導入レポート(Wi-Fiソリューション) - ワボウ電子株式会社 様

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湖北・長浜の地に根差した
モノづくり企業で、エレコムの
Wi-Fiソリューションが通信環境を一新

導入レポート
ワボウ電子株式会社 様
滋賀県北部に位置する長浜市は、かつて羽柴秀吉が町づくりを行った地であり、秀吉の最初の城である長浜城に象徴されるように、
歴史の香りが色濃く残っている町である。この地で1941年(昭和16年)に創業したワボウ電子様(当時は日本和紡絹糸製品株式会社)は、
現在では大手ITメーカー製品の基板設計や製造を担当するなど、高い技術力で知られる企業だ。
このたび同社では、本社工場のWi-Fi環境を一新、エレコムが現地調査から施工までを担当した。
その経緯や導入後の変化などについてお話をうかがった。

長浜の地に根差したモノづくり企業

目の前に琵琶湖が広がり、背後には堂々たる山容の伊吹山が望める、湖北・長浜市。ワボウ電子様の前身である日本和紡絹糸製品株式会社は、太平洋戦争開戦の年である1941(昭和16)年に創業した。終戦後、高度経済成長期の1966年(昭和41年)に、電子部品組立・半導体製造へと業態を変え現在に至る。その技術力への評価は高く、世界的な外資系コンピューターメーカーなどからプリント基板設計や製造を依頼されているという。現在では、本社工場のほか長浜市内に3か所、中国・蘇州に1か所の製造拠点を持ち、約500名(中国を除く)の社員を抱える企業だ。ちなみに社員のほとんどは、長浜市の出身者である。

新旧のネットワークが混在していた無線LAN環境

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今回のWi-Fiソリューション導入を担当した木下課長。

ワボウ電子様では、長年使用してきた社内の通信環境に不具合が生じてきていたという。

「当社は、外資系コンピューターメーカーの仕事を長く担当していることもあり、比較的早期からVPNによる社内ネットワークを構築し、データ共有などに利用していました。 ただ、当時は依頼できる工事会社もなく、社内で構築していた経緯もあって、基幹部分が古いまま、新旧のネットワークが入り混じるような環境になっていました。 近年コロナ禍に入り、ウェブ会議が増えてくると、回線速度などの不具合を感じることもあり、今回のWi-Fi工事を決断しました」と語るのは、今回の導入に携わった木下氏だ。

そこで同社では、日頃からICT関連のサポートを受けている販売代理店に相談を持ち掛けられた。

エレコムは事前の現地調査無料で安心感

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※1 一部地域・離島はお受けできない場合がございます。詳しくは別途ご相談ください。

※2 当社で設置工事を実施し、工事時と構成や設定が同じである場合に限ります。有償対応になる場合もあります。お客様環境のシステムについては対象外となります。

ワボウ電子様の希望は、本社工場内の建屋ごとにバラバラであった通信環境を統一し、十分な通信速度を確保することであったという。そこで、販売代理店では、これまでも学校へのWi-Fi導入で実績のあったエレコムのソリューションを提案された。

「現在では、工場で作業者がノートPCやタブレットを使うことも多く、工場内の隅々にまで電波を行きわたらせる必要がありました。また、本社構内には事務所棟のほか、4つの工場棟があります。しっかりとした調査に基づいた工事にしたかったので、無料で現地調査をやってもらえるエレコムさんにお願いすることにしました。調査に基づいたシステムの提案をしていただいたので安心感がありましたし、コスト的にも納得できるものでした。他社も検討しましたが、現地調査に関しては回答に曖昧な部分があったり、そもそも回答がもらえなかったりしました(木下課長)」

大きく改善したWi-Fi環境

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木下課長とともにWi-Fiソリューション導入を担当した長岡氏。

設置工事完了後、当然のことながらWi-Fi環境は大きく変わったという。

「今回当社では、セキュリティの観点から各工場からは直接外部ネットワークにつながず、インターネットへは全て本社を経由してつながる体制にしました。多くの通信が本社に集中するため、回線状況にどれぐらい影響するのかを心配していたのですが、いまのところ問題なくつながっています。また、クラウドを利用して絶えずデータのやりとりをしていますが、それも快適に使えています。以前は構内に複数の回線があったので、ノートPCを持って社内を移動すると、手動でIPアドレスを切り替えたりしていたのですが、いまはその手間も不要です(長岡氏)」

事前調査に基づき、12台の無線アクセスポイントが新たに設置された。

新たな分野に事業を拡大するワボウ電子様

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こだわりの製法で育てられた独自ブランドの「おうみ海老」。

創業以来続けてきた紡績業から、1966年に電子基板の分野に舵を切ったワボウ電子様。2020年からは自社ブランド「おうみ海老」の養殖に取り組み、事業化されている。伊吹山の地下50mの地下からくみ上げた清冽な地下水とフランス産の岩塩でつくった水で育った安全・安心・新鮮なバナメイエビは、関西圏や愛知・岐阜エリアの飲食店やスーパーなどに提供されている。

長浜という地方の都市に根差しながら、新たな技術や情報を常に取り入れ続け、社会やユーザーが求めるものを提供していくという姿勢は、同社のDNAに深く刻まれているに違いない。

さらにDX化を推進していく

「他の工場ではまだネットワーク環境に問題が残っているため、今後はそちらの改善も進めていきたい」と語る木下氏。DX推進への意欲は強く、「製造業にとって工程の見える化は大きなテーマです。エレコムさんの幅広いソリューションから今後も当社のDX化推進へのアドバイスをいただきたい(木下課長)」との言葉をいただいた。

取材にご対応いただいた方

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ワボウ電子株式会社
生産事業本部 第一事業部
技術課 品質管理課
課長 木下氏
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生産事業本部 第一事業部
品質管理課 本社品質管理担当
班長 長岡氏
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滋賀県長浜市に拠点を構え、プリント基板の設計から試作実装、量販までを手掛ける。近年は、独自ブランドの「おうみ海老」「海ぶどう」の養殖・販売も事業化している。

ホームページ
http://www.wabo.co.jp/

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