「愛情表現」「見守り」だと捉えています。
そのため対象である相手が応じてくれないと分かると、電話をかけ続ける・「会ってくれないと○○するぞ」など脅迫まがいのメールを送る・凶器になり得るものを送りつけるなど、悪質な行為へとエスカレートしていくリスクがあるのです。 マンション・アパートでもこのような悪質なストーカー被害を受ける住民は少なくなく、何らかの対策を施さなければ悪化していく一方で、最悪の事態を招きかねません。
【ストーカー対策】監視カメラの効果は?
マンションやアパートでのストーカー行為に一番有効とされているのが、監視カメラを設置することです。
前項でも少し述べたようにストーカーを行う人間は「自分は悪い事をしている」という自覚がなく、防犯の心配が無ければその行為は益々エスカレートすることになります。
そこで監視カメラの出番です。
マンション・アパートに監視カメラを設置すれば「威嚇効果」が生まれ、犯人にストーカー行為を自覚させるきっかけになります。
監視カメラを設置することは、計画された犯行を思いとどまらせるという効果があるのです。
また、マンション・アパートの住民から「ストーカー被害を受けている」という相談があっても、決定的な証拠が無くては警察も動くことができません。 監視カメラを設置することで、犯人がストーキングを行っている様子を記録することができる上、犯人の顔を特定できることもあります。 高画質な監視カメラであれば、より細かい部分まで残しておくことができ、実際の証拠資料として十分な役割を果たしてくれます。
監視カメラには画質や録画機能、昼用・夜用などさまざまな種類があるため、マンションやアパートの構造や住民が受けた被害の内容によって適切な種類を選ぶようにしてください。
【ストーカー対策】監視カメラの設置方法
マンション・アパートのストーカー対策として監視カメラを設置する場合、建物のエントランス・共用廊下・エレベーター・階段など、なるべく「人との関わりが生じる場所」に設置するのがおすすめです。
「ストーカー規制法」によって、マンションやアパートのような賃貸であっても、ストーカー被害を受けた住民の話を聞き、保護する観点より防犯への対策を支援しなければならないと定められています。
そのためマンション・アパートの住民からストーカー被害があることを聞いた場合には、監視カメラの取り付けを行うようにしましょう。 ただマンション・アパート内に監視カメラを設置する際には、監視カメラを設置する意図を住民にもきちんと説明した上で監視カメラを設置するようにしてください。
おわりに
本記事ではストーカー対策として監視カメラを活用する効果と、設置方法についてご紹介しました。
監視カメラの設置はストーカー対策として有効な方法だと考えられているため、マンション・アパートの住人が被害に悩まされている場合にはぜひ設置を検討してみてください。