
スマホやパソコンとWi-Fiが繋がらない!調子が悪いというときに確認したい原因&対処法

スマートフォンやパソコンなどの端末がWi-Fiにつながらない!急にインターネットに接続できない!
そんなときに確認したいチェックポイントを解説します。
インターネットにつながらない理由は大きく4つのあります。
・端末(スマートフォン・タブレット・パソコンなど)の設定間違いや故障
・Wi-Fiルーターの設定間違いや故障
・プロバイダー起因による、インターネット回線のメンテナンスや故障
・ケーブルの劣化や初期不良
このいずれか、もしくは複数が原因となって、結果、インターネットに接続できいという現象になります。
インターネットに接続できない場合や、「インターネット未接続」や「インターネット接続なし」と表示が出ているときなどに、以下の内容を確認してみてください。
では、まずは「5つのポイント」をチェックしてみましょう!
まず確認したい5つのポイント!
● ポイント1:原因がどこにあるのか探ってみる
たとえば、複数端末をWi-Fiルーターに繋いでいる場合であれば、どの端末が繋がらないのかを確認してみましょう。
・特定端末だけがインターネットに繋がらない場合:その端末が原因か、有線接続している端末であれば接続しているLANケーブルが原因である可能性があります。
・すべての端末がインターネットに繋がらない場合:Wi-Fiルーターから先の、Wi-Fiルーターとインターネット回線をつないでいるLANケーブルやインターネット回線自体が原因である可能性があります。
● ポイント2:Wi-Fiルーターや端末の電源を入れ直す
原因が特定端末やWi-Fiルーターに絞ることができる場合は、その機器の電源を一度落として、再度電源を入れ直してみるのも手です。電源ボタンがないタイプのWi-Fiルーターは、本体から電源ケーブルを抜くか、コンセントから電源ケーブルを抜きます。
電源を入れ直す際は、30秒から1分程度時間を置いて、電子機器内の電気を放電するのがポイントです。
※ 端末を再起動する場合は、再起動時に作業途中のデータが消えることがあります。再起動を行う前に、必ず作業途中のデータは保存しておきましょう。
● ポイント3:LANケーブルを確認する
見落としがちなのは、LANケーブルです。たとえば、有線接続をしている端末ごとに繋がる・繋がらないという症状があればケーブルも疑ってみましょう。
どの端末でも繋がらない場合には、Wi-Fi側の入力ポートとインターネット回線がつながっているかを確認しましょう。LANケーブルが奥まで刺さっていない可能性もあります。
● ポイント4:Wi-Fiルーターの置き場所を変える
端末とWi-Fiルーターを、Wi-Fi接続のみで繋いでいる場合、Wi-Fiルーターとの間隔が電波の有効範囲外になっている可能性があります。端末を持って、Wi-Fiルーターの近くに移動してみましょう。
特に、Wi-Fiルーターを新調して最初に接続するときや、引越し先の家で接続不良が起きた場合には、電波が遮断されている可能性があります。
● ポイント5:Wi-Fiルーターと問題のある端末ごとに設定を見直す
ポイント1~4を確認しても原因が不明な場合は、端末ごとに設定の確認をしてみましょう。インターネットに繋がらない端末ごとにWi-Fi設定を見直すことで、繋がるケースがあります。
上記のポイント以外にも、Wi-Fiが繋がらなくなる原因はあります。ここでは、シチュエーション別にご紹介します。是非ご活用ください。
シチュエーション別の困りごとの対処法は、ページ内のココをチェック!
スマートフォンやパソコンなどの端末がWi-Fiにが繋がらない!
新しくWi-Fiルーターを買った、初期設定トラブル対処法
新しく機器を繋げた、追加接続トラブル対処法
新しく回線業者・プロバイダISPを変えた、回線トラブル対処法
「インターネット接続なし」の表示が出た場合の対処法
スマートフォン・タブレット・パソコンなどの端末に原因がありそうなときの対処法

