ダイハツ長崎販売様
県下13カ所の拠点で、
エレコムのデジタルサイネージ・
無線AP・NASが活躍


- 導入レポート
ダイハツ長崎販売様 - 九州西部に位置し、古くは海外との交易でも栄えた長崎市をはじめ、数多くの温泉や景勝地、異国情緒が漂う観光地などでも知られる長崎県。
ダイハツ長崎販売様は、県内でダイハツ車の販売、メンテナンスなどを行うカーディーラーである。
現在、県下に13カ所の拠点を持つダイハツ長崎販売様。自動車が日常の移動手段となっていることもあり、
全国でもトップクラスの販売台数を誇っておられる。この度、ダイハツ長崎販売様では、13カ所の拠点にエレコム製デジタルサイネージを新たに導入されたほか、
無線アクセスポイント(以下無線AP)、NASをリニューアルされた。その経緯や運用状況について伺うため、長崎市内にある本社長崎店を訪れた。
ショールームの告知媒体としてデジタルサイネージを活用
「自動車の売り方はここ10年ほどで大きく変わりました」と語るのは、代表取締役常務の植松氏だ。
「かつてはコテコテの営業が主流で客先へ足を運んで商談をしていましたが、現在はショールームへ来場していただくスタイルになってきています。そのためには、ショールームが魅力的であることが大切です。定期的にイベントを開催したり、車検やメンテナンスでお待ちいただく間もお客様が退屈されない工夫を施したりしています」と、以前とは違う販売手法について語る。
その一環として導入されたのが、デジタルサイネージだ。
「各商談テーブルにモニターを設置し、商品情報やさまざまなサービスの紹介などを流します。商談時には、営業担当者はこのモニターにノートパソコンをつないで説明を行います」と管理部IT推進課の森﨑氏は語る。

主なテーブルの上に配置されたデジタルサイネージ。商談時はPCを接続し、モニターとして使われる。
実際に機種を提案したのは、九州を中心にOA機器や情報機器の販売をはじめ幅広いソリューションを提供している九州教具様である。
「エレコムさんのシステムなら、本社から一括でコンテンツを発信できますし、店舗ごとに発信することもできます。ランニングコストを含めてトータルな観点で提案しました」と振り返るのは、営業担当の川口氏だ。
本社に勤務する2名のデザイナーがコンテンツを制作し、13の拠点に配信。ショールームを訪れたお客様の目に自然に入ることで、季節ごとのキャンペーンやオプションサービスなどについての情報発信が行われている。
ショールームから工場まで広範囲をカバーする無線AP

ショールーム受付に設置されたエレコム製無線AP。
ダイハツ長崎販売様では、ショールーム・オフィス・サービス工場の3カ所でパソコンやタブレット端末を使って業務を進められている。今回、各拠点の無線APもリニューアルされた。
「基本的には、各拠点に2台ずつ設置して敷地内をカバーしています。ショールームではノートパソコンでお客様と商談をしますし、サービス工場ではタブレット端末を自動車に接続して故障診断を行っていますので、無線LAN環境は欠かせないものになっています。1台でカバーできる拠点もあるのですが、無線LAN環境に不具合があると業務に支障をきたしますので、バックアップという意味でも2台体制を敷いています」と森﨑氏。
「無線APの通信範囲はカタログには書かれていますが、実際に設置した時に支障がないかというのはユーザーにはわからないんです。間に壁があるような環境でも実際に届くのかが知りたかったのですが、エレコムさんにデモ機をお借りして通信範囲や電波の強度を確認できたいというのは非常にありがたかったです(森﨑氏)」
大切な業務データを保管するNAS
NASも各拠点に2台ずつ導入いただいている。守秘性が求められる業務データの保全が主な目的だが、同時にセキュリティも重要視されている。
「近年は、セキュリティ統制についても非常に厳しくなっています。そこをNASによって比較的容易にクリアできるので非常に助かっています(管理部IT推進課 西坂氏)」
NASの機種選定についても九州教具様が行った。
「サイネージや無線APと同時にワンストップでエレコムさんをご提案しました。サポートも含めてダイハツ長崎販売様にもご満足いただけると思いました」と九州教具の船橋社長は振り返る。
災害に備える体制づくりへ
魅力ある店舗づくりのためにさまざまなデジタル機器の導入を進めてこられたダイハツ長崎販売様だが、地震や台風などの災害も増えていることから、今後はBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対策も検討を進める必要があるという。
「一部のサーバーをハウジング(サーバー等を専門事業者の施設内に設置すること)するとか、クラウドを使うとかいろいろ考えているところです。しかし、コスト及びリスク管理のバランスをどうとっていくかが課題です(森﨑氏)」
「営業面でいきますと、デジタルマーケティングもさまざまなものが生まれてくるなか、どのように取り入れて活用していくか。このあたりは、エレコムさんのご協力も得ながら取り組んでいければと考えています(総合企画部 赤木氏)」
今後も「お客様第一」で顧客満足を追求
時代が変わり、訪問から集客へと自動車販売のスタイルが変わる中でも「お客様第一」の姿勢で事業に取り組んでおられるというダイハツ長崎販売様。自動車が欠かせない長崎県の人びとのインフラを支える業務を、エレコムの技術がサポートしている。
お客様プロフィール - ダイハツ長崎販売株式会社
- 代表取締役常務
管理本部長 植松氏
- 総合企画部
部長 赤木氏
- 管理部IT推進課
課長 森﨑氏
- 管理部IT推進課
係長 西坂氏

ダイハツ長崎販売株式会社 https://nagasaki.dd.daihatsu.co.jp/
お客様プロフィール - 九州教具株式会社
- 代表取締役社長
船橋氏
- Q-bicソリューションズ長崎営業部
長崎支店 部長 川口氏

九州教具株式会社 https://q-bic.net/
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