知らないと損をする便利なマウスの使い方と機能とは?

マウスは、おもにパソコンの基本操作をすることを目的に開発された入力デバイスです。マウスの発売当初は、ボタンの数も少なく、読み取り方式もボール式(機械式)のシンプルな仕様でした。しかし、時代の流れとともに、ゲームに対応した多ボタンのマウスや、静音などの特殊な機能がついた製品が発売されています。
ですから、マウスを選ぶ際には、ただパソコンの操作ができればいいのではなく、より効率的に作業できるマウスや、作業環境に最適なマウスを探すべきともいえるのです。
ここでは、Windows用マウスの標準的な機能や、特殊な機能を持ったマウスについてご紹介します。

マウスの標準的な機能

Windows用マウスの最小パーツ構成としては、マウス本体上部についた、左右にある2つのボタンと中央にあるホイール、マウス本体下部にある読み取りセンサーとなります。ホイールはボタン機能も兼ねているので、「3ボタンマウス」と呼ばれます。ボタンの数が増えれば多機能で便利になりますが、この3つのボタンを使いこなすだけでも、パソコンを快適に操作することができます。
ここでは、Windows用3ボタンマウスの、各ボタンの機能と使い方について見ていきましょう。

左ボタンの機能と使い方

左ボタンの機能と使い方

Windows用3ボタンマウスで最も多用するボタンが、おもに「選択」「実行」「移動」を担当する左ボタンです。各動作の左ボタンの使い方は以下のとおりです。
なお、Macの1ボタンマウスのボタンは、この左ボタンに相当すると考えてください。

選択
左ボタンを1回押す「クリック」という動作をすることで、パソコンの画面上にあるファイルの選択や、アプリケーション上で文字入力したい場所の選択のほか、ラジオボタンにチェックを入れることができます。
また、複数のファイルを選択したい場合や、文字列を選択したりする場合は、左ボタンを押しながらマウスを移動させる「ドラッグ」という動作が必要です。複数のファイルを選択したい場合は、ドラッグで選択したいファイルを囲み、ボタンから指を離します。ドラッグを始めるとき、マウスカーソルがファイル上にあると、対象のファイルを「移動」させてしまうのでご注意ください。
文字列を選択する場合は、選択したい文字列の先頭にマウスカーソルを置き、そのまま必要な範囲をドラッグして指を離します。
実行
左ボタンを押すことで、パソコンの画面上にあるアプリケーションを実行したり、ダイアログボックスやアプリケーション上に表示されたボタンを押して作業を実行させたりすることができます。
アプリケーションを実行する場合、通常は実行したいアプリケーションのアイコンの上で左ボタンを2回押す「ダブルクリック」という動作が必要です。起動していないアプリケーションのファイルをダブルクリックした場合、「アプリケーションの起動」と「ファイルのオープン」の、2つの動作を同時に行えます。
また、ダイアログボックスやアプリケーション上に表示されたボタンは、左ボタンで「クリック」するだけで実行できます。
移動(コピー)
左ボタンを使って、パソコン画面上にあるファイルを移動したりコピーしたりすることができます。
ファイルを移動する場合は、左ボタンを押しながらマウスを移動させる「ドラッグ」が必要です。移動させたいファイルの上にマウスカーソルを置き、ドラッグして移動させたい場所で指を離します。この指を離す行為を「ドロップ」といいます。この2つが組み合わさり「ドラッグ&ドロップ」と呼ばれています。
なお、ファイルを同じパソコン、同じハードディスクにドラッグ&ドロップすれば「移動」となりますが、ファイルをUSBメモリや外付けハードディスクなどにドラッグ&ドロップすれば「コピー」となります。
なお、同じパソコン内でファイルをコピーしたい場合は、コントロールキーを押しながらドラッグ&ドロップすればOKです。

右ボタンの機能と使い方

右ボタンの機能と使い方

Windows用3ボタンマウスで、OSやアプリケーションの機能を実行してくれるのが右ボタンです。
右ボタンでできることは、OSやアプリケーションによって異なります。右ボタンを「クリック」すればその時点で操作可能な「コンテキストメニュー」が現れますので、行いたい作業の上で「左ボタン」をクリックします。つまり、右ボタンは左ボタンの補助的な使い方をするボタンなのです。

