2020年のコロナ禍以降、オンライン学習が大幅に増え、タブレットやパソコン学習に必要なキーボードやマウス、ヘッドセットなどを、お子さまのために新たに準備したご家庭も多いのではないでしょうか。
エレコムでは子どもが使いたくなるデザインや機能性を持ち、オンライン学習によるヘッドホン難聴から耳を守る、子どものためのヘッドセットを販売しています。

約半数の若者に難聴のリスク!?
2019年のWHO(世界保健機関)の発表によると、世界中の若者(12歳~35歳)の約半数にあたる11億人に難聴のリスクがあると警告しています。
日常生活でイヤホンやヘッドホンを使い、大音量で音声を再生することで、気づかないうちに難聴が進行し、気づいた時には深刻な状態になっていることがあります。このように世界でも問題となっている難聴のリスクから子どもの耳を守り、オンライン学習を楽しく快適にできるよう、当社では子どものための安心・安全なヘッドセットを発売しました。
子ども用ヘッドセット3つの特長
① 子どもの耳に配慮した低音量仕様で難聴を予防
一般的に「騒音性難聴」は、85dB以上の大きな音を長時間、長期に渡って聞き続けるために起きると言われています(※)。当製品は子どもの耳に配慮し、出力音圧レベルを一般的なヘッドホンの100dBから、85dBまでに制限しています。また、音が大きくなりすぎない安心設計で、難聴のリスクを低減します。
出典:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(2018年6月20日掲載記事)
https://www.jibika.or.jp/owned/hwel/news/004/

② 子どもの成長に合わせたサイズ感
成長に対する個人差が大きい子どもに配慮し、人間生活工学研究センターの小学生男女1,790人分の頭部サイズのデータを活用して設計とデザインを行いました。例えば、耳当ては上下左右に動く仕様にすることで、耳への負担を軽減したり、体が大きくなっても使えるよう、サイズ調整ができるアジャスター機能を搭載しています。これにより、学習に集中できる高い装着性を実現しました。
「当時、自分の子どもが小学校に入学するタイミングだったこともあり、試作品を自分の子どもや子どもの友達に試してもらい、何度も細かい調整をしました。」(開発担当者)

③ 子どもの学習が進む、使いたくなるカラーリング
従来のヘッドセットは黒色が多く展開される中、ランドセルや筆箱などの子どもの持ち物で人気のあるカラーを参考に、実際に子どもたちにアンケートを実施し、ブラック、ブルー、ライトブルー、パープル、ピンク、レッドの5色をラインアップしました。※一部のカラーは販売終了しています。
「当製品を開発する上でもっとも重視したのは『徹底した子ども目線』です。」(開発担当者)

子どものための様々な工夫が評価され、多数の賞を受賞
当製品は、子どもの耳に配慮した工夫が評価され、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」、キッズデザイン協議会が主催する「第15回キッズデザイン賞」と「経済産業大臣賞優秀賞」を受賞しました。
今後も様々な課題を解決でき、皆さまがより安心・安全に使用できる製品を提供してまいります。
エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、より良き製品・サービス・ソリューション、より良き会社、より良き社会を追求しつづけます。