Vol.07 部屋でカビが生えやすい場所と次亜塩素酸水による除菌対策
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部屋でカビが生えやすい場所と次亜塩素酸水による除菌対策

次亜塩素酸水による除菌対策イメージ

水回りを中心に、家のさまざまな場所で見られるカビは、見た目が悪いだけでなく、人体にも悪影響を及ぼします。また、一度増えてしまうと、除去に手間がかかってしまいます。

カビ菌の除菌ができる物として注目されているのが「次亜塩素酸水」です。いわゆる、カビ取り剤のような漂白・洗浄作用こそありませんが、カビの繁殖を防ぐ効果があります。また、有害物質を含まないため、家のどこにでも安心して使えることも特長です。
カビの予防、再繁殖を防ぐために積極的に使っていきたい次亜塩素酸水について、カビの基礎知識とともにまとめました。

カビとは?

生物学上のカビは、キノコや酵母などと同じ「菌類」のグループに属す「微生物」の一種です。身近な例として「お風呂場の壁に生える黒カビ」「カマンベールやブルーチーズの白カビや青カビ」「水虫など皮膚病の原因となる白癬菌」などが挙げられるでしょう。これらのカビを顕微鏡で見ると、糸状の物が絡み合っているため、「糸状菌」と呼ばれています。

カビは、胞子が固体の表面に付着すると発芽し、菌糸を伸ばしていきます。菌糸はどんどん枝分かれして生息範囲を拡大。栄養不足や乾燥を感じると胞子を作り、この胞子が空気中に飛び出して、別の場所に付着、再び発芽して成長するサイクルを形成しています。ちなみに、胞子は非常に小さく、肉眼で確認することはできません。

目に見える黒や緑、白、青のカビは「コロニー」といわれ、カビの胞子や菌糸が無数に集まって大きな塊となった状態です。このコロニーが形成されて初めて、肉眼でカビを認識できるようになります。

カビが育ちやすい環境

カビが育ちやすい環境イメージ

カビが好むのは、「汚れている」「水気が多い」「日が当たらない」場所です。

カビが繁殖するためには有機物が必要ですが、掃除の行き届いていないところにはカビの栄養分となる物が大量に存在します。また、ほとんどのカビは湿度が80%以上になっている状態を好みます(一部、乾燥していても繁殖できる種もあります)。
さらに、繁殖には温度も重要で、25~28℃が最適な条件といわれています。そして、酸性度(pH)がちょうどいいこと(繁殖に適しているのはpH4~6)、空気の流れが悪いことなども繁殖のポイントです。

家の中で、カビが繁殖しやすい条件を満たす場所と、カビを育てない方法は以下のとおりです。

・キッチン

シンク周りは栄養(食べ物のかす)があり、湿度も高いことからカビが好む環境といえます。わかりやすい例を挙げると、ゴムパッキンや排水口がぬるぬるしている=カビを含む細菌が大いに繁殖している状態です。キッチンは食事に関わる場所ですから、早急にカビ取り剤を使用して除去する必要があるでしょう。

・バスルーム

湿度と温度が高く、石鹸のかすや皮脂(垢)なども豊富なバスルームは、カビにとって絶好の条件が整っています。壁や天井、タイルの目地、脱衣室との境にある扉のゴム部分などでカビ(コロニー)を目にすることも多いでしょう。なお、洗面所や洗濯機なども同様の理由でカビが繁殖しやすくなっています。

・下駄箱

脱いだ靴には、どうしても湿気が溜まりますが、これをそのまま下駄箱に入れてしまうとカビが生える原因となってしまいます。下駄箱の中は空気がこもりがちで、一定の温度を保ちやすく、直射日光もあたりません。そこに、十分な栄養素と湿気を含む靴を置くことで、カビが繁殖しやすい環境になってしまうのです。

・エアコン

エアコンの内部は湿度が非常に高く、時には結露することもあります。結露はカビを呼ぶ要因のひとつですが、エアコンは内部に吸い込んだ部屋の汚れ(ほこりなど)=栄養素があるため、カビの繁殖条件を満たしてしまうのです。加湿器や空気清浄機も、内部はエアコンと同じ環境になっているので注意が必要でしょう。

