Vol.4 外付けHDD?オンラインストレージ?失敗しないパソコンとスマートフォンのバックアップ方法
エレコム製品購入ガイドハードディスクの基礎知識

外付けHDD?オンラインストレージ?失敗しないパソコンとスマートフォンのバックアップ方法

パソコンの故障やスマートフォン・タブレットの紛失、水没、破損、盗難など、予期せぬアクシデントは突然やってきます。そんなときに慌てないために、常日頃から機器内のデータはバックアップしておきましょう。

いざというときのために、データはバックアップしておこう

データのバックアップとは、パソコンやスマートフォン・タブレットといった機器に保存されているデータを、別の機器やメディアにコピーしておくことをいいます。そうすることで、万が一パソコンが故障したり、スマートフォンやタブレットなどが紛失や盗難に遭ったりして大切なデータをなくしたとしても、別の機器やメディアからデータを取り出すことができるのです。

バックアップと聞いて「面倒くさそう」と思うかもしれません。しかし、パソコンは前触れもなく故障することがあります。また、持ち歩いて使うスマートフォンやタブレットはいつ何時、紛失や水没、盗難という災難に遭遇してもおかしくありません。これらの事態が起こったとき、大切に保存しておいた写真や動画、音楽、文書などのファイルが一瞬にして消えてしまうのです。そこで万が一のために、データをバックアップしておくことをおすすめします。

バックアップの方法(パソコン編)

パソコン内のデータをバックアップするための機器やメディアには、たくさんの種類があります。機器やメディアごとに、バックアップに利用する場合のメリット・デメリットをご紹介します。

・外付けHDD

外付けHDDは大容量なので、バックアップするデータの容量が大きくても保存しておくことができます。そのため、パソコン内のデータをまるごとバックアップするような使い方に向いています。
また、ポータブルタイプの外付けHDDならUSBケーブルのみで接続できますし、パソコンと外付けHDDの双方がUSB3.0対応であれば、高速(最大転送速度5Gbps)でデータ転送が可能です。

外付けHDDにバックアップするデメリットは、ハードディスクは衝撃には弱いため、本体を落下させるなどすると、せっかく保存したデータが「バックアップ先で破損する」といった事態が起こる可能性があるということです。

・USBメモリ

コンパクトで軽く簡単に持ち運びができるため、いつでもどこでも気軽にデータのバックアップができます。ただし、データを保存したまま長期間使わないでいると、データが自然消滅してしまうこともあります。最小限のデータだけを短期間バックアップしておく、常に使用するデータを入れておく、データの受け渡しに使うという使い方がおすすめです。

・ブルーレイ/DVDディスク

ブルーレイドライブやDVDドライブが普及しているため、バックアップしたあとに使いやすいというメリットを持つブルーレイ/DVDディスク。ただし、データを保存する際に「焼く(記録するために書き込む)」という作業が必要で、一度焼いてしまったデータを修正・変更するのは難しくなります。「旅行や運動会などを撮影した動画」など、変更がないようなデータの保存に向いています。

・外付けSSD

ある程度の大容量でありながらコンパクトで、データの読込み・書込み速度も速いSSDを内蔵した外付けSSDなら、短時間でデータをバックアップすることができます。デメリットとしては、ハードディスクと比べると高価になってしまうことが挙げられます。

・NAS(ネットワークHDD)

NASはネットワークに接続されているため、自宅内のネットワークに接続した複数のパソコンやスマートフォン・タブレットなどのデータを、1つの場所にバックアップしておくことができます。ただし、Wi-Fiに接続している場合、データを保存するときもそのWi-Fiのスピードでしか転送できないというデメリットがあります。

・オンラインストレージ

Google ドライブやOneDrive、Dropboxなどに代表される、インターネット上にデータを保管できるサービスのことをオンラインストレージといいます。オンラインストレージは、インターネットに接続している環境であればどこでもデータのアップロードとダウンロードができるため、外出先でこまめにデータをバックアップするのに向いています。ただし、オンラインストレージを無料で利用できるのは、概ね5~50GB程度。それ以上の容量を利用することもできますが、その場合には月額(年額)料金が必要となる有料プランの契約をしなければなりません。

バックアップの方法(スマートフォン・iPhone・携帯電話編)

AndroidスマートフォンやiPhoneのデータをバックアップする場合、クラウドへとアップロードする方法が一般的となっています。ただし、クラウドに対応していない携帯電話の場合には、microSDカードを使用してバックアップします。

Androidスマートフォンのクラウドを使ったバックアップ方法

 

Androidスマートフォン設定画面のイメージ図

Androidスマートフォンのバックアップには、Google アカウントを利用します。まず「設定」→「バックアップとリセット」を選択します。

Androidスマートフォンバックアップ画面のイメージ図

「私のデータをバックアップ」をタップすれば、クラウド上のGoogle ドライブにデータがバックアップされます。なお、この方法でバックアップできるのは、Wi-Fiパスワード、カレンダー、Gmail設定、Google Playからインストールしたアプリなど、Google アカウントと紐付けされているものだけとなります。

iPhoneのクラウドを使ったバックアップ方法

iPhone設定画面のイメージ図

iPhoneをWi-Fiネットワークに接続した状態で、「設定」→「ユーザー名」の順に選択し、「iCloud」をタップします。

iPhoneバックアップ画面のイメージ図

「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」をタップすれば、バックアップがスタートします。

携帯電話のmicroSDカードを使ったバックアップ方法

microSDカード挿入のイメージ図

携帯電話本体のカードスロットにmicroSDカードを挿入します。

設定メニューで「microSDのフォーマット(初期化)」選択のイメージ図

設定メニューから「microSDのフォーマット(初期化)」を選択して、microSDカードをフォーマット(データのない状態)にします。
※フォーマットの方法については、機種によって異なります。

 設定メニューで「microSDカードにコピーのイメージ図

バックアップしたいデータをmicroSDカードにコピーすれば完了です。

予期せぬトラブルにも慌てない!NASを利用したバックアップ

NASとはNetwork Attached Storageの略であり、LANに接続して利用する外付けハードディスクのことです。外付けHDDは、基本的にパソコンと1対1でしか接続できませんが、NASはLANのネットワークに参加しているパソコンやスマホなど、各デバイスからのアクセスが可能です。

パソコンやスマホのデータを定期的にNASにバックアップしておくことで、パソコンが故障したり、データを誤って削除したりしても、慌てずに済むでしょう。