
- 概要
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Wi-Fiは今やオフィスや家庭だけではなく、小学校・中学校・高校など教育機関にも設けられるようになりました。
近年の学校ではタブレットの活用など、デジタル化が推進されているため、Wi-Fiを導入するに至ったのです。
しかし、教師や校長、学校法人の職員など学校関係者のなかには「パケット通信のみでいいのでは?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
本記事では、学校のデジタル化推進について、学校にWi-Fiを設置するメリットや注意点とあわせて解説します。
学校にWi-Fiを設置する理由

文部科学省より、小学校・中学校・高校に向けた、ICTを利用した教育である「GIGAスクール構想」が発表されました。
GIGAスクール構想ではデジタル教科書を導入するために、児童生徒へ1人1台のタブレットPCが配布されています。
デジタル教科書やタブレットを使用した教育を受けるためには、通信環境が必要不可欠の要素となります。
下記、タブレット端末を使用したGIGAスクール構想のステップです。
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ステップ1:「すぐにでも」「どの教科でも」「誰でも」活かせる1人1台端末
知りたいことを検索エンジンや動画などで情報収集し、子どもたち自身が情報の真偽を判断することができるようになります。
また、文章作成ソフトやプレゼンソフトを利用して、自分の考えをアウトプットしながら学びを得ることを目的としています。
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ステップ2:教科の学びを深める。教科の学びの本質に迫る。
タブレットにしかない機能を活用し、教科書を使うだけではできない学び、教室の中だけではできない学びを追究できるようになります。 算数・数学であればプログラミングを通して正多角形の作図を行えますし、外国語であれば海外の児童生徒とつながって英語で交流することもできます。
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ステップ3:教科の学びをつなぐ。社会課題の解決に生かす。
ICTを含む様々なツールを駆使して、各教科での学びをつなぎ探求する教育を行うことをめざします。
課題の設定から情報収集、整理・分析、まとめ・表現に至るまでの探求のプロセスにおいて、特に効果的な活用が期待されます。参考資料:文部科学省ホームページ「「GIGAスクール構想」について」
( https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200706-mxt_syoto01-000008468-22.pdf )
学校にWi-Fiを設置するメリットと注意点

下記は、学校にWi-Fiを設置することで得られるメリットと注意点です。
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メリット
学校にWi-Fiを設置し、タブレットを使用することで、教科書やプリントでは表現できなかった画像や動画、音声を用いた学習ができるようになります。 視覚だけではなく、聴覚からも情報を確認することで、生徒たちは理解がしやすくなり、学習に対する興味や意欲を高める効果が期待できます。
また、Wi-Fiを用いて各デバイスの連携機能を利用することで、資料の共有やビデオ会議、海外など離れた場所にいる方とのコミュニケーションも実現できるのです。 これまでできなかったことが、Wi-Fiを通じでできることが増える点はメリットといえるでしょう。
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注意点
一方、学校にWi-Fiを設置する際には、家庭やオフィスと同様に堅牢なセキュリティ体制が求められます。 学校では子どもたちや学校関係者に関するさまざまな情報を抱えているため、情報漏洩が発生しないように堅牢なセキュリティを設定しなければなりません。
また、生徒をはじめとしてWi-Fiを使用する学校関係者に対して、使用方法の注意点などを説明しておくことも重要です。 上記より、学校にWi-Fiを設置する際にはセキュリティについて注意しておく必要があると言えるでしょう。
おわりに
本記事では、学校のデジタル化推進について、学校にWi-Fiを設置するメリットや注意点とあわせてご説明しました。
文部科学省よりICTを利用した教育である「GIGAスクール構想」が発表されたことから、学校にWi-Fiが導入されるようになっています。
学校にWi-Fiを設置することで、これまでできなかったことができるようになる点はメリットといえるでしょう。
これからWi-Fiの導入を検討している学校関係者様は、ぜひ当社にもご相談ください。