Vol.10 低周波治療器のパッドの寿命を延ばすお手入れ方法とは
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低周波治療器のパッドの寿命を延ばすお手入れ方法とは

低周波治療器パッドお手入れ方法のイメージ

肩こりや腰痛、関節の痛みなどを感じたとき、それらの症状を軽減するのが家庭用の低周波治療器です。専門医やマッサージなどに出向くことなく、自宅で手軽に利用できることから、各メーカーからさまざまな機種が発売されています。

これら、家庭用の低周波治療器には、ほぼすべての商品に共通する付属品として「パッド」があります。パッドは、体に密着&固定させるためのもので、治療器本体から発生する低周波を「貼り付けた部位に確実に届ける」役割を担います。

パッドは体にぴったり貼り付き、使用中に動いたり、外れたりしないことが大切です。また、難なくはがせることや、繰り返し何度でも使えることのほか、メンテナンス性の高さも求められるでしょう。

低周波治療器のパッドには2つのタイプがある

家庭用の低周波治療器に付属するパッドには、「粘着式」と「湿式」という2つのタイプがあります。まずは、それぞれの特長を知り、自分の使用目的や使用方法に合ったタイプを選ぶようにしてください。

低周波治療器パッドイメージ

・粘着式パッド/ゲルパッド

粘着式パッド(ゲルパッド)は、ゲル状になっていて、皮膚にぴったりくっつくことが最大のポイントです。多少凹凸がある場所や、関節など動きがある場所に貼り付けても簡単にはがれないので、体のどんな部位にも使用できます(製品によって使用可能な部位が限定されたり、異なる場合があります)。また、使用中に動いてもずれないため、家事などをしながら使いたい人に最適といえるでしょう。

ただ、皮膚に直接貼ることで、皮脂や汚れがつきやすいので、こまめにメンテナンスしないとすぐに粘着力が落ちてしまいます。また、ほこりなどがついても粘着力の低下を招くので、保管時は専用の保護シートに貼り、ケースにしまうことは必須です。なお、何回か使用して粘着力の低下を感じたときは、水洗いして汚れを落とすことで、元の粘着力を取り戻すことができます(正しいお手入れの方法は商品の取扱説明書を確認してください)。

・湿式パッド

パッドの真ん中にあるスポンジ部分を、水道水などで湿らせてから使用するタイプです(素材はいわゆるスポンジの物とシリコンを使った物があります)。水を使うことで電流をよりスムーズに伝えることができる点が最大のメリットで、ひざや足の裏などに向いています。粘着式パッドとは違い、皮膚にくっつかないので、体毛が多い部位や髪の生え際などでも問題なく使えます。使用後は乾かすだけでいいので、メンテナンスの必要もほとんどありません。

ただ、湿式パッド単体では体に密着しないので、使用時はテープやベルトを使って固定する必要があります。肌に直接貼ってスイッチを入れるだけで使える粘着式パッドよりも手間が増えるので、家庭用低周波治療器の良さである「気軽さ」が減ることは否めません。また、しっかり留めたつもりでも、使用中に大きな動作をすれば動いてしまうため、家事などの作業をしながら使うことは難しいと考えたほうがいいでしょう。

粘着式パッドの寿命はメンテナンスと使い方で決まる

粘着式パッドのメンテナンスイメージ

粘着式パッドはその性質上、保管時にどれだけ気を付けていたとしても、何度も洗うと粘着力が低下していきます。一方、湿式パッドは粘着式パッドより長く使えますが、やはりスポンジが劣化していくことは避けられません。つまり、低周波治療器のパッドは、方式に限らず「交換が必要」な物なのです。

ただし、粘着式パッドの寿命は、使い方次第で延ばすことができます。ポイントは、使用後に必ず「保護シートに貼る」こと(保護シートは、ほぼすべての製品に付属しています)。粘着式パッドのゲルは乾燥に弱いので、できるだけ空気にふれないようにしましょう。また、シートだけでは完全に防げないほこりを寄せ付けないためにも、ケースにしまうことは大切です。

また、皮脂や汚れを落とすときは、「手で水洗いする」ようにしましょう。スポンジやブラシ、洗剤などを使って洗ったほうが清潔になる印象もありますが、それらはゲルを傷めてしまう可能性があります。同様の理由で強い水流も避けたほうが良いでしょう。

そして、もうひとつ大切なのが「きれいな体(皮膚)に貼る」ことです。粘着式パッドを貼る前にお風呂に入ることができればベストですが、濡れタオルで拭いて軽く汚れを落とすだけでも、ゲルに付着する皮脂や汚れをかなり減らすことができます。

ちなみに、エレコムの「エクリア リフリー」も粘着式のゲルパッドを使っていますが、こちらは品質に定評のある(粘着力が高く、長持ちする)日本製を採用。300回着脱しても粘着力が残り、交換頻度を下げることに成功しています。

パッドの形によって使い分けたほうが効果的

効果的な「エクリア リフリー」ゲルパッドのイメージ

性質や使い方、ランニングコストを考えたとき、低周波治療器選びのポイントになるパッドですが、形状によって使用部位を変える必要があることも覚えておきましょう。

前述の「エクリア リフリー」の場合、3種類のゲルパッドがあります。このうち、製品に付属している「2ポイントパッド」は、肩甲骨の中央に貼って両肩や首元をマッサージするのはもちろん、二の腕や太もも、ふくらはぎのような筋肉にも、効果的な形となっています。

背中や腰、臀部など、より広い範囲をケアしたいときは「ワイドパッド」が役立ちます。こちらは、太ももやふくらはぎを包み込むようにマッサージしたい場合にも便利です。4枚のパッドが効果的に電流を送り込みます。ワイドパッドとは逆に、ピンポイント治療に役立つのが「1ポイントパッド」です。肩や腕、ひざの上、足の裏など、狙いたい部位が決まっているときは2ポイントパッドではなく、こちらを使うといいでしょう。