第1回デザイン内覧会「未来志向」がエレコム社内で行われました。これは「新たなテクノロジー」をベースにした未来志向型のデザイン提案により"新たな価値を持ったワクワクする商品"を増やすことを狙いとして、2024年5月よりプロジェクトをスタートしました。
展示品はプロトタイプモデルになり、エレコム社内の多くの社員に、見て、触っていただき、様々な意見を踏まえてブラッシュアップを行いクオリティを高めていく新しい試みになります。
企画運営をされたメンバーにインタビューしました。
※プロトタイプモデルには機密事項が含まれるため、写真の掲載はありません。
主体性を持って未来を切り拓く、新たな道筋
佐藤 慶太(商品開発部 デザイン課 課長)
本プロジェクトを開催してみて良かったことは、商品開発部以外の社員の方から本プロジェクトで生み出された提案・商品化に対して
想像以上に期待を寄せてもらえていることに気づけたことです。
従来の商品開発フローに固執して商品を生み出す受動的な立ち位置で動くのではなく、我々自身がもっと主体性をもって未来を見据えた提案を仕掛けて商品化に向けて働きかけていくことが、デザイン組織としての存在意義であることを、本取組を通した反響や様々な方からのご意見を頂いて改めて痛感しました。
そのためにも、社会潮流や新たなテクノロジーの動向に伴うユーザーへの影響について幅広く興味関心をもってメンバー間で共有し合うと同時に、商品開発部以外の部署や社外交流を通じてデザイン組織及び商品力強化を図ります。弊社パーパスである「better being」を実現させる新しい取組に今後も挑戦し続けていきます。


ミライを形にする、デザイナーたちの新たな挑戦
デザイナーとして新たな技術とビジネス視点を融合させることで、より良き未来を具現化するための日々の努力と継続的な探求。
製品開発の現場から得た深い洞察と、革新的な提案への挑戦の背後にある思いを語る。
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山下 絵海香 デザイン第1チーム リーダー
「デザイナーがリードして未来の提案を行う」を提案に留まらず実現する為には、デザイナーはもっとビジネス・技術・ユーザー視点を磨く必要があると気がつきました。より良き未来の実現を目指し研鑽・挑戦し続けます。
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前口 雄祐 デザイン第2チーム リーダー
小手先で外観や使い勝手だけをデザインしても良いモノは作れない時代になってきていると思います。常に新たな技術のインプットを行いその技術を等身大にしていくことこそがデザイナーの使命であると強く感じました。
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安達 茜 パッケージデザインチーム リーダー
現代においては、便利さ見た目の良さだけでなく商品を世に出す意義やストーリーにいかに共感いただけるかが重要であると改めて感じました。新技術や世の潮流にアンテナを伸ばしよりよい提案ができるよう精進します。
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山本 優希 6年目 プロダクトデザイナー
過去と現在の系譜をたどり未来にあるべき生活を考えるのはやはりワクワクします。このワクワクを魅力的に共有することこそがデザイナーの役割のひとつであることを再認識する機会となりました。デザインって楽しー。
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櫻井 健登 4年目 プロダクトデザイナー
今回の私の提案は、技術に着目するあまりユーザーのベネフィットが疎かになったと感じております。本展示会を経て私は、「現在でも未来でもユーザーのベネフィットを第一に考える大事さ」を再認識しました。
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西岡 紀子 2年目 プロダクトデザイナー
ものであふれるこの時代に、未来を見据えた提案の難しさを実感し自分の苦手や癖にも気づかされました。一方で、新しいカテゴリーや技術に触れることは新鮮で楽しく、形にする面白さを改めて感じることができました。
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西尾 修朔 7年目 プロダクトデザイナー
未来のあるべき姿と新しい文化を想像し、楽しみながら取り組みました。あらゆる情報に囲まれた複雑な現代ですが、ユーザーの視点に立ちながら、素直な気持ちでデザインすることが重要だと改めて感じました。
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阿部 明子 3年目 プロダクトデザイナー
この時代に新しくモノをつくる意味を改めて考えるよい機会となりました。日々の業務の中では気が付かないうちに思考が凝り固まりがちですが、常にやわらかくデザインと向き合えるようでありたいと思います。
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大谷 伸吾 9年目 プロダクトデザイナー
新たな技術やサービスをユーザーに結びつける際には、それが本当に最善かを見極める思考力が重要だと再認識しました。その技術の背景や意図を考えることもデザイナーに求められる要素の一つだと実感しました。
「未来志向」デザイナーにとって欠かせない使命
新たなテクノロジーと社会の潮流を把握し、それを商品へと融合させることは、デザイナーにとって欠かせない使命です。エレコム社内で行われた第1回デザイン内覧会「未来志向」では、多くのデザイナーがその挑戦を通じて、単に外観を変えるだけでなく、ユーザーに真の価値を提供する商品を生み出すことの重要性を再認識しました。このプロジェクトは、社内外の期待を集め、更なる商品力強化への道を切り開いています。
エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、「Better being」をパーパスとし、
より良き製品・サービス・ソリューション、より良き会社、より良き社会を追求しつづけます。