エレコムグループは、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
そして、この度「東紀州こどもの園」プロジェクトをスタートしましたのでご紹介します。
「東紀州こどもの園」プロジェクトとは
三重県東紀州エリアでは初となる児童養護施設「東紀州こどもの園」を建設するプロジェクトです。
以前、当社取締役会長の葉田は三重県熊野市にある丸山千枚田への寄付(※)の関係で同市を訪問した際、三重県南部(東紀州地域)に位置する南牟婁郡御浜町の児童家庭支援センターを視察させていただきました。そこで、東紀州の地でも児童虐待があることを知り、衝撃を受けました。
―今後の生活に向き合っていける場所を東紀州につくる
葉田は、2017年に公益財団法人葉田財団を設立し、児童養護施設への寄付活動を継続的に行っています。ここで得ていた知見から、子どもたちが施設での生活を通して自信を回復し、今後の生活に向き合っていけるような場所を、東紀州につくりたいと考えました。
そこで育ったことに誇りを持てるような児童養護施設を建設するため、葉田は本プロジェクトに個人で寄付をしています。一方、当社はサステナビリティレポート2023に記載のとおり「社会との共生」を1986年の創業時から当然のこととして、経営の根底に据えています。そのような背景から本プロジェクトへ共鳴し、社会や地域への貢献活動の一環として一部を寄付しています。

「東紀州こどもの園」完成イメージ
広がっていったプロジェクトへのご賛同
―設計について
上述の趣旨を実現するため、地元のスギやヒノキといった紀州材をふんだんに使用し、熊野の雄大な自然に囲まれた心安らぐ施設の設計を叶えてくれる方はいらっしゃらないものかと葉田は思案しました。そして木材を活かす建築と言えば国立競技場で全国の木材を多用した設計をされた、世界的建築家 隈研吾氏のことが思い浮かびました。以前に一度お会いしたこともあり、知人のご紹介を通じて改めて依頼したところ、ご快諾をいただくことができました。
―建設地について
河上熊野市長にご相談したところ大いにお力添えをいただき、熊野市金山町にて施設を建設することとなりました。
―国や県からの補助金について
三重県の一見知事には、子どもたちへの支援に対して温かいご賛同を示していただき、多大なるご尽力により国予算・県予算による補助という形でご援助を賜りました。
―施設の運営について
三重県において児童養護施設に携われている社会福祉法人聖マッテヤ会が運営されます。
「東紀州こどもの園」プロジェクトは、当初は葉田個人の着想により始まった活動でしたが、みなさまの善意が結集したことにより実現の運びとなりました。

「東紀州こどもの園」室内イメージ
エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、より良き製品・サービス・ソリューション、より良き会社、より良き社会を追求しつづけます。
<参考>
※2020年9月4日発表資料URL:
https://www.elecom.co.jp/news/release/20200904-01/
エレコムグループのサステナビリティに関する情報:
https://www.elecom.co.jp/ir/society/