
【合同会社 未来アセット研究所 様】
IoTを導入した“スマートハウスアパート”に、 エレコムの壁埋め込み型無線APを採用。物件の付加価値向上に貢献!
IoTを導入した“スマートハウスアパート”に、 エレコムの壁埋め込み型無線APを採用。物件の付加価値向上に貢献!
2019年1月、富山県富山市内に完成したIoT(モノのインターネット)機器を導入した“スマートハウスアパート”。 このアパートではインターネット無料接続サービスを提供しており、12戸ある各住戸に、エレコムの「マルチメディアコンセント対応 無線アクセスポイント(以下、無線AP)」が採用されている。 今回、オーナーである合同会社 未来アセット研究所の多喜氏を訪ね、採用の理由や運用の実態、そしてスマートハウスアパートの特徴や狙いなどについて伺った。
防犯性と利便性を追求したスマートハウスアパート
富山市を中心に賃貸住宅経営事業を展開しておられる、合同会社未来アセット研究所の多喜裕介氏。自らを“田舎大家”と称し、サラリーマン時代から始めた不動産投資の成功体験をつづった著書、『田舎大家流不動産投資術:たった3年で家賃年収4700万円を達成した私の成功法則』(合同フォレスト刊)も上梓されている。
数多くの物件を所有されている多喜氏だが、新築アパートは今回の物件が3棟目となる。 そのため、これまでの賃貸経営や新築アパートの建築を通じて得たノウハウやアイデアが数多く盛り込まれている。その一つがIoT(モノのインターネット)機器の導入である。
例えば、防犯性を高める設備として人気のテレビドアホンは、外出先からスマートフォンを通じて来訪者の顔を見ながら応対することができる。 玄関扉はオートロック式で、テンキーに暗証番号を入力してカギを開閉する製品を採用。これにより、カギの閉め忘れがゼロになるうえ、カギを紛失することで締め出される心配もない。 その他、退去時のカギの交換が不要になるなど、入居者と大家の両方にメリットがある。
また、このアパートでは各住戸に宅配ボックスを設けている。その狙いは、入居者の利便性向上だけではないと多喜氏はいう。 「留守の時に宅配業者さんがチャイムを鳴らすと、スマホに通知が来るので、そこで会話をして、宅配ボックスに入れてもらったり、再訪問を依頼したりすることができます。 いま、宅配業者さんの労働環境が問題になっていますよね。このドアホンと宅配ボックスの採用は、できるだけ再配達の手間を省けるようにと社会貢献をする意味合いもあるんです」
- アパートの周辺をカバーする防犯カメラを8台設置。入居者は、スマートフォンでリアルタイムに映像を見ることもできる。
- 木製のフローリングや内装扉を多用した、ナチュラルな印象のインテリア。
家電製品がつながることで便利で快適な暮らしを実現
さまざまな家電製品や設備機器がネットとつながることで、便利で快適、安心な住環境を提供してくれるとして注目を浴びているスマートハウス。 今回訪問したアパートにも、その考え方が生かされている。

各種家電をコントロールできる。
「エアコンをつけて」「温度を26度に設定して」「テレビをつけて」というように、スマートスピーカーに話しかけるだけで、各機器が連動して動作する。
また、外出先からスマートフォンでエアコンや給湯器を操作することもできるので、会社を出る時に設定しておけば、帰宅時には快適な室温かつ、浴槽に湯が溜まっている状態にすることもできる。

できるだけシンプルな室内にするために壁埋め込み型無線APを採用。
スマートフォンが普及した現在、賃貸アパートに「無料インターネット利用」はあって当然の仕様となっており、入居者の人気設備ランキングでは毎年1位となっている。 多喜氏は、より快適なインターネット環境を実現するために、各住戸にルーターを置く方法ではなく、エレコムのマルチメディアコンセント対応無線APを採用された。 その理由は、室内に余計なモノは置きたくないという考えからだ。
「この製品ですと、無線AP、有線LANポート、TELポートをすっきりと壁面に納めることができます。 また、エレコム製を選んだのは圧倒的に価格競争力が高かったから」と語る多喜氏。 設置や設定も自分でされたという。
- 無線APに加え、TELポート、有線LANポートを提供する本製品。ルーターやコード類がないため、室内をスッキリと見せることができる。
- ルーター、ハブ、リセッター、Syslogサーバー、各住戸へのLANケーブルなどが納められた屋外の配電キャビネット。機器の設置や設定も多喜氏が担当した。
無線APの設定・管理には、アクセスポイント管理ツールを活用。
無線APを導入するにあたり、多喜氏はエレコム製「法人向けアクセスポイント管理ツール」もご利用いただいている。 複数の無線APへの一括設定ができるほか、各種通知機能を持つため、万一のトラブルにも素早く対応することができる点を評価いただいている。

今後もIoTで付加価値を高める賃貸経営を積極的に推進

- 合同会社 未来アセット研究所
多喜 裕介氏 - 多喜氏のブログ「ド田舎大家Tの奮闘記」
http://doinakaooya.blog.fc2.com/
「富山は田舎で土地が安いですから、若い人でも一戸建を買う人が多い」と語る多喜氏。 「しかし、賃貸住宅に対するニーズも必ずあるので、今後もIoTで差別化を図るなど魅力的な物件を世に送り出したいですね」と前向きに捉えている。
テレビやエアコン、スマートスピーカーなど多数の家電製品を入居者に無料提供する今回の物件だが、これらの設備機器にかかった費用はわずか15万円程度だという。 「これにより、家賃を約4000円高く設定でき、満室経営ができています。費用は約3年半で回収できるので、投資としても効率的」と語る多喜氏。
「今後は、保有している築古物件に関しても徐々にIoT導入を進めていきます。 まだ個人でここまでやっている経営者は少ないと思いますが、多くの人が取り組むことでいろんな情報が集まります。 IoT導入に関してブログで積極的に発信していくなど、仲間を増やしていきたいですね」
ご採用機器
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- 法人向けマルチメディアコンセント対応
PoE/11ac無線AP -
WAB-S733IW2-PD
- 最大433Mbps(最大理論値)の最新11ac規格に対応5GHzと2.4GHz同時通信で最大733MbpsのWi-Fi環境を提供
- PoE受電(802.3af)機能対応電源工事不要で電源環境によらない設置が可能
- 集中管理ツール「WAB-MAT」に対応一括設定変更や稼働状況の確認により管理工数削減に貢献
- 法人向けマルチメディアコンセント対応
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- 法人向けアクセスポイント管理ツールWAB-MAT
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WAB-MAT
- 最大2000台(推奨1000台)の無線アクセスポイントへの一括設定が可能
- 円滑なトラブル対応に役立つ各種通知機能を装備
- 仮想サーバー環境でも利用可能
- 別セグメントネットワークの機器も管理可能
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