はじめに
いまや、スマートフォンには単に携帯電話としてだけではなく、インターネットの閲覧や電子メールの送受信にとどまらず、ICカードとしての利用など、さまざまな役割があります。
そのため、ビジネスシーンではもちろん、プライベートシーンにおいても、スマートフォンの電池切れ(バッテリーが切れ)が起こると一大事です。
日々欠かさずに充電していても、つい忘れてしまうこともあります。また、外出中にスマートフォンを使いすぎて、気づいたらバッテリーの残容量が少なくなっていたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
そのようなとき、その場ですぐにスマートフォンを充電できるモバイルバッテリーがあると安心です。では、そんなモバイルバッテリーを購入する際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
1. モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーは、名前が示すとおり「携帯」できる「電源」です。モバイルバッテリーの用途としてまず思い浮かぶのは、スマートフォンやタブレットの充電でしょう。
しかし、モバイルバッテリーで充電できるのは今やスマートフォンやタブレットだけではなく、無線LANルーターや携帯ゲーム機など多岐にわたります。急速充電の規格である「USB Power
Delivery」の「W(ワット)」数が合えば、ノートパソコンも充電することが可能です。
すでに、通勤・通学時や充電の機会が少なくなる旅行や出張などの外出時などで持ち歩いている方も多いと思います。
また、地震や台風といった災害時の充電にもモバイルバッテリーは役立ちますので、いざというときに持っておくと安心です。
2. ケース別・モバイルバッテリーの選び方
モバイルバッテリーは、電気店をはじめ、コンビニ(コンビニエンスストア)でも販売されています。気軽に入手することが可能です。
ただ、実際に使うことを考えれば、安易に購入するのではなく、「自分に最適なモバイルバッテリー」を購入したいものです。
では、モバイルバッテリーを購入する際はどのようなことに気をつければ良いのか。モバイルバッテリーの選び方をケースごとにご紹介します。
1. 何度も充電したい場合:容量で選ぶ
所有しているスマートフォンのバッテリー容量をしらべて、何回満充電したいのかを検討してから、モバイルバッテリーを選ぶといいでしょう。バッテリー容量が大きければ何回も充電することができます。特に、災害時の非常用電源として使うことが目的であれば、大容量のモバイルバッテリーを選ぶべきでしょう。
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表します。1時間に流せる電気量を示す単位ですが、バッテリーや乾電池などの場合は「容量」を表す単位として使われます。例えば、モバイルバッテリーの容量が5,000mAhで、スマートフォンの容量が2,500mAhであれば、スマートフォンを2回満充電することができる計算です。
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20000mAh以上のモバイルバッテリー
2. 毎日持ち歩く場合:サイズで選ぶ
モバイルバッテリーを「持ち歩く」場合にはサイズは重要な要素です。特に、小さい鞄をお使いの方の場合、入れたい物に影響が出ることもあるでしょう。
モバイルバッテリーは、基本的に大きさ=容量に比例しますので、単純に小さい物を選ぶのではなく、必要な容量で持ち歩きに不便のないサイズを選びましょう。
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容量が5,000mAhのモバイルバッテリー
3. 早く充電したい場合:急速充電対応できる機種を選ぶ
モバイルバッテリーの出力電力は「W(ワット)」で表記されており、この数字が大きいほど早く充電でき、規格としては「USB Power
Delivery」が知られています。このような「急速充電の規格」に対応した製品を選ぶといいでしょう。
特に、USB Power
Deliveryは「W」数が合えば、スマートフォンだけでなくノートパソコンも充電することができます。専用のケーブルなどが必要になりますが、使い勝手の良いおすすめの規格です。
モバイルバッテリーの基礎知識:USB Power Delivery(PD)対応モバイルバッテリーとは?特徴と選び方を紹介
USB Power Delivery 45W 対応 モバイルバッテリー
USB Power Delivery 65W 対応 モバイルバッテリー
4. トレンドを重視する場合:USB Type-C™規格を選ぶ
モバイルバッテリーにもスマートフォンと同様に、トレンドがあることをご存知でしょうか。
近年は、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど幅広い機器でUSB Type-Cが採用され、モバイルバッテリー側もUSB Type-C搭載モデルが増えています。
USB Type-Cは、上下の向きを気にせず挿せるなど使い勝手がよいだけでなく、対応する規格(例:USB Power
Delivery)によっては高出力の充電にも対応できる点が特徴です。
このように、さまざまな機器と接続しやすくなったことも、USB Type-Cを選ぶメリットといえます。
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USB Type-C™ 接続のモバイルバッテリー
5. その他の機能を重視する場合
人によって、モバイルバッテリーに求める機能は異なります。例えば、一度に複数のスマートフォンや機材を充電したい場合は、出力ポートの多い機種を選ぶ必要があります。
また、本格的に災害に備えるなら、ソーラーパネルで充電できるモバイルバッテリーが最適でしょう。ほかにも、ワイヤレスで充電できるモバイルバッテリーもありますので、必要な機能に応じて適切な商品を選びましょう。
