モバイルバッテリーMobile Battery

モバイルバッテリー選び
の役立つ基礎知識
10(全16回)

不要になったモバイルバッテリーはどう処分する?

モバイルバッテリーは、長く使い続けるとリチウムイオン電池が劣化するため、充電するのに時間がかかったり、バッテリー容量が減りやすくなったりしてきます。このような状態で無理に使い続けると、バッテリーが膨張したり、発火などの事故につながったりしかねません。
モバイルバッテリーを安全に使うには、「劣化したな」と感じたら早めに買替えをする必要があります。その際に悩むのが、古いモバイルバッテリーの処分方法です。ここでは、モバイルバッテリーの処分方法や注意点をご紹介しましょう。

モバイルバッテリーを処分するときに注意したいこと

リチウムイオン電池が劣化したモバイルバッテリーは、そのままゴミとして捨ててはいけません。しかし、実際にどう処分したらいいのかわからない人もいるでしょう。
まずは、モバイルバッテリーを処分するときに注意したいことをご紹介します。

バッテリーに使われている充電池の種類に注意

現在、流通しているモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使った製品が主流です。しかし、製品のリリース時期やメーカーによっては、ニッケル水素電池など、ほかの充電池が採用されている可能性もゼロではありません。電池の種類によっては、処分の方法が異なる可能性がありますので、念のため確認しておきましょう。
内蔵しているバッテリーの種類は取扱説明書などに記載がありますが、電池に記載されているリサイクルマークでも確認可能です。

バッテリーに使われている充電池の種類に注意

モバイルバッテリーは燃えないゴミには出せない

モバイルバッテリーは「燃えないゴミかな?」と、公共のゴミ収集に出してしまおうと考える人もいるかもしれません。しかし、ほとんどの自治体では、燃えないゴミとして回収不可となっています。
理由は、発火による火災のおそれがあるためで、安全面を考えて決められているルールです。必ず守るようにしてください。

モバイルバッテリーは燃えないゴミには出せない

モバイルバッテリーをリサイクルに出す方法

モバイルバッテリーをリサイクルに出す方法

ゴミとして捨てられないモバイルバッテリーですが、リチウムイオン電池は小型二次電池に分類されているため、資源有効利用促進法の対象としてリサイクルが可能です。ですから、リサイクルBOXなどを置いて引き取りをしている場所に持っていくのが、簡単な処分方法といえるでしょう。ここでは、モバイルバッテリーをリサイクルに出す方法をご紹介します。

家電量販店やホームセンターでリサイクルに出す

家電量販店やホームセンターなどには、回収用のリサイクルBOXが設置されている場合が多いので、持ち込んで処分することができます。大型のスーパーにも設置されている場合がありますので、まずは近くのお店を探してみましょう。

携帯キャリアの店舗で引き取ってもらう

スマートフォンを契約している携帯キャリアの店舗でも、不要になったモバイルバッテリーを引き取ってもらえる場合があります。基本的には店舗におけるサービスの一環ですから、必ずしも引き取ってくれるとは限りませんが、一度相談してみるといいでしょう。

モバイルバッテリーは状態を確認して適切に処分しよう

モバイルバッテリーは状態を確認して適切に処分しよう

モバイルバッテリーは、リサイクル品として処分するのが一般的です。しかし、機種変更などが理由で、まだ使えるモバイルバッテリーを処分しなければいけないケースもあるでしょう。そのような場合は、モバイルバッテリーの買い取りをしている中古販売業者に持ち込む方法もあります。

安いモバイルバッテリーでは難しいかもしれませんが、ノートPCにも充電可能な大容量かつ高性能のモバイルバッテリーであれば、買い取りの対象となる可能性があります。高性能なモバイルバッテリーを処分する際には、捨てるのではなく販売も検討してみてはいかがでしょうか。
モバイルバッテリーは、通常のゴミとしては捨てられません。電池の種類を確認して、適切に処分するようにしましょう。