金属製品製造業界で
タブレットPC
「ZEROSHOCKタブレット」
が最適な理由
金属製造業界におけるZEROSHOCKタブレットの利用シーン
ZEROSHOCKタブレットは、業務用タブレットPCとして求められる性能を備えていますが、実際の現場ではどのように使われているのでしょうか。
ここでは、金属製造業界におけるZEROSHOCKタブレットの利用シーンをご紹介します。
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原料の重量計測
加工を行う金属の計測に使用するデジタル計測器から、Bluetooth経由でZEROSHOCKタブレットに情報を転送することが可能です。また、専用ケーブルPC-LTWMCOM03を利用すれば、ZEROSHOCKタブレットでRS-232Cポートが使用可能となるため、さまざまな種類の計測器を接続できます。
PC-LTWMCOM03 -
電力管理・点検システム
金属製造業界では、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)により、エネルギーの使用量を管理するように定められています。もし、エネルギーの使用量が年間1,500kl(キロリットル)以上となる場合、監督省庁への報告義務が発生しますので、使用量をデータとして記録し、把握することが大切です。ZEROSHOCKタブレットと「電力の見える化システム」を連携させれば、いつでもタブレットで電力の確認をすることが可能となるので便利です。
また、機械の誤作動による事故の防止や、機械の故障による業務の遅延を未然に防ぐことを目的とした点検システムも、ZEROSHOCKタブレットで行っています。 -
設備保全の管理システム
機器の故障のリスクを軽減できる設備保全管理は、ZEROSHOCKタブレット上で点検日や故障情報を入力して行います。これまで、設備保全の管理情報を紙に記入して、事務所に戻ってPC等でデータを入力していた場合、電子データ化することで、転記作業から解放されるメリットがあります。
特に、金属製造業の工場では、高温環境での作業や危険物を扱うこともあるため、機械の点検はこまめに行いますから、作業の軽減は大きなメリットとなるでしょう。 -
作業指示書・マニュアルの閲覧
金属製造業界では、ほかの製造業と比較して人手不足の状況で、技術の継承が課題となっています。
そこで、作業指示書やマニュアルなどを電子データ化し、ZEROSHOCKタブレット上で閲覧できるようにすることで、作業の仕方の均一化が可能です。 -
勤怠管理システム
従業員が勤怠管理システムをインストールしたZEROSHOCKタブレットに出退勤の打刻を行うと、勤怠管理システムのサーバーやクラウドに情報が連携されます。これにより、紙のタイムカード運用で必要となる、PCでの転記作業の手間がなくなります。
業務用に特化したZEROSHOCKタブレットのハード性能
ZEROSHOCKタブレットは、製造業や物流業をはじめ、工事現場などでの使用に耐えうるタブレットPCとして開発されました。ハードの故障は、そのまま作業の停滞につながるため、絶対に避けたいリスクです。
まずは、ZEROSHOCKタブレットのハード性能が一般向けのタブレットPCに比べてどのような点が勝っているのか、ご紹介していきましょう。
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耐衝撃・耐振動性能
どれだけ注意していても、タブレットPCの落下やほかの機材との接触といった可能性はゼロではありません。万が一、そのようなミスや事故が起きたときに壊れてしまわないように、業務用タブレットPCには、衝撃や振動に強いことが求められます。
ZEROSHOCKタブレットは、耐衝撃や耐振動性能を測る米国国防総省基準準拠のテスト(MIL試験)を実施していますので、屋外などの過酷な現場での運用が可能です。非動作時に「各面・辺・角の計26方向に対し120cm落下」させる自由落下試験と、「前後・左右・上下に1時間かけて振動」 を与え続ける耐振動試験をし、それぞれクリアしています。 -
防塵・防滴性能
金属製品製造業の工場では、粉塵(特に金属粉)が多い場所もありますし、水滴に濡れる心配もあります。そのため、業務用タブレットPCには防塵・防滴性能も必要です。ZEROSHOCKタブレットは、防塵・防滴性能の高さを測る試験を行い、「IP65」に準拠しています。
IP65の「IP」は、電気機械器具の保護等級のIPコードを表し、続く2桁の数字はJISで定められた防塵と耐水の性能を表しています。IP65の場合、「6」は粉塵に対する密閉性があることを表し、「5」は防水面で噴流に耐性があることを表しています。これにより、ZEROSHOCKタブレットの防塵・防滴性能は、かなり高いことがわかります。 -
耐環境性能
金属製造・加工の現場は高温の場合が多いです。このような環境では、ハードが熱暴走をしたり、起動しなかったりといったトラブルが起きないとも限りません。
そのため、業務用タブレットPCには、耐環境性能も求められます。そこで、ZEROSHOCKタブレットは、-10~50℃の耐熱・耐寒性能を実現し、作業者が求めるニーズに対応できるよう設計されています。
また、明るい照明の下でも作業ができるよう、視認性の高い高輝度液晶パネルを搭載している機種もございます。 -
手袋着用時の操作性能
作業現場でも、手袋を外すことなく、また濡れた手でもタッチ操作が可能※です。通常モード/グローブ・スタイラスモードを切り替えて使用します。
通常モード:素手で操作する場合や、水滴がかかる環境では通常モードで使用することをおすすめします。(出荷時設定)
グローブ・スタイラスモード:タッチペン操作時や、手袋装着時に使用する場合はグローブ・スタイラスモードで使用することをおすすめします。
硬質スタイラスモード:ペン先2mmなどの細い硬質スタイラスペンで操作する場合は硬質スタイラスモードで使用することをおすすめします。 (※硬質スタイラスモードは 点検モデル:LZ-WD10のみ)※すべての手袋操作、水滴がついた状態での操作を保証するものではありません。お客様にて事前に動作確認をお願いします。