● スマートフォン・タブレット・パソコンなどの端末の「Wi-Fi接続」が有効になっているかをチェックする
Wi-Fiがつながらないときは、端末のWi-Fiスイッチがオンになっているか確認するようにしましょう。 スマートフォンの場合、飛行機に乗った際やバッテリーの節約のために、「機内モード」に設定したままのケースもありえます。パソコンにも、Wi-Fiのオンオフスイッチがついているものがあります。Windowsなら「ネットワークとインターネット」の設定を開き、Wi-Fi接続が有効な状態か確認してみてください。
● スマートフォン・タブレット・パソコンなどの端末を再起動してみる
端末を再起動することでインターネット回線に再接続できるケースもあります。
ただし、再起動時に作業途中のデータが消えることがあります。再起動を行う前に、必ず作業途中のデータは保存してから再起動を行って下さい。
Wi-Fiルーターに原因がありそうなときの対処法

● Wi-Fiルーターの設定やLANケーブルの接続を見直す
Wi-Fiルーターの設定や認証ミスによって、Wi-Fiにつながらない可能性もあります。Wi-Fiルーターに対しては接続パスワードの設定を再確認するほか、Wi-Fiルーターのモードが中継器モードなどになっていないかも確認しましょう。
新しく購入したWi-Fiルーターを使っている場合は、ONUやモデムからWANポートやLANポートへのケーブル接続が失敗していないか、ケーブルがきちんと挿し込まれているかを確かめましょう。また、ケーブル自体が断線している可能性も決して捨てきれません。ケーブルの表面に何かで踏みつけた跡や不自然な歪みがないかもチェックしましょう。
● Wi-Fiルーターの最大接続台数を確認する
Wi-Fiに接続や不接続を繰り返しているようであれば、一度、Wi-Fiルーターの最大接続台数を確認しましょう。元々、自宅でWi-Fiにつなぐ人が少なかった家庭でも、コロナ禍以降は、テレワークやオンライン授業などの関係で端末数が増えていることや、ゲーム機などWi-Fi対応機器が増えているケースもあります。
もし、家族で所有している端末数が最大接続台数を超えているのであれば、接続数を減らすか、接続可能台数の多いWi-Fiルーターに買い替えましょう。
● Wi-Fiルーターの周波数帯を変更する
複数の周波数帯を持つWi-Fiルーターの場合、接続先の周波数帯を変更することでWi-Fiにつながることがあります。周波数帯には2.4GHzと5GHzがあり、それぞれ特性が異なります。
2.4GHzは、5GHzに比べて、障害物の影響を比較的受けにくく、電波が届く距離も遠いので、5GHzで接続できなかった場合は、2.4GHzで試してみるのもいいでしょう。一方、2.4GHzは家電の電磁波による電波干渉の影響を受けやすいので、5GHzのほうがつながりやすいケースもあります。
また、パソコンやスマートフォンであれば、どちらの周波数にも対応しますが、携帯ゲーム機などには接続できない周波数帯もあります。取扱説明書を読んで利用できる周波数帯を使いましょう。
● Wi-Fiルーターの設定や認証ミス
Wi-Fiルーターの設定や認証ミスもつながらない原因になります。不特定多数の人に自宅のインターネット接続を許してしまうと問題があるため、Wi-Fiルーターにはパスワードなどの設定があります。また、中継器モードなど、Wi-Fiルーターとは別の使い方をするモードもあります。
初回接続時などは、初期段階で設定ミスをしている、またはパスワードを間違えて認証ミスをしている可能性があります。ほかにも、Wi-Fiルーターが2.4GHzと5GHzなど、複数の周波数帯域を使用できる場合は、対応していない周波数帯域に接続を試みてしまっているのかもしれません。
● 誤ったWi-Fiの電波に接続しようとしている
たとえ自宅でも、隣近所のWi-Fiの電波が入ってくることがあります。そのような場合、端末が自宅とは別のWi-Fiルーターに接続しようとして、つながらない可能性もあります。Wi-Fiの接続先をチェックして、正しいWi-Fiルーターを選択しているかを確認しましょう。
● Wi-Fiルーターの設置場所が悪い
Wi-Fiルーターの設置場所が悪くて、Wi-Fiがつながらないこともあります。無線の電波は、壁などの障害物があると遮断されるケースがあります。Wi-Fiルーターの設置場所を変えたときや、端末を使う場所が日常的に使用するエリアと違っているときは、設置場所を疑ってみましょう。
● Wi-Fiルーターまたは接続する端末の不具合・故障
Wi-Fiルーターは精密機器のため、何らかのトラブルで不具合が起きたり、故障したりする場合があります。また、接続する端末自体にも、不具合や故障がないとは限りません。ONUやモデムも同様に、不具合や故障の可能性があります。
● ファームウエアをアップデートする
Wi-Fiルーターにはファームウェアと呼ばれる、ソフトウェアが入っています。端末であるスマートフォンやパソコンでもアップデートがあるように、Wi-Fiルーターにもアップデートが必要なケースがあります。アップデート方法はメーカ―ウェブサイトに記載されていることが多いです。
インターネット回線に原因がありそうなときの対処法

