
- 概要
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図書館にデジタルサイネージを設置し、写真や動画を用いた情報発信をおこなっているところもあります。
本記事では、図書館でデジタルサイネージを活用するメリットと活用法についてご紹介していきます。
図書館でデジタルサイネージを活用するメリット

最初に、図書館でデジタルサイネージを活用するメリットをご紹介します。
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情報を即時に更新できる
デジタルサイネージを活用することで、新刊の紹介・図書館のイベント情報や告知などをリアルタイムで更新することができます。 それによって、図書館利用者はいつでも最新情報を入手できるのです。
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視覚的に訴求できる
デジタルサイネージは伝えたい情報やコンテンツを視覚的に訴求することができるため、図書館利用者の注意を引きやすいです。
画像やイラスト、動画を使うことで、文字だけの掲示板よりも効果的に情報発信ができます。
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利便性の向上
図書館内の地図・案内・利用方法に関するリアルタイムな情報を表示させておくことで、図書館利用者の利便性も向上します。
特定エリアが一時的に利用できない場合や、イベントの開催に伴って館内の利用方法やレイアウトが一部変更された場合などに、最新の状況を即座に表示させることができるため、図書館利用者は常に正確な情報を知ることができます。
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環境にも優しい
紙を使用していないため、環境にも優しいです。 掲示物の印刷・交換といった手間を省くことができ、運用コスト削減にもつながると言えます。
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利用者自身で情報を探し出せる
タッチスクリーンの機能を持つデジタルサイネージを設置することで、図書館利用者は自分自身で必要な情報を検索したり、サービスにアクセスしたりすることができます。
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多言語に対応できる
デジタルサイネージは多言語に対応できます。 昨今では外国人利用者が増加していますが、複数の言語で情報発信することで、利用者全体の利便性向上にもつながります。
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プロモーションに活用できる
デジタルサイネージは図書館のプロモーションにも活用できます。
たとえば館内でのワークショップやイベントの告知のほか、新刊の書籍紹介が挙げられます。 また著者のサイン会や講演会などの特別企画の宣伝として活用することもできます。さらに図書館利用者によるおすすめ本のレビューを表示させることで、ほかの利用者の興味を引くことができ、図書館利用を促す効果も得られます。 図書館でデジタルサイネージを活用することで、多くのメリットが得られます。それぞれのメリットを活用することで、図書館は利用者にとってより便利で魅力的な場所となるでしょう。
図書館におけるデジタルサイネージの活用法

図書館におけるデジタルサイネージの具体的な活用法についてご紹介します。
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施設案内
デジタルサイネージで図書館の館内地図・施設案内・各スペースの利用方法・本の貸し出し方法を発信することで、図書館を利用する際に必要な情報を伝えることができます。
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図書館からのお知らせ情報発信
おすすめの本や図書館イベント情報など、図書館からお知らせ情報を発信することができます。
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学校からのお知らせ情報発信
学校の図書館の場合、学校からのお知らせ情報を発信することもできます。 本に関する情報以外にも、文化祭や体育祭など学校イベントのお知らせも発信できます。
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地域の情報発信
地域の民間図書館の場合、地域のイベント情報や観光スポットの案内など地域の情報を発信することができます。
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天気予報やニュースの発信
図書館の休憩所にデジタルサイネージを設置する場合、毎日の天気予報やニュースなどのコンテンツを発信するのもおすすめです。
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緊急時の情報発信
火災や地震などの緊急時に災害情報を発信するのにも役立ちます。 必要な情報を発信することで、図書館スタッフや利用者に向けて適切な行動を促すこともできます。
おわりに
本記事では、図書館でデジタルサイネージを活用するメリットと活用法についてご紹介しました。
図書館では、主に紙媒体を用いてさまざまな情報発信がおこなわれていますが、デジタルサイネージを設置すると、写真・動画・音声といったものを駆使して、より訴求力の高い発信をおこなうことができます。
図書館が「伝えたい内容」を多くの図書館利用者に向けて、効果的に発信していきましょう。