キーボードの
選び方
How To Choose Keyboard
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キーボードはどんな種類がある?最適なキーボードのおすすめの選び方

キーボードはどんな種類がある?最適なキーボードのおすすめの選び方

パソコンの入力装置として活躍するキーボードとマウスの機能は、作業効率に直結します。もし、自分に合わないキーボードを使っていたら、入力効率が悪くなったり、手の疲れを誘発したりするかもしれません。しかし、自分に最適なキーボードを選ぼうと思っても、たくさんの種類がありますので、どれを選んだらいいのか判断するのが難しいという人もいるでしょう。
ここでは、キーボードに関する基礎知識や、種類別の選び方についてご紹介しましょう。

最適なキーボードを選ぶための基礎知識

キーボードを選ぶときに押さえておきたいのが、「キーピッチ」や「キーストローク」といった用語です。なんとなく意味はわかっても、数値がいくつのキーボードを選べばいいのかまではわからない人も多いでしょう。まずは、最適なキーボードを選ぶために知っておきたい基礎知識を紹介します。

キーピッチ

キーピッチ

キーピッチは、隣り合わせとなるキーとキーの中心から中心までの距離を指します。一般的なデスクトップパソコンで使われているキーボードのキーピッチは、19mmがスタンダードなサイズです。この19mmが使いやすさの標準となりますので、キーピッチが狭くなると少し窮屈になります。
人によっては、キーピッチが狭いほうが入力しやすい場合もあるでしょう。使い慣れているサイズが一番ですので、今使っているキーボードのキーピッチがいくつなのかを調べてみてください。

キーストローク

キーストローク

キーストロークは、キーを押したときの深さを指します。一般的なデスクトップパソコンで使われているキーボードのキーストロークは、3~4mmがスタンダードです。
キーストロークが深いと、しっかりと押した感覚があり誤入力をしにくい一方で、素早く入力しにくいといわれています。反対に、キーストロークが浅いと素早く入力できる代わりに、誤入力が起きやすいといわれています。

キータイプ

キータイプ

キーボードのキーを押して戻る仕組みのことを「キータイプ」といいます。キータイプには、「メンブレン」「パンタグラフ」「メカニカル」の3種類があり、それぞれ打鍵感などが異なります。それぞれの特徴を紹介しますので、自分の好みに合いそうなキータイプを選びましょう。

メンブレン

メンブレンは、昔からあるスタンダードなキータイプです。キーの下にラバーカップやラバードームと呼ばれるお椀型のパーツがついており、キーを押したときにこのラバーカップの反発力でキーが戻る仕組みになっています。
薄型のキーボードに慣れている場合は、しっかりと押す必要があるので指が疲れるという人もいますし、ゴムのためにキータイプの爽快感がないと感じる人もいるようです。

メンブレン
パンタグラフ

パンタグラフは、ノートパソコンなどの薄型キーボードによく使われるキータイプです。 メンブレンと同じような仕組みですが、キーの支持構造にパンタグラフ(X字形などの軸)を用いることで、 キートップを安定化し、短いストロークの薄型キーボードでもキーのガタつきを防止しています。
このパンタグラフがキー全体をカバーしているので、キーの中央以外を押しても安定して入力できます。 ただし、パンタグラフはキーストロークが浅いため、人によっては打った感触が薄いという意見もあります。

パンタグラフ
メカニカル

メカニカルは、すべてのキーに機械式のスイッチとスプリングを配置していますので、メンブレンよりも滑らかにキーが沈み、スプリングでスムーズにキーが戻ります。また、機械式スイッチならではの爽快感のある打鍵感が好評です。
ただし、メンブレンやパンタグラフよりも高価なキーボードになりますので、コスト的には高くなります。バネの種類によって、同じメカニカルでも打鍵感が変わりますので、メカニカルキーボードを購入するのであれば、実際に打って決めるようにしましょう。

メカニカル

キーボードを選ぶときに確認したいポイント

キーボードには、さまざまな種類があります。会社で使うのか、自宅で使うのかによっても選ぶポイントは変わってきます。
続いては、キーボードを選ぶときに確認したいポイントをご紹介しますので、最適なキーボード探しに役立ててください。

接続方式

キーボードの接続方式は、USBなどによる有線接続がいいのか、Bluetooth®やUSBレシーバーを使った無線接続がいいのかを選びましょう。有線接続であれば電波障害などによる接続トラブルはありませんし、電池切れなどの心配もいりません。しかし、ケーブルの取り回しは煩雑になる場合もあります。
一方で、無線接続の場合は、ケーブルがないのでデスク周りがすっきりするものの、電波障害などで入力ミスが発生する可能性もあります。また、電池が必要となりますので、電池切れにも注意が必要です。
どちらも一長一短ありますので、ご自身の使用環境に合わせて選択してください。

防水性

子供やペットがいて、飲み物をこぼしてしまうのが心配なら、防水性でキーボードを選びましょう。ただし、防水性の高さをうたうキーボードもありますが、飲み物をこぼしても絶対に大丈夫というわけではありません。ですから、もし防水性を重視する場合は、キーボードカバーをつけるなどの方法がおすすめです。

キーボードカバーについては、下記の記事でご紹介していますので、こちらをご覧ください。
パソコンのキーボードにカバーは必要?メリットや選び方を紹介

キーボードは実際に打って決めよう

キーボードは実際に打って決めよう

キーボードにはたくさんの種類があり、「これが正解」というものはありません。合う・合わないは人それぞれですから、自分自身の使用環境に合うキーボードをいくつか絞り込んだら、最終的にはキーの打ち心地を試したほうが安心です。
可能であれば、家電量販店などに行って、実際にキーボードを打ってから決めるといいでしょう。