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2024.07.18

アウトドアシーンで大活躍! アウトドア好きの心をつかむNESTOUTモバイルバッテリーの開発秘話

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お気に入りのキャンプギアやアウトドアアイテムはありますか?
今回はスマートフォンなどのモバイル端末の充電やランタンとしても使うことが可能な、アウトドアシーンで大活躍する「NESTOUT(ネストアウト)」シリーズのモバイルバッテリーの開発秘話について、開発担当者にインタビューしましたのでご紹介します。

―NESTOUTシリーズ モバイルバッテリーの特長を教えてください。

  • 1. ハードな環境でもバッテリーの内部を守り抜くアウトドア特化型設計

    すき間を極力なくすことを重視したパーツ構成や成形方法を採用し、JIS保護等級IP67相当の防水・防塵性能を実現しました。万が一の水没や砂、ホコリにも耐えることができます。また、内部の電池部分を徹底的に守る構造と形状を採用しています。

  • 2. 専用ギアを取り付けるとLEDランタンとして使用でき、キャンプをもっと快適に

    様々なモバイル端末の充電はもちろん、別売りの専用ギアをモバイルバッテリー本体に取り付けることで、宿泊を伴うキャンプでは必須のLEDランタンとしても活躍します。

※画像(右)はLAMP-1使用イメージ

―エレコムで初となるアウトドアカテゴリーに
 挑戦するきっかけはなんだったんでしょう?

アウトドアアイテムへのこだわりは、学生時代にホームセンターで購入した簡易的なキャンプアイテム(カーペットや寝袋、フタのないポップアップテントなど)を使い、野宿をしたという経験から始まりました。アウトドアギア好きが高じて、エレコムで初のアウトドアカテゴリーの開発をスタートしました。

―「NESTOUT」の名前の由来を教えてください。

NESTOUT(ネストアウト)は、「巣の中に閉じこもっていないで、外に出て自然の中に飛びこもう!」というコンセプトのもと、NEST(巣)とOUT(出よう!)を掛け合わせた名前です。ロゴマークは山や湖、木の葉や鳥をモチーフに、コンセプトの「外に出て出会う美しい自然」を表現しました。

―アウトドア好きの心をつかもうと、デザインにこだわったそうですね?

アウトドアカテゴリーの参入にあたって、エレコムの今までのノウハウを活かしつつ、機能面やデザインはアウトドアに振り切った製品の開発を目指しました。
雨や水辺といったハードな環境下でも使用できるよう、高い防水性と防塵性を確保するため、通常のモバイルバッテリーとは異なる円筒管のリチウムイオン電池を使用し、外装の切れ込みを必要最低限に抑えて製造できるように工夫しました。これにより、製品のすき間を減らし、水や砂の内部への侵入を防ぐことができます。さらに、専用ギアとの親和性を確保しつつ、他のアウトドアギアと馴染むカラーリングやデザインを意識しました。アウトドアユースに耐えうる機能を徹底的に追及しながら、アウトドア好きとして納得のできるデザインにするために、試行錯誤を重ねました。

<内部構造:円筒管のリチウムイオン電池を使用>

※画像は5000mAhタイプ

<他のアウトドアアイテムにも馴染むカラーとデザイン>

―製品のこだわった部分を教えてください。

専用ギアのLEDランタンには三脚を付属していて、モバイルバッテリーの底についているネジ穴に取り付けることで、カラビナとつないで吊るしたり、そのまま置いたりして使うことができるようにしました。通常、多くの付属品は既存の製品や流通している製品を採用しますが、NESTOUTシリーズはオリジナルの付属品にもこだわっています。製品をただ置くだけではなく、吊るしても使用でき、なるべく小型の「アウトドアに振り切った製品」にしたいと考え、新しくデザインし金型から起こして作りました。さらに、光を調節するスイッチはボタン式ではなくガスランタンを思わせるつまみの形状で、アウトドアギミックを施しています。道具を「持つ喜び」や「使う楽しさ」を大切に、アナログの良さを残したアウトドアギアとしての完成度をとことん追求しました。

<オリジナルの三脚>

<ガスランタン風のスイッチ>

<吊るしたり、置いたり、どちらでも使える>

―デザインが評価され、デザインアワードを受賞されたそうですね?

はい。アウトドア好きの心をつかむために追求した本製品は、ドイツのiFインターナショナルフォーラムデザインが主催する「iF デザインアワード2022」のプロダクト分野で最高位の金賞を受賞しました。

当社は、今後も日本だけでなく、世界中のアウトドア好きに愛してもらえる製品をご提案します。

製品の詳細はこちらからもご覧いただけます。
https://www.elecom.co.jp/pickup/contents/00084/

エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、より良き製品・サービス・ソリューション、より良き会社、より良き社会を追求しつづけます。

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