● 回線やプロバイダの障害
自宅の環境や機器に何の問題がなくても、インターネット回線やインターネットプロバイダの障害により、Wi-Fiがつながらない可能性もあります。
● プロバイダや回線業者にトラブルを問い合わせる
インターネットプロバイダから提供されているONUやモデムのトラブルが考えられるのであれば、直接問い合わせてもいいでしょう。また、インターネットプロバイダやインターネット回線のシステム自体に障害が起きている可能性もあります。
ほかにも、直接問い合わせることで、インターネット回線を自宅やマンションに引き込む装置の故障が判明した、利用料金の支払いを忘れて回線を止められていたなど、想像していなかった原因が判明する可能性があります。
また、プロバイダの公式ページにメンテナンスや障害発生情報などが掲載されていることがあります。
それでもつながらない、という場合

● セキュリティソフト・ファイアウォールがWi-Fiをブロックしていないかを確認
Wi-Fiにつなごうとしている端末にインストールされているセキュリティソフトや、ネットワーク通信をさせるかどうかを判断する仕組みのファイアウォールが、接続をブロックしている可能性もあります。
● ファイアウォールを一時的に無効化する(非推奨)
Wi-Fiに接続しようとしている端末のセキュリティソフトや、ファイアウォールが通信をブロックしている可能性があったら、一時的に無効化するのもひとつの方法です。無効化した途端に接続可能となったら原因は特定できたといえます。すぐにセキュリティソフトの設定を確認するようにしましょう。
ただし、原因の確認がとれたら、すぐにソフトを有効に戻すことを忘れないようにしてください。無効状態のままだと、ウイルスやスパイウェアに感染する可能性があります。
● 中継器を置くかメッシュWi-Fiに変える
本当にWi-Fiにつながらないのかを確認するため、Wi-Fiルーターの近くに端末を持って移動してみましょう。もし、これでつながるのであれば、電波の問題です。特に、Wi-Fiルーターを新調した際や、引越し先の家で接続不良が起きた場合は、何らかの原因で電波が遮断されている可能性があります。
接続範囲が限定されると困る場合は、Wi-Fiルーターの置き場所を変えてみるのもいいでしょう。壁や大型の家具は電波の障害になるので、できるだけ見通しのいい場所に置くのがおすすめです。設置におすすめしない場所は、家電の隣、床の直置き、水槽の隣、部屋の角、棚の中などです。電波は全方向に飛ぶ特性があり、水や金属に吸収されやすいため、できるだけ周囲に遮蔽物がない場所に置くといいでしょう。
自宅が2階建て以上の場合、Wi-Fiルーターが1つでは電波を家の隅々まで飛ばしきれない可能性があります。その場合は、中継器を置くことで、電波を複数のフロアに届かせることができます。また、メッシュWi-Fiという仕組みを利用する方法もあります。
メッシュWi-Fiについては、下記のページをご覧ください。
メッシュ(Mesh)Wi-Fiって何?メリットと活用方法を紹介
● Wi-Fiにつながらないケースが増えたらWi-Fiルーターの買い替えも検討
今回ご紹介したような、Wi-Fiがつながらないケースが多発するときや、端末の最大接続数を超えてしまった場合、もしくは引越しをして家が広くなったときなどは、Wi-Fiルーターの買い替えやメッシュWi-Fiの導入もおすすめです。
特に、親機と中継器で互いに通信し合い、網目状にネットワークを構築するメッシュWi-Fiは、既存のインターネット環境を維持したまま、安定した通信環境を構築してくれます。安くて性能のいいモデルも発売されていますので、ぜひご検討ください。