設定事例集

設定事例集 | EHB-SG2C(-PL/-HPL)シリーズ ストームコントロール設定
ループの影響を抑える・過大なトラフィックを遮断する

Giga対応 Webスマートスイッチ EHB-SG2C(-PL/-HPL)シリーズの設定事例をご紹介。

構成・条件・概要

目的

データトラフィックの過負荷によるネットワークダウンを防ぐ。

設定概要

EHB-SG2Cシリーズを1台使用します。
制限するデータ通信の決定
-ブロードキャスト/マルチキャスト/宛先不明なユニキャスト 全てを対象とします。
設定対象はポート1~8とします。
対象データのしきい値設定
-しきい値設定はいずれも16Kbpsとします。

※本手順は「EHB-SG2C08」を例に記載しております。(ファームウェアバージョンは 1.0.6)

導入構成イメージ

設定の流れ

STEP1 - 「ループ防止」の有効化

  • 本製品の設定画面にログインします。
    工場出荷時は、ユーザー名、パスワード共に、admin となります。
    ※本製品への接続方法につきましては、「クイックセットアップガイド」ならびに、「ユーザーズマニュアル」を別途、参照ください。
  • 「Switch Function」設定メニューの「ループ防止」をクリックすると、「プロパティ」画面が表示されます。(1-2-1.)
    状態の右側にある「有効」にチェックを入れ、[適用]ボタンをクリックします。(1-2-2.)
    ※工場出荷時、「ループ防止」は無効になっています。

【参考】ループ防止機能 動作ポートの確認

ループが発生した場合、以下の方法で確認できます。

①前面パネルのLED による確認(1-2-3.)
ループ防止有効時にループが発生した場合は、製品正面にある「SYS」LEDと遮断されているポートのLEDが、1秒間隔で点滅します。
※ポート7でループが発生した場合

②設定画面の「ループ防止機能表示テーブル」でループ防止機能 動作ポートを確認可能です。(1-2-4.)
「ループ防止」-「ステータス」をクリックし、「ループ防止機能表示テーブル」画面を表示します。 ループ防止機能動作時、遮断されたポートのループバック状態が「ループ」と表示されます。
※ポート7でループが発生した場合

STEP2 - ストームコントロールを「有効」にする。

  • ストームコントロール対象ポートの選択
    設定画面、左の「Switch Function」設定メニューより、「セキュリティ」をクリック後、「セキュリティ」配下の「ストームコントロール」をクリックします。(2-1-1)
    「ポート設定テーブル」画面が表示されたら、ストームコントロール設定を行うため対象ポートとなるポート1~ポート8のチェックボックスにチェックを入れ、[編集]ボタンをクリックします。(2-1-2)
  • ストームコントロールの有効化
    ポート設定編集画面が表示されたら、以下のチェックボックスにチェックを付けます。

    ・状態
    ・ブロードキャスト
    ・不明なマルチキャスト
    ・不明なユニキャスト

    ブロードキャスト、不明なマルチキャスト、不明なユニキャストのしきい値として、それぞれ16(Kbps)を入力します。 アクションの右側の選択肢は、「破棄」を選択して、[適用]ボタンをクリックします。
  • 設定の反映
    [適用]ボタンをクリック後、設定が反映されていることを確認します。

以上で、ストームコントロール設定は完了です。

参考設定ファイル

設定ファイル

「EHB-SG2C08」の参考設定ファイルをこちらからダウンロード可能です。 本設定はサンプルとなりますので導入時はお客様ネットワーク環境に合わせて適宜変更下さい。

「EHB-SG2C08」設定ファイル のダウンロード >
「EHB-SG2C16-PL」設定ファイル のダウンロード >

※スイッチの設定は、ネットワーク環境により異なります。
設定例ファイル読み込むと現在の設定が変更され、通信や設定ができなくなる場合がございます。
適用前に、かならず、現在の設定を保存してください。