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作業継続性能
どれほどハードのスペックを強化しても、電子機器である以上、バッテリーが切れてしまったら動きません。
ZEROSHOCKタブレットのPROシリーズは、最長約12時間の連続稼働が可能。バッテリー残量LED付きのダブルバッテリー搭載機種や、ホットスワップでバッテリー交換可能機種など、長時間持ち運びに最適な機種がございます。作業の中断で悩むことはありません。
業務用に便利なZEROSHOCKタブレットのオプション品
ZEROSHOCKタブレットは、ハード本体の性能以外にも、業務用に便利なオプション品をご用意しています。
続いては、業務現場での作業にぜひつけておきたい、ZEROSHOCKタブレットのオプション品をご紹介します。
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ショルダーストラップ
ショルダーストラップは、ZEROSHOCKタブレットの中で一番売れているオプションです。業務現場では長時間立ったままタブレット操作を行うこともありますが、ショルダーストラップを使ってタブレットを首から掛けることで、手の疲れを軽減できます。また、万が一タブレットを落下させてしまった場合、どれほど衝撃耐性が強くても、絶対に壊れないという保証はありません。
その点、首掛けや肩掛けができるショルダーストラップをオプションとしてZEROSHOCKタブレットにつけておけば、落下の可能性を最小限に抑えられます。
※ハンドストラップが必要です
ZEROSHOCKタブレット用ショルダーベルト -
ハンドストラップ
入力や閲覧時にも、ちょっとしたミスからタブレットPCを落下させてしまう可能性はあるでしょう。
ハンドストラップをつけることで、作業中に手で持つよりもZEROSHOCKタブレットを安全に使うことができます。また、ハンドストラップとショルダーストラップを併用すると、さらに便利です。
LZ-WB10用ハンドストラップ
業務用に特化したZEROSHOCKタブレットの運用体制
ZEROSHOCKタブレットは業務用である以上、機材を増やしたり修理・交換したりなど、安心できる運用体制が必要です。
ここでは、ZEROSHOCKタブレットが、どのような運用体制を敷いているのかをご紹介します。
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Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC搭載
タブレットに限らず、運用で一番困るのはOSのアップデートです。OSがアップデートされることにより、接続している機器や使用しているソフトとの互換性が損なわれたり、アップデート作業で業務が中断させられたりしてしまうからです。
ZEROSHOCKタブレットのWindows搭載モデルは、セキュリティ対策以外のアップデートが行われない「Windows 10 IoT Enterprise LTSB/LTSC」を採用することで、安定した運用体制を実現しています。なお、OSはリリースから最長で10年間、Microsoftよりサポートが受けられます。 -
長期安定供給
業務用の機材で困るのがモデルチェンジです。モデルチェンジが行われれば、作業に使われているソフトやハードなどが正しく動くか、再検証しなければいけません。
ZEROSHOCKタブレットは最長2029年6月30日(※)までの長期安定供給期限を設けておりますので、安心して導入いただけます。納期も、国内在庫からの輸送ですので、短期間での納品が可能です。万が一在庫がなくなっても、セル生産で1台から受注できる体制がございますので、期限まで廃番などの心配はありません。
※LZ-WD10/W2(点検モデル ZEROSHOCKタブレットBIZ)の場合です。LZ-WA10L/W2、LZ-WA10M/W2は2027年7月31日、LZ-WC08/W2は2026年12月31日までとなっています。最新の生産状況はロジテックホームページをご覧ください。
ロジテックホームページはこちら -
保守・サポート体制
業務用である以上、長期にわたる保守が望ましいところです。
ZEROSHOCKタブレットは最長5年間、国内の修理センターで保守サポートを行っております。保守サービスに必要なパーツは国内自社工場に確保済みですので、迅速な対応が可能です。
保守サービスはこちら
金属製造業界に最適なタブレットPCを選ぼう

金属製造業は、高温での作業や危険物の取り扱いもあるため、機械にトラブルがあったり、作業指示を厳格に守らなかったりした場合に、爆発事故などが起こる可能性もあります。そこで、機械の管理のシステム化や、作業手順のPDF化を行い、タブレットPCでいつでも確認できるようにしておきたいところです。
ZEROSHOCKタブレットは、ハード面や運用面など、業務用に特化した設計をしていますので、安心してご使用いただけます。
なお、ZEROSHOCKタブレットには、ハイスペックなタイプや軽量なタイプなど、用途に合わせて複数のモデルをご用意しておりますので、利用するシーンに応じて最適な機種をお選びください。
また、エレコムでは、ZEROSHOCKタブレットや専用オプションといっしょに、ネットワーク機器からケーブル、アクセサリまでをご用意できますので、ワンストップでご提案や営業対応が可能です。
動作検証済のソフトウェアも豊富にございます。
詳しくは、以下のページでご確認ください。
https://pc.logitec.co.jp/operationcheck/
ZEROSHOCKタブレット 製品ラインナップ
タブレットの選び方のWebご相談も承ります。エレコムまでお気軽にお問い合わせください。
(タブレットのご利用用途、ご使用予定のアプリ名やアプリ動作環境、課題等教えていただけましたらスムーズにご案内が可能です)