
- 概要
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近年では流行病や働き方改革の影響により、インターネット上でWeb会議を行うことが多くなりました。
Web会議ではメールや画像以上に、通信環境がやり取りの質を大きく左右します。 快適にWeb会議を行うためには、どの程度の通信速度やデータ容量が必要になるのでしょうか。 本記事では、Web会議の際に必要なWi-Fiの通信速度やデータ容量をご紹介します。
Web会議システムの市場規模と推移
調査結果によると、Web会議システムの市場規模は500億円近いといわれています。
市場規模は毎年増加傾向にあり、多くの企業や個人事業主が採用を始めていることがお分かりいただけることでしょう。
先述の通り、近年では流行病の影響や働き方改革、オリンピック・パラリンピックなどがありました。 打ち合わせや会議を対面せずにいつでも、どこでも実施できるようにインターネット環境の整備が必要です。 特に、テレワークを円滑に進めようと整備している企業の導入率は8割近くがWeb会議システムを利用しています。
そのため、将来的な展望は明るく、インターネット技術の進化によりWeb会議の技術も進歩することが考えられます。 お取引先様や個人のお客様もリモートを導入していることから、他社よりも早い段階で導入することによって、差別化を図ることができるでしょう。
Web会議に必要な通信速度やデータ容量

インターネットの通信速度は、情報を送信するアップロード(上がり)速度と、取り込むダウンロード(下り)速度に分けられます。
Web会議は映像や音声を常にアップロード・ダウンロードしている状態です。
そのため、どちらか一方が遅かった場合、相手のいっていることが遅れたり、聞き取れなかったりします。
下記、Web会議の際に必要なWi-Fiの通信速度や、データ容量です。
- アップロード(上がり)速度:2.5~3.0Mbps
- ダウンロード(下り)速度:2.5~3.0Mbps
- 1時間の通信目安:300.0~500.0MB
こちらのデータより、Web会議では1時間で300~500MBの通信量を消費します。
データ容量に上限があるWi-Fiの契約の場合、すぐにデータが上限に達するため、通信速度が遅くなります。
そのため、Wi-Fiを導入する際は、使い放題プランでプロバイダーと契約することをおすすめします。
快適なWeb会議の条件
下記にて、快適なWeb会議を行うための条件をご紹介します。
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通信速度とデータ容量が確保されている
先述の通り、通信速度とデータ容量が十分ではないWi-Fiを契約した場合、データの速度が下がるタイミングがあります。 通信速度が遅いと相手の音声だけ聞こえて画面がフリーズしたり、自分からデータを送信したりすることができません。
安定感でいうとポケットWi-Fiよりも、コンセントに指すタイプや工事が必要な据え置き型が高い傾向にあります。
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Wi-Fiに接続している機器を調整する
Wi-Fiルーターは、1台で複数のインターネットを利用する機器と接続します。 ルーターによっては、複数台が接続されることによりそれぞれの通信速度が遅くなってしまうことがあります。
パソコンやスマートフォンだけではなく、近年ではIoTの一環としてスマート架電家電がWi-Fiを利用しています。 そのため、Wi-Fiの通信速度が遅いと感じたときは、接続している機器を減らすか、大量の機器を接続できるルーターに変更しましょう。
おわりに
本記事では、Web会議の際に必要なWi-Fiの通信速度やデータ容量をご紹介しました。 Web会議の市場規模は年を追うごとに増加の推移をたどっており、今後も右肩上がりの推移をたどる可能性が高いです。
一般的なWeb会議では、下記のような通信速度と通信料が必要です。
- アップロード(上がり)速度:2.5~3.0Mbps
- ダウンロード(下り)速度:2.5~3.0Mbps
- 1時間の通信目安:300.0~500.0MB
快適なWeb会議を行うために、Wi-Fiは使い放題かつ高速な通信が可能なものを選びましょう。