
- 概要
- 現代では、プライベート・仕事を問わず様々な場所で目にする「タブレット」。
医療業界でもタブレットを活用していることは多くなってきています。
今回は、医療業界でタブレットを活用することのメリットをご説明します。
医療業界ではどのようにしてタブレット活用をしている?

医療業界でのタブレット活用方法は、活用している医療機関によって様々です。
たとえば、医師やスタッフが患者さんの情報をメモするために使用したり、患者さんに問診票を記入してもらうために活用したりといった具合です。
他にも、患者さん一人に一つのタブレットを貸し出し、食事の状況やバイタル情報の管理に使っている医療機関もあります。
会計の際に、タブレットを活用しているという医療機関もあるでしょう。
このように、医療現場では様々な方法で業務用タブレットが活用されているのです。
これだけ様々な目的で活用されるのは、医療現場において、業務用タブレットが多くのメリットを持っているからです。
具体的にどのようなメリットがあるのか。
以下で、見ていきましょう。
医療現場で業務用タブレットを活用するメリット

医療現場で業務用タブレットを活用することには様々なメリットがあります。
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メリット1 患者さんのストレス軽減
まずは、患者さんのストレス軽減効果があげられます。
患者さんにとって大きなストレスとなる待ち時間。
この待ち時間の軽減をできることも、医療現場で業務用タブレットを活用することのメリットです。
問診票をタブレットで記入できるようにすることで、時短につながります。
医療事務の方は、紙の問診票を電子カルテに入力し直す手間がなくなりますし、患者さんは入力時に誤りがあればタブレット上で知ることができるため、医療機関にとっても患者さんにとっても時短につながるのです。 -
メリット2 患者さんに、より説明がしやすくなる
タブレットには、写真や動画を取り込むことができます。
また、前回の診療時の内容を同時に写したり、比較したりすることも容易です。
これにより、患者さんは従来よりも、より深く理解することができるようになります。
また、パソコンの画面を見てもらうよりも、近い距離で患者さんと情報共有をすることができます。
コミュニケーションがより円滑になることも、患者さんにより説明がしやすくなる理由の一つです。 -
メリット3 カルテ情報の管理
医療機関には、カルテの保管義務があります。
そのため、各患者さんのカルテを5年間保管しておかなければなりません。
患者さんが少なければ、探すのも簡単ですが、患者さんが多くなると膨大な数のカルテから患者さんの情報を探さなければなりません。
業務用タブレットを活用していれば、こういった場合でも紙のカルテと比べてかなり容易に必要なカルテ情報を探し出すことができます。
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おわりに
医療業界で業務用タブレットを活用することのメリットについてご説明しました。
業務用タブレットには多数の使い道があります。
そのため、患者さんとのコミュニケーションをよりスムーズにしたり、患者さんの待ち時間を短くしたり、病院内の業務効率化に役立てたりと、使い方や得られるメリットは医療機関によって様々です。医療機関が業務用タブレットを活用するにあたっては、どのような目的で使用するのか、どのようなメリットが得たいかを事前に考えるようにしましょう。
多くのメリットがあるだけに、利用目的を事前に明確にしておくことでより効果的な活用をすることができます。
活用方法をはっきりと決めておくことで、それ以外の活用メリットも副次的に得られるようになることも少なくありません。