
- 概要
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デジタルサイネージを導入する際に覚えておきたいのが、「デジタルサイネージの耐用年数」です。
本記事ではデジタルサイネージの耐用年数と、長く使うためのポイントについてご紹介していきます。
デジタルサイネージの法定耐用年数は?

耐用年数は、資産が使用に耐えられる年数を意味しています。
しかし耐用年数には基本的に2つの種類があり、考え方・捉えられ方が少し異なります。
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法定耐用年数
法定耐用年数とは、資産価値の寿命を意味しています。
財務省により定められている資産ごとの耐用年数を指しており、劣化・故障により使用不可となる期間のことではありません。 デジタルサイネージの一般的な法定耐用年数は3年ほどと言われています。
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物理的耐用年数
物理的耐用年数は法定耐用年数とは異なり、劣化・故障により使用不可となってしまうまでの期間を意味しています。
実際の使用可能な年数は製品によって異なりますが、デジタルサイネージの一般的な物理的耐用年数は5年ほどと言われています。 ただし、この5年という期間は「24時間稼働し続けた場合」であるため、稼働時間・使用方法によっては5年以上使用し続けられることもあります。注意点としてデジタルサイネージは精密機器であるため、電気に関連した故障が発生すると修理・復旧させることが難しく、「交換」という形で対処しなければならない場合も多いです。 なるべくこまめに点検を行うことで、大きな故障につなげないことが大切です。
デジタルサイネージを長く使うためのポイント

業務用タブレットの正しいお手入れ方法をいくつかご紹介します。
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設置場所・環境に合った機種を選ぶ
デジタルサイネージを長期で使用するには、設置場所・設置環境に合った機種を選ぶことが大切です。
機種が場所・環境に適したものであれば劣化・故障といったトラブルが発生しにくく、デジタルサイネージを長期的に使用し続けることができます。
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耐衝撃性の高い機種を選ぶ
衝撃に強く、耐久性の高いデジタルサイネージを選ぶことで少しでも長く使い続けることができます。
長期的に使用するとなると、デジタルサイネージが思いがけない衝撃を受けてしまう可能性もゼロではありません。 耐衝撃性の高い機種を選ぶことで、突然の衝撃にも耐えることができるでしょう。
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メンテナンスはこまめに行う
デジタルサイネージを長期的に使用し続けるためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスの内容としては、ホコリや画面の汚れ除去、ケーブル・ファンチェックなどが挙げられます。 これらをこまめに行い、劣化・故障のリスクを防止しましょう。
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電源の切り替えを最低限に抑えておく
電源の切り替え回数を最低限に抑えておくということも、デジタルサイネージを長期的に使用し続けるポイントだと言えます。
電源を頻繁に切り替える・電源をONの状態のまま放置しておくことは電子パーツに負担がかかってしまいます。使用後は電源OFFを徹底し、必要な場面のみ電源の操作を行うといったように電力消耗を回避することでデジタルサイネージの寿命を延ばすことができます。
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温度にも注意!
デジタルサイネージの極度な高低温はディスプレイやそのほかのパーツにも悪影響を及ぼしかねないため、温度はなるべく一定に保てるように管理することも大切です。
設置する場所の気温変化に合わせて、必要な冷暖房機器をそろえておきましょう。
おわりに
本記事ではデジタルサイネージの耐用年数と、長く使うためのポイントについてご紹介しました。
デジタルサイネージにも耐用年数という使用期限や寿命があるということが分かりました。
記事内でご紹介した適切な対策を行って、少しでも長く安全に使用できるよう適切な対策を行ってみてください。