Vol.6 肩こり、腰痛…症状別!低周波治療器のパッドの貼り方
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肩こり、腰痛…症状別!低周波治療器のパッドの貼り方

肩こりなどパッドの貼り方イメージ

いつでもどこでも思い立ったときに使える家庭用の低周波治療器は、国内外のさまざまなメーカーから多くの製品が発売されています。自宅で誰の手を借りることもなく、こりをほぐし痛みを和らげ、疲れをリフレッシュできる点が大きな魅力です。

しかし、医師やマッサージ師といった専門家ではなく、すべて自分自身で施術することから、誤った使い方をしてしまうケースも考えられます。また、症状に合ったパッドの貼り方ができていなかったり、効果的にパッドを使えていなかったり、周波数が部位と合っていなかったりすることもあるでしょう。

せっかくの良い機器も、正しい使い方ができていなければ意味がありません。そこで、エレコムのコードレス低周波治療器「エクリア リフリー」を例に、症状に合ったゲルパッドの貼り方や使用上の注意などをまとめました。

低周波治療器は症状に合わせたモードと強さが大切

「エクリア リフリー」の症状に合わせたモード

「エクリア リフリー」には、「深層指圧」「指圧」「もみ」「たたき」の4つのモードと、それらを繰り返す「おまかせ」の、計5つのモードが搭載されています。

たとえば「深層指圧」は、「グッ」と筋肉の奥深くを指で押すような感じなど、モードによって「感じ方」は大きく異なります。使う部位によって、ご自身が心地良く感じるモードに切り替えてください。

さらに、部位や症状に応じて、レベルを調節することも重要です(「エクリア リフリー」は、10段階のレベルを選択できます)。こりや痛みの状態、ゲルパッドを貼り付けた部位などに応じて、心地良く感じる強さに調節しましょう。

低周波治療器のパッドは部位に合わせて貼ろう

こりや痛みなどをほぐす際は、基本的に(「エクリア リフリー」付属の)2ポイントパッドがあれば問題ありません。それぞれ、どのように貼ると良いのか確認しましょう。

■ゲルパッドの貼り付け例

ゲルパッドの貼り付け例の図

・肩

こりを感じる部位に貼り付けましょう。両肩の背中寄りにある僧帽筋に貼ると効果的ですが、肩甲骨の周囲や肩に直接貼る方法もあります。

・背中や腰

背骨の筋肉の外側で、こりを感じる部位に貼るのが基本です。こりや痛みを感じる場所に合わせて、横向き・縦向きを変えるようにしてください。

・前腕や二の腕

やはり、こりを感じる部位や、痛みを感じる関節の上下(左右)に貼ります。痛みがある部分を包み込むように横向きで貼っても、筋肉の流れに合わせて縦向きに貼っても大丈夫です。

・臀部

おしりの一番高くなっている部分にななめに貼ることで、より良い効果が得られます。

・ふとももやふくらはぎ

こちらも、こりや痛みを感じる部位に貼り付けましょう。ひざの関節が痛むときは、腕と同じように、関節の上下(左右)に貼るようにしてください。

・足の裏

一点に集中して電流を送る「1ポイントパッド」(別売)がおすすめです。土踏まずに貼るのがポイントです。
また、背中や腰などを広範囲にマッサージしたい場合や、腕やふくらはぎなどの筋肉を包み込むようにケアしたいときは、4枚のゲルパッドである「ワイドパッド」(別売)を使うのがオススメです。

低周波治療器を使うときに注意すべきポイント

体のさまざまな症状を緩和してくれる低周波治療器ですが、使い方を間違えると逆効果になったり、事故につながったりする可能性があります。
ゲルパッドの貼り付け方など、低周波治療器を使うときに注意すべきポイントについてご紹介します。

注意すべきポイントイメージ

・低周波治療器を使えないケース

ペースメーカーや人工心肺を使っている人、心電計を使用中の人は、低周波治療器が誤動作を招くことがあるので、絶対に使用してはいけません。

・使用に注意が必要なケース

医師の治療を受けていたり、体の異常を感じていたりするときは、医師に相談なく使ってはいけません。また、妊娠中や出産直後のほか、悪性腫瘍、心臓・脳神経の異常、感染症、皮膚の異常、血行障害などがある人も、医師の許可を得てから使うようにしましょう。また、ほかの治療機器と同時に使うと体調不良を招く危険があるので、併用は避けてください。

・ゲルパッドを貼ってはいけない部位

心臓の近く、頭部、顔面、口内、陰部、皮膚疾患がある場所に貼ると、事故やケガ、体調不良の原因になるのでやめましょう。また、時計やネックレスなど、金属がふれた状態で使用するのも危険です。

・その他、ゲルパッドで注意すべき点

破損したゲルパッドは危険ですから、決して使わないようにしてください。また、本体とゲルパッドを脱着する際と、ゲルパッドを体に貼る・外す際は、本体の電源を落としておくことも大切です。

低周波治療器を正しく使って最大の治療効果を得よう

リフレッシュイメージ

エレコムの「エクリア リフリー」は、いつでもどこでも体をリフレッシュできる優れた低周波治療器ですが、使い方を誤ると望んだ効果が得られない可能性もあります。
ここで紹介したように、こりや痛みがある部位に合わせてゲルパッドを貼り、症状に合ったモードと強さで使うようにしてください。