3. モバイルバッテリーに関する注意点
モバイルバッテリーに関する注意点をご紹介します。モバイルバッテリーは劣化するものですが、使い方によって劣化を遅らせることができます。また、蓄電量が減少したりバッテリーが膨らんだりすることで寿命を迎えることがありますが、回収に出すにも注意が必要です。
「過放電」「過充電」によるバッテリーの劣化に注意
過放電とは、モバイルバッテリーの残量が少ない状態(あるいは0%)で長時間放置することで発生します。バッテリーは何も接続していない状態でも徐々に電力が放出されており、久しぶりに使おうとすると残量が0%になっていることがあります。過放電が進むと、モバイルバッテリーの寿命が縮まるなどの劣化につながります。
一方で、「常に100%の状態にしたい」と、満充電に近い状態で充電を続けると、バッテリーに負荷がかかり劣化が進みやすくなります。
そのため、モバイルバッテリーは残量が減りすぎる前に充電し、充電が完了したらつなぎっぱなしにしないことを意識しましょう。
モバイルバッテリーの基礎知識:モバイルバッテリーの正しい使い方は?充電方法や注意点を解説
モバイルバッテリーを回収に出す方法
モバイルバッテリーは、使用しているうちに蓄電量が減少したり、バッテリーが膨らんだりすることで寿命を迎えることがあります。そのような場合は買い替えを検討すると思いますが、古くなったモバイルバッテリーを回収に出すには注意が必要です。
モバイルバッテリーは発火の危険性があることから、多くの自治体では、通常の燃えないゴミとして回収ができません。バッテリーの種類をお伝えいただき、お住まいの自治体で回収できないかをご相談いただく、または回収受け付けを行っている、エレコムの実店舗「エレコムデザインショップ」へ持ち込むなどの方法があります。
モバイルバッテリーの基礎知識:使わなくなったモバイルバッテリーはどうすればいい?安全な回収方法ガイド
4. おすすめのモバイルバッテリー
当社が販売しているおすすめのモバイルバッテリーをご紹介します。
【大容量・高出力】ノートPCも見据えたい方に
大容量のモバイルバッテリーとしては、20,000mAh の電池容量をもつ「DE-C50L-20000BK」がおすすめです。
DE-C50L-20000BK は、USB Power Deliveryに対応した容量20,000mAhのモバイルバッテリーで、USB-Aポート と USB Type-Cポート×2
の合計3ポートを搭載。単ポートで65W、合計75Wの出力が可能です。
複数ポートでパソコンおよびスマートフォンなどへ同時に高速充電が可能です。これ1台を持って外出すれば、充電切れの心配をしなくてすみます。
DE-C50L-20000BK
【コンパクト×容量】普段の持ち歩きに
コンパクトでも容量があるモバイルバッテリーでは、「DE-C69L-10000シリーズ」がおすすめです。
DE-C69L-10000シリーズは、クレジットカードとほぼ同じ大きさで、約200gと軽量ながら容量は10000mAh。スマートフォンを約1.8回満充電できる安心の大容量。
かばんに忍ばせていつでも持ち歩ける、コンパクトタイプのモバイルバッテリーです。
※3000mAhのスマートフォンの充電可能回数の目安です。
DE-C69L-10000シリーズ
【超コンパクト】荷物を増やしたくない方に
とにかくコンパクトなモバイルバッテリーでは、「DE-C48-5000シリーズ」がおすすめです。
DE-C48-5000シリーズは、クレジットカードとほぼ同じ大きさで、約128gと卵2個程度の重量しかない超コンパクトモバイルバッテリーです。容量は5000mAhです。
スマートフォンを約0.9回充電できます。小さなバッグやポケットに忍ばせて気軽に持ち歩けるモバイルバッテリーです。
※3000mAhのスマートフォンの充電可能回数の目安です。
DE-C48-5000シリーズ
【アウトドア向け】防水・防塵・耐衝撃を重視する方に
防水・防塵・耐衝撃のモバイルバッテリーでは、「DE-NEST-15000BE」がおすすめです。
DE-NEST-15000BEは、アウトドアシーンに最適な防水・防塵・耐衝撃のモバイルバッテリーです。リチウムイオン電池を衝撃や振動から守るクッション構造とJIS保護等級IP67相当の防水防塵性能で、屋外での落下や水濡れからバッテリーを守ります。
※別売りのパーツを取り付けると「LEDランタン」などのアウトドアギアとしても使えるモデルとなっています。「NESTOUT(ネストアウト)シリーズ」のモバイルバッテリーです。
DE-NEST-15000シリーズ
まとめ「モバイルバッテリーの購入は価格だけに縛られない」
一口にモバイルバッテリーといっても、その種類はさまざまです。購入時には、必要な機能や性能、サイズなどを見極める必要があります。また、安いモバイルバッテリーは、時に爆発といった事故が起きる可能性もあります。
そこで、モバイルバッテリーを購入する際は、PSEマークの有無を確認しましょう。日本国内では、2019年2月1日よりPSEマークのないモバイルバッテリーを販売できませんが、過去に流通した物が残っていないとは限りません。
エレコムの製品は、きちんと基準をクリアしたモバイルバッテリーがそろっています。価格に振り回されることなく、安全や機能面をしっかりと見極めた上でモバイルバッテリーを選択してください。
この記事のポイントまとめ
- 用途(容量/持ち運び/急速充電/端子)で選び方が変わる
- 過放電・過充電を避け、正しい保管・処分も意識する
- 安全性の観点でPSEマークなども確認する
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※本記事の情報は2026年3月時点のものです。掲載商品は売り切れや仕様変更となっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。