・収納

クローゼットや押し入れも通気性が悪く、日にもあたらず、十分な栄養素があることからカビが繁殖しやすい場所になっています。着ていた服や使用直後の布団をそのまましまうと湿度が上昇し、カビにとって好ましい条件が整ってしまうのです。

・窓枠

窓枠のゴムの部分も、カビを見かけやすい場所のひとつです。室内のほこりやちりが溜まっているところに、外気との温度差で結露が生じ、カビの生育に必要な湿度が満たされます。特に、太陽があたらない面の窓枠には気を配ったほうが良いでしょう。

・壁

家具と壁が密着して空気の流れが悪くなったり、室内と外気の温度差によって結露が生じたりすると、壁にもカビが繁殖します。部屋の隅など、空気の流れが生じにくい場所はカビの栄養素となるほこりも溜まりやすいので、特に注意してください。

カビの人体への影響

カビには、人体へのさまざまな悪影響があることが知られています。代表的な症状は以下のとおりです。

・アレルギー疾患

カビはとても小さいため、呼吸を通じて体内に入ると大きな問題を引き起こします。例えば、トリコスポロンというカビを吸い込んで肺に達してしまうと「夏型過敏性肺炎」になることがあります。
ほかにも、アルテルナリアというカビは「アレルギー性鼻炎」や「気管支ぜんそく」の原因となります。こちらは、バスルームなどで繁殖しやすいので、特に気を付けたいカビの一種といえるでしょう。

・感染症

体が弱っているときにカビが繁殖することで、感染症を発症することもあります。有名なのは白癬菌で、繁殖した場所が足なら「水虫」、背中などであれば「たむし」というように呼び名こそ変わりますが、人体で繁殖するカビの一種です。ほかにも、鳥の糞で繁殖することが多いクリプトコックス・ネオフォルマンスというカビは、髄膜炎や肺の病気の原因となります。

・食中毒

食品でカビが繁殖すると、人体に有害な「カビ毒」が発生するケースもあります。カビ毒は食中毒を起こすほか、発がん性があると認定されているものもあるので、十分注意が必要です。ピーナッツやとうもろこしなどの輸入食品から検出されているアフラトキシン、麦類やとうもろこしで発生例があるフザリウム、コーヒー豆や豆類などから見つかっているオクラトキシンなどが知られています。

カビ菌を除菌する次亜塩素酸水

次亜塩素酸水で安全にカビ菌を除去イメージ

大きな問題を引き起こすカビですが、完全に防ぐことは難しいのが実情です。そこで大切なのは、繁殖しやすい環境を作らないこと。こまめに掃除をする、水垢などを残さない、換気をする、収納などは物を詰め込みすぎないといった方法で、カビの繁殖を予防することができます。また、万が一繁殖してしまったときは、市販のカビ取り剤で対応しましょう。

カビ取り剤には「塩素系」と「酸素系」があり、コロニー発生から時間が経った(根の深い)カビには強力な塩素系、早期に発見できたカビには酸素系という使い分けが効果的です。なお、塩素系のカビ取り剤には強烈なにおいがあり、酸性の物と混ぜると有害なガスが発生するので、使用時には十分な注意と換気が必要です。また、重曹やクエン酸をカビが生えた場所の清掃に使うことも効果的ですが、塩素系のカビ取り剤との同時使用は避けましょう。

なお、表面に見えるカビのコロニーを除去するだけでなく、生えた場所の奥に残るカビ菌を除菌しなければ再発防止にはなりません。そこで役立つのが、カビ菌を除去し、根を張ることを防ぐ「次亜塩素酸水」です。
エレコムの「エクリア ゼロ」のように、弱酸性で肌に優しく、食品添加物と同等の成分の物を使えば、安全にカビ菌を除去することができます。カビへの備えとして、常備しておくと良いでしょう。