製品設計や研究開発を担う
横浜技術開発センター(YIH) 前編


―横浜技術開発センター(YIH)とは
YIHは、製品設計や研究開発、品質評価のフィードバックなど、当社グループにおける研究開発機能の中核を担っています。また、技術トレンドに基づいたプロダクトアウト戦略を取り入れ、技術面でのトレンドを把握し追求することで他社と差別化を図り、独自性の高い製品開発に取り組んでいます。

検証機材の一例
検証と開発のほかに、当社グループの製品の不具合の解析や調査を行っています。例えば、これまで解決に半年を要していた不具合に関する調査は、短期間で結果を出すことができるようになりました。YIHの稼働によって、製品のさらなる品質向上やお客さまのお困りごと解決における時間短縮が可能となっています。

木と緑を基調とした暖かみのあるエントランス
―発足の経緯
YIHの前身は、ブリッジコントローラーと呼ばれる半導体を作るメーカーでした。当時はブリッジコントローラーを用いた製品の設計やソフトウェアの開発を行い、様々な要求に応えられるよう、設計から開発まですべて請け負っていました。しかし、技術革新やデフレなどの影響により、台湾や中国の企業が台頭しはじめ、年々開発費は高騰し、国内開発だけでは採算が取れなくなっていました。
そのため、培った技術力を活かせる場として他企業との協業を考えていたタイミングで、エレコムにグループ入りしました。双方のビジョンと技術推進の理念が合致し、エレコムグループの開発全般をサポートするための機関としてYIHが発足しました。


個人のデスクや執務スペースが広々としている点が特長
―製品の検証とリフレッシュもできるエリアを設置
オフィスの一角には、リフレッシュスペースがあります。検証業務や作業の合間に束の間の休憩や自社製品による、ちょっとしたエクササイズも可能です。

ダンベル、バランスボールなどがあり、気分転換が可能
YIHは、2022年に現在の場所に移転し、新たな環境でより良き製品を生み出すべく稼働しています。
次回は、YIHの「検証設備」についてご紹介します。
エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、「Better being」をパーパスとし、
より良き製品・サービス・ソリューション、より良き会社、より良き社会を追求しつづけます。