導入レポート(ZEROSHOCKタブレット) - ダイハツ工業 滋賀(竜王)工場 様

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紙に頼る記録業務を、
現場起点で見直し!
自動車製造現場でのXC-Gate活用を支える
ZEROSHOCKタブレット

導入レポート
ダイハツ工業 滋賀(竜王)工場 様
自動車製造の現場では、始業前点検・刃具交換の履歴・生産日報・異常発生時の記録など、多くの帳票が日々運用されている。これらは品質と安定稼働を支える重要な情報だが、紙での運用は回収・転記・回覧・承認・保管といった手間を伴う。ダイハツ工業滋賀(竜王)工場様では、こうした課題に対し、帳票電子化システム「XC-Gate(エクシーゲート)」と、その運用端末としてエレコムの「ZEROSHOCKタブレット」を導入された。その背景や運用方法などについてうかがった。

内部ユニットから完成車までを担う、
滋賀(竜王)工場のものづくり

「お客様に寄り添ったクルマづくり」を基本に掲げ、「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」を理念とした、良品廉価なものづくりを使命とするダイハツ工業様。琵琶湖の東岸、滋賀県蒲生郡竜王町に広大な敷地を構える滋賀(竜王)工場様は、第1地区と第2地区で構成され、第1地区ではエンジンやトランスミッションなどの内部ユニットを製造し、第2地区ではタントやロッキーなどの完成車の組み立てを担っている。

自然豊かな琵琶湖東部に位置する滋賀(竜王)工場。

ペーパーレス推進の出発点は
「現場の困り事」だった

現場ではこれまで、刃具のメンテナンス記録やTPM(全員参加の生産保全)の日常点検、生産日報などさまざまな帳票を紙で管理していた。そのため、毎月の帳票差し替えや承認回覧、ファイリング、月次シートへの転記などに時間がかかり、過去履歴を調べるにも手間を要していた。現場をサポートする技術室の井上氏は、「会社全体としてのDXの取り組みはありますが、それよりも『現場の困り事解決』が最優先でした」と振り返る。紙が多く管理が大変、その場に行かなければ情報が分からない、傾向管理をしたくてもデータ蓄積が難しい。そうした課題を総合的に見つめた結果、「自分たちの手で紙情報をデータ化したい」という方向に進んだのだという。

XC-Gate活用の鍵を握った、
端末選びの条件

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第2機械課DX推進チームが、課内の帳票の電子化を進めている。

帳票の電子化にあたり、他社製品も検討されたそうだが、XC-Gateが選ばれた最大の理由は、現場で使い慣れたExcel帳票をベースに、そのまま電子化を進めやすかったことにある。現場にとって導入のハードルが低いうえ、紙で行っていた記録・集計・グラフ化・見える化までを一連の流れでつなげられることも大きな評価ポイントとなった。お話をうかがった第2機械課では、すでに20種類の帳票の電子化が進み、ペーパーレス化と業務効率化に大いに貢献している。

「小さく、丈夫で、速い」
ZEROSHOCKタブレットを選択

ZEROSHOCKタブレットの選定理由として挙がったのは、耐衝撃性・サイズ感・操作性だ。井上氏は「実際に触ってみたら、従来端末よりもサクサク動く、というのが現場の声でした」と振り返る。毎日何度も行う点検作業の相棒として評価を高め、導入台数も増えつつある。

高温、ミスト、接触リスク...
製造現場が求めた堅牢性

当然、ものづくりの現場で使う端末には、一般的なオフィス用途とは異なる堅牢性が求められる。作業エリアが狭く、設備や周辺機器にぶつかる恐れがあるほか、クーラント(切削油剤)を使用する工程ではミストが舞い、電子機器には厳しい環境となる。また、夏場には気温もさらに上昇する。第2機械課のリーダーである假屋氏は、「近年の暑さに加えて設備からの熱もあり、ミストもあるので、体感はもっと高い」と語る。こうした環境下では、単に使えるだけでなく、壊れにくいという安心感が欠かせない。

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現場の厳しい環境下で、ZEROSHOCKタブレットが活躍。

QRコードを素早く読み取り、
記録作業をスムーズに

実際の業務では、その操作性やカメラ性能も大きな効果を発揮している。たとえば刃具交換では、刃具ごとに番号を割り振り、工程や情報などをQRコード化。作業者は刃具の交換後、チェックステーション付近に掲示されたQRコードをZEROSHOCKタブレットで読み取ることで、対象設備や交換対象の情報を呼び出し、そのまま記録できる。豊坂氏は、「どこの工程でどの刃具を替えたかという情報が一気に出る。交換してOKなら登録するだけなので、作業性が上がった」と語る。

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刃具ごとに割り振られたQRコードを読み取ることで、交換履歴などの情報が表示できる。

写真記録までその場で完結、
証跡管理も効率化

さらに、不具合発生時の写真記録でもZEROSHOCKタブレットは力を発揮している。井上氏は、「日報の方にもカメラ機能を追加して、不具合の写真が残せるフォーマットにしている」と説明する。従来は別で撮影した写真をPCに取り込み、Excelに貼り付けて報告する手間があったが、今は日報と写真記録を一緒に管理できるようになった。假屋氏も、「タブレットがあることで、記録がすぐできるようになり、手間が省けている」と効果を語る。

現場に合ったデバイスが、
ものづくりDXを前へ進める

現在、ZEROSHOCKタブレットは第2機械課、第4機械課、第5機械課で計31台を運用。井上氏は今後について、「まずは作業者が使いやすく、管理しやすい帳票作りを心がけて進めている」と語る。現場の声を聞きながら仕組みを改善し、それを支える端末も現場に合うものを選ぶ。その積み重ねが、製造現場のDXを着実に前に進めている。ZEROSHOCKタブレットは、まさにその現場改革を足元から支える存在となっている。

取材にご対応いただいた方

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ダイハツ工業
滋賀(竜王)工場
第1製造部 技術室
副主任 井上 才蔵 氏
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滋賀(竜王)工場
第1製造部 第2機械課
LE 假屋(かりや) 昇一郎 氏
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滋賀(竜王)工場
第1製造部 第2機械課
豊坂 昭宏 氏
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滋賀(竜王)工場
第1製造部 第2機械課
水俣(みずまた) 広平 氏
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滋賀(竜王)工場
第1製造部
第2機械課
DX推進チームの皆さん

滋賀(竜王)工場は、第1地区と第2地区に分かれており、第1地区ではユニット工場としてクルマの根幹を担うエンジン、CVTミッション、電子ATなどを製造。第2地区は車両生産工場として完成車の生産をしており、ダイハツの主力車種を生み出しています。
ホームページ https://www.daihatsu.co.jp

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掲載内容は2026年3月現在のものです。

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2026.04.27