Wi-Fiが遅いと感じたときはスピードテストを実施してみよう

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概要
Wi-FiのスピードテストWi-Fiを利用していて「ページの表示速度が遅い」「動画が止まる」と感じた経験をされたことがあると思います。
その原因を特定する第一歩として、スピードテストの実施がおすすめです。
通信速度や安定性を数値で把握することで、改善策を検討しやすくなります。
本記事では、Wi-Fiスピードテストの基礎知識と注意点について解説します。

Wi-Fiスピードテストについて

Wi-Fiスピードテストは、インターネット回線の速度や安定性を数値で可視化することができます。
主に「下り(ダウンロード)」「上り(アップロード)」「レイテンシ(遅延時間)」などが測定されます。
これらの指標を通じて、動画視聴やWEB会議などの通信が快適におこなえるかを判断できます。
Wi-Fiスピードテストのなかには無料で利用できるオンラインツールも多数あり、簡単に実施できるため、Wi-Fiの通信速度が遅いと感じたらツールで計測してみましょう。

速度の目安と用途別の快適度

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速度の目安と用途別の快適度Wi-Fiの通信速度は、利用目的によって求められる水準が異なります。
以下にて、用途に応じた速度の目安と、通信が安定していることの重要性について整理します。

  • 速度の目安一覧

    一般的に、下り速度の目安は以下の通りとされています。

    ・メールやSNS:1~5Mbps
    ・動画視聴(HD画質):5~20Mbps
    ・オンライン会議:10Mbps以上
    ・オンラインゲーム:30Mbps以上

    また、通信の遅延時間を指す「レイテンシ」は50ms未満が望ましく、安定性・通信の揺らぎを示す「ジッター」が小さいほど安定して通信できている状態といえます。

  • 安定性も重要

    Wi-Fiの通信は速度だけでなく、安定性も利用時の快適さに直結します。
    たとえば、WEB会議やオンラインゲームでは、パケットロスやジッターの影響が顕著です。
    通信の遅れや揺らぎが大きくなるほど会話にタイムラグが発生してしまい、スムーズな話し合いや操作ができなくなります。
    一方、テキスト情報のやり取りが中心の作業では帯域幅が狭くても大きな問題とはなりません。
    用途に合わせて通信状況を確認することが、適切なネットワーク環境の構築につながります。

近年ではリモートワークやオンラインゲームを実施している家庭も多くなっていることから、インターネットの需要が以前よりも高くなりました。
Wi-Fi、およびルーターを選定する際、スピードに目が生きがちですが、快適な仕事・生活を送るうえでは、実は安定性も重要な要素です。
まずは自分がどのような環境で過ごしていて、何が必要なのかを確認しましょう。

スピードテストの注意点

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スピードテストは便利なツールですが、正確な結果を得るためには注意すべき点もあります。
こちらでは、測定環境による影響や正確に測定するためのコツについて解説します。

  • 測定環境の影響

    Wi-Fiは電波の干渉や遮蔽物の影響を受けやすく、測定結果が大きく変動します。
    たとえば、電子レンジやBluetooth機器との干渉、ルーターとの距離、障害物などが速度低下の要因になります。
    また、利用者の多い時間帯にはネットワークが混雑してしまい、通信速度が落ち込むケースも見られます。

  • 正しく測るためのポイント

    Wi-Fiの通信スピードを測定する際は、できるだけルーターの近くで、かつほかの端末の通信を停止した状態でおこなうのが理想的です。
    再起動後のルーターで測る、複数回実施するなど、測定条件を一定にすることで、より信頼性の高いデータが得られます。
    また、有線接続での速度も確認しておくと、回線そのものが遅いのか、Wi-Fi環境に原因があるのかを判断しやすくなります。

おわりに

本記事では、Wi-Fiスピードテストの基本情報と、測定時の注意点について解説しました。
通信の遅さには、環境や時間帯など多くの要因が関係しています。
スピードテストを活用すれば、こうした原因の可視化と対策が可能です。
快適なデジタル環境を維持するためにも、定期的な測定をおすすめします。

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2022.02.27