- 概要
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監視カメラを会社に設置したいと思っていても、導入目的や設置の仕方によってはかえって社員に不信感を与えてしまうことがあります。
本記事では社内に監視カメラは必要なのか、設置する効果や注意点についてもご紹介していきます。
社内に監視カメラは必要?設置する効果は?
社内に監視カメラを設置する効果をご紹介します。
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不正や犯罪行為の証拠を残せる
社内で不正や犯罪行為が発生し、疑いのある人物が浮かび上がっても証拠が無ければ注意することもできません。
不正や犯罪が起きる場面を映像で残すことができれば、事実を認めざるを得ません。 監視カメラを設置することで、そのような不正や犯罪行為を未然に防ぐこともできるでしょう。
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ハラスメントの防止
社内に監視カメラを設置することで、社員によるハラスメントの防止にもつながります。
会社は複数の社員が集まる場所であるため、一人の目ですべての社員の行動・言動を把握し管理することはできません。 監視カメラを設置すれば「常に監視されている」というプレッシャーを感じるため、ハラスメントの抑止効果になるのです。
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業務効率向上
監視カメラの設置は、社員の業務効率向上にも効果があります。
「見られている」という状態が良いプレッシャーとなり、業務を効率的にコツコツこなしていこうという意識につながるのです。また、監視カメラの映像を見ることで非生産的な行動・効率を妨げている原因に気づける可能性もあります。 社内監視カメラを設置することで、仕事の生産性も上がるでしょう。
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社員の勤務態度・労務管理ができる
社内に監視カメラを設置すれば、社員の勤務態度や労務管理に役立ちます。 マネージャーがいたとしても、勤務態度をすべて監視できません。
社員の日頃の勤務態度・様子などを監視カメラの映像を通じてチェックすることができます。 また、社員が働いている環境が適切なものか・健康に害を及ぼすような働き方はしていないか、監視カメラで確認・改善することができます。
社内に監視カメラを設置する際の注意点
社内に監視カメラを設置する際の注意点をご紹介します。
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社員にプレッシャーがかかる
社内に監視カメラを設置することで、社員にプレッシャーがかかることがあります。 このプレッシャーは業務効率向上やハラスメント防止など良い方向に働くこともありますが、ストレスに感じてしまう社員も少なくありません。
あからさまな監視カメラがあると、仕事がしにくくなってしまうという社員も少なくありません。 そのため、ドーム型などのなるべく圧迫感が少ない形状をしている監視カメラを選ぶのがおすすめです。
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設置場所をよく検討すること
監視カメラを社内に設置する場合、設置場所をしっかりと検討するようにしましょう。 当然、トイレ・更衣室・休憩室といった場所には設置ができません。
目的ごとに監視カメラを設置する場所を検討するのがおすすめです。
労務環境を整えたいという場合はオフィス天井、不正や犯罪防止の場合は経理の近くなど目的別に適した場所に監視カメラを設置するのが良いと言えます。
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社員への周知は必須
社内に監視カメラを設置し、管理者を決定したら社員全員に周知を行うようにしましょう。
監視カメラの設置目的を伝え、理解を得た上で運用するようにしましょう。 また個人情報保護の取り組みに関してもきちんと伝え、社員にも安心してもらえるようにしましょう。
おわりに
本記事では社内に監視カメラは必要なのか、設置する効果や注意点についてもご紹介しました。
社内に監視カメラを設置することで、社員の業務効率向上やハラスメントや不正防止、不正・犯罪が起きた場合の証拠としても役に立ちます。
設置の際には、監視カメラの設置目的や利用規定についても確認し、社員全員に周知して設置するようにしましょう。