2024年4月2日、三重県熊野市において、児童養護施設「東紀州こどもの園」の開所式が行われました。今回は、完成した施設の詳細をご紹介します。

<東紀州こどもの園 外観>
東紀州エリア初の児童養護施設が完成
これまで東紀州エリアには、児童養護施設がなく、一時保護が必要な場合には管外まで移動をして施設を利用していました。移動距離が長くなれば、それだけ子どもたちの負担は大きくなります。当施設は、地域の子どもたちの負担軽減と健やかに育つための一助を担うことを目的に建築された、東紀州エリア初の児童養護施設です。

<紀州材を使用した、木造の児童養護施設>
社会貢献活動の一環として、本プロジェクトに賛同
当社は、1986年の創業時から「社会との共生」を経営の根底に据えており、これまでも様々な取り組みを行ってきました。
本プロジェクトは「子どもたちが施設での生活を通して自信を回復し、今後の生活に向き合っていけるような場所を、東紀州につくりたい」という当社会長葉田の想いから始まりました。このたびエレコムとしてもその想いに賛同し、社会や地域への貢献活動の一環として一部寄付をしています。
東紀州こどもの園の役割
当施設は子どもたちが生活する「児童養護施設」と、子育てに関する悩みなどの相談ができる、地域に開かれた「児童家庭支援センター」で構成されています。従来の閉ざされたイメージを払しょくする、開かれた児童養護施設が誕生しました。

<どなたでも利用可能なプレイルーム>
児童養護施設
当施設の定員は4名で、2歳~18歳の子どもたちを受け入れる場所です。紀州材をふんだんに使用した当施設では、どこにいても木の香りに癒やされ、木の温もりを感じることができます。

<子どもたちが生活する児童養護施設>
児童家庭支援センター
当施設では、子育てに悩みを抱える保護者の相談も受け付けています。施設内には、家具や家電を配置した親子生活訓練室もあります。和室で職員の方が相談に乗るなどして、子育てのコツをお伝えするための場所です。

<親子生活訓練室>
世界的に有名な建築家である隈研吾氏に設計いただき、当施設は完成しました。
夜はライトアップされ、昼間とはまた違った表情を見せてくれる建物です。

<ライトアップされた東紀州こどもの園>
エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、より良き製品・サービス・ソリューション、より良き会社、より良き社会を追求しつづけます。
この施設に込められた想いについてはこちらをご覧ください。