OSやアプリケーションでできる作業例としては、デスクトップ上の何もないところで右ボタンを「クリック」して実行できる「表示」の変更や「並び替え」のほか、「ディスプレイ設定」などを変えるコンテキスメニューにアクセスできます。また、アプリケーションやファイル上で右ボタンを「クリック」すれば、ファイルを「開く」こともできますし、「削除」や「名前の変更」などもできます。
ワープロソフトなどの文字入力アプリケーションでは、文字の「コピー」や「切り取り(カット)」「貼り付け(ペースト)」などが行えます。これらの動作は、ショートカットやメニューバーから選択すればできることがほとんどですが、マウスを大きく移動させることなく、右ボタンと左ボタンのクリックだけで操作できることが、作業の効率化につながる場合もあります。
なお、右ボタンでダブルクリックした場合、「クリック」と同じに扱われます。

ホイール(ホイールボタン)

マウスの基本的な使い方

Windows用3ボタンマウスで、「スクロール」や「チルト」「拡大・縮小」を担当するのが「ホイール(ホイールボタン)」です。それぞれの使い方は以下のとおりです。

スクロール
ホイールを上下に動かすことで、アプリケーション上の画面を上下にスクロールさせることができます。ただし、アプリケーション上で「スクロールバー」が出ていなければ、何も機能しません。
ミドルクリック(ホイールクリック)
ホイールボタンをクリックすることを、「ミドルクリック(ホイールクリック)」といいます。何もないところでミドルクリックするとマウスポインターのデザインが変化し、マウスを上下左右に動かすことで、アプリケーション上の画面を上下左右にスクロールできます。アプリケーション上で「スクロールバー」が出ていなければ、全画面が表示されているので何も機能しません。解除するには、再びホイールボタンを押します。
また、Google Chromeでタブをミドルクリックすると、タブを閉じることができます。
チルト
チルトは、ホイールを左右に傾けることができる「チルトホイール」付きマウスにのみある機能です。ホイールを左右に動かすことで、アプリケーション上の画面を左右にスクロールさせることができます。チルトも、アプリケーション上で「スクロールバー」が出ていなければ、全画面が表示されているので何も機能しません。
拡大・縮小
コントロールキーを押しながら、ホイールを上下に動かすことで、アプリケーション上の画面を拡大・縮小できます。ただし、すべてのアプリケーションで、この機能が有効になっているわけではありません。

便利な機能付きマウスや特徴のあるマウス

標準的な3ボタンマウス以外にも、便利な機能や特徴のあるマウスもあります。ここではその一部を、おすすめのエレコムのマウスとともにご紹介しましょう。

多機能ボタン付きマウス

標準的なマウスは、前述した3ボタンマウスか、ブラウザで「戻る」「進む」などができる5ボタンマウスでしょう。しかし、eスポーツやMMORPGなどのゲームに対応した、多機能ボタン付きマウスがあります。
エレコムの製品では、13個のボタンがついた「M-G02URシリーズ」などがあります。

静音マウス

マウスで気になる「カチカチ」というクリック音を低下させたのが静音マウスです。カフェなどの公共の場だけでなく、自宅での深夜作業などにも適しています。
エレコムの製品では、「M-TP10BBSシリーズ」などがあります。

省電力マウス

ケーブルレスで、使い勝手の良い無線マウスの使用電力を抑えたのが省電力マウスです。モバイル利用に最適なタイプのマウスといえるでしょう。
エレコムの製品では、「M-BT20BBシリーズ」などがあります。

握り心地優先マウス

手の形に合わせてデザイン設計されたのが、握り心地優先マウスです。マウス操作時に使用頻度の高い親指と薬指に加え、「基節骨」「母指内転筋・短母指外転筋」「中節骨」「中手骨」になじむ形状にデザインされています。
エレコムの製品では、「M-XGM10DBシリーズ」などがあります。

マウスの使い方をマスターして作業効率をアップしよう!

マウスの使い方をマスターして作業効率をアップしよう!

ご紹介したマウスの使い方は、すでにご存じの人も多いかもしれません。しかし、MacからWindowsに移行した人であれば「右ボタンで何をするの?」という人もいるかもしれません。また、Windowsを使い続けている人でも、「知らない機能があった」という人もいるでしょう。
小さなデバイスは「使えればいい」と思いがちですが、使い方をマスターすれば作業効率も上がりますので、ぜひ試してみてください。