導入レポート(ZEROSHOCKタブレット) - 株式会社 吉川システック 様

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RFIDソリューションを加速する
吉川システック様。
ZEROSHOCKタブレットで
RFIDパッケージを強化

導入レポート
株式会社 吉川システック 様
吉川システック様では、RFID技術を用いた在庫管理や棚卸探索システムといった「モノを探す」ためのソリューションを提供されている。
この度、同社ではRFIDパッケージソフトの端末として、エレコムグループのロジテック製堅牢タブレット「ZEROSHOCKタブレット」を採用いただいた。
その経緯や選択のポイントについてうかがった。

RFID(アールエフアイディ)とは・・・

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RFIDで使用するICタグ。

ICタグに記録した情報を、電波で非接触かつ一括で読み書きできる自動認識技術のこと。バーコードのように1つずつ近接照合する必要がなく、見通し外でも読み取れる(運用条件による)ため、棚卸やモノの所在確認の効率化に威力を発揮する。

15年以上前からRFID事業を積極的に拡大

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北九州市八幡東区にある社屋。

吉川システック様の親会社である吉川工業様は、1920年(大正9年)に官営八幡製鉄所のパートナーとして創業した老舗企業だ。1987年、その情報システム部門が独立して設立された企業が吉川システック様である。グループのOAやネットワーク・インフラを支える一方、一般企業へのソリューション提供も拡大。RFIDには早くから取り組まれており、2010年には、国内最大の鉄鋼メーカーの通門管理システムを構築。2018年には現場の資材管理を対象としたRFIDパッケージをリリースし、以降は用途別のラインナップ拡充を続けておられる。

モノを探すソリューションをワンストップで提供

同社のお客さまで最も多い悩みは、「モノを探すのに困っている」ことだという。そのため、既存の管理システムは維持しつつ、棚卸やモノの探索といった"探す工程"だけをRFIDで置き換えるミニマムなソリューションが人気となっている。タグにはバーコードも印刷でき、リーダーも両方式に対応させるなど、RFIDとバーコードの併用を前提にした設計で現場負荷を減らすソリューションを提供。さらにソフト開発も自社で行うため、現場に合わせたカスタマイズまで一気通貫で担うことができ、タグの選定も含めた運用設計を提案できる体制を持つことが強みだ。

「実際には、まだ紙の台帳やバーコードを使っておられるお客さまも多くいます。答えは1つだけではないので、既存の管理システムと融合させながら最適な提案をしています」とソリューション開発部長兼ソリューション営業室長の小林氏は語る。

■ 在庫管理システムの機器構成例

  • タブレットPC
    「在庫管理システム」がインストールされている。ハンディR/Wに読み込んだ情報をデータベースに登録する。

  • ハンディR/W、RFIDタグ(UHF・シールタグ)
    RFIDタグには、在庫を現品管理するためのキー情報(RFIDNO)が書き込まれる。ハンディR/Wで在庫の読み込み及び、RFIDタグへの書き込みを行う。

堅牢なタブレットが必要な現場向けにZEROSHOCKタブレットを採用

吉川システック様は国内大手メーカーのディーラーとして、自社のソリューションパッケージでは国内大手メーカー製タブレットを中心に提供してこられた。ところが最近、10インチタブレットが終息し、13インチだけになってしまったのだという。

「現場で落として破損する事例も実際にあったため、堅牢なタブレットを求めるユーザー向けにZEROSHOCKタブレットは候補の1つとして注目していました」と語るSI営業室長の山口氏。今回は機能面でのチェックをクリアし、コスト面でも折り合いが付いたため、導入を決められた。現場の状況に応じて、選べる端末の選択肢が増えたことはユーザーにとって大きなメリットだといえるだろう。

ZEROSHOCKタブレット
選定の理由

  • IP65準拠の優れた防塵・防滴性能
  • マイナス10℃~50℃対応で、寒冷地や炎天下でも利用が可能
  • 米国国防総省基準、全面120㎝からの耐落下テストをクリア
  • クレードルなど豊富な車載製品のランナップ

自動認識技術を組み合わせ、ユーザーに最適なソリューションを提供

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吉川システック様のUI画面例。少ないタッチで直感的に操作ができるよう配慮されている。

「AGV(無人搬送車)のようなものが出てきたことからもわかるように、人手不足を背景に、製造現場での無人化や省人化は今後ますます進むでしょう。当社は、RFID技術を軸にしながらも、バーコードやAIカメラといった複数の自動認識技術を組み合わせたソリューション開発をさらに進めたいと考えています。品質を保ちながら工数削減をすることにより、省人化を図るというところに踏み込んで行きたい」と語る小林氏。

同社の姿勢は、技術の多様性を取り入れながら、ユーザーに最適なソリューションを提供していくという強い決意の表れといえる。ZEROSHOCKタブレットは、そのビジョンを実現するためのパートナーとして、今後も吉川システック様の事業拡大を力強く支えていくことだろう。

タブレットPC&RFIDで実現する多彩な物品管理ソリューション

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取材にご対応いただいた方

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株式会社 吉川システック
ソリューション開発部長 兼
ソリューション営業室長
小林 邦弘氏
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株式会社 吉川システック
ソリューション営業室
リーダー
松本 好平氏
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株式会社 吉川システック
SI営業室長
山口 哲弘氏
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株式会社 吉川システック
SI営業室
渕上 龍太氏
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株式会社 吉川システック

1987年に吉川工業の情報システム部門が独立して設立。グループのOA・ネットワーク基盤を支えてきた実績を土台に、現は一般企業向けにも業務システムや自動認識ソリューションを幅広く提供しています。
ホームページ https://www.yst-net.co.jp/

掲載されている商品名・会社名等は、一般の商標ならびに登録商標です。
掲載した商品の仕様、価格は改良のため予告なく変更することがあります。
掲載内容は2025年11月現在のものです。

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2025.11.18