外でもワイヤレス充電!Qi対応モバイルバッテリーのメリットを紹介

外出先でスマートフォンを充電する場合は、モバイルバッテリーとスマートフォンをケーブルで接続します。しかし最近は、無線で充電できるワイヤレス充電器も増えてきました。
ここでは、ワイヤレス充電のおもな規格である「Qi(チー)」に対応したモバイルバッテリーについてご紹介しましょう。

ワイヤレスで充電できるQi規格とは?

ワイヤレスで充電できるQi規格とは?

Qiは、ワイヤレス充電や無線給電、非接触給電などと呼ばれる規格のひとつで、ケーブルを接続せずにスマートフォンなどを充電できる仕組みのことです。iPhone 8以降のiPhoneやAndroidスマートフォンがQiに対応し始めたため、標準的なワイヤレス充電の仕組みとして認知されるようになりました。
まずは、Qiの規格や仕組みについてご紹介しましょう。

Qi規格について

Qiは「WPC(Wireless Power Consortium)」という団体が推進している、ワイヤレス充電の国際標準規格です。ワイヤレス充電の方式には、「電磁誘導方式」「磁界共鳴方式」「電界結合方式」「電波受信方式」の4つの方式があり、Qiは「電磁誘導方式」を利用した規格になります。

Qiの仕組み

Qiで利用している「電磁誘導方式」は、「ファラデーの電磁誘導則」の「磁石同士を近づけると磁界が発生して電流が流れる」という原理を使った方式です。
具体的には、電気を送る側の充電器には送電用のコイル、スマートフォンなど充電する側の端末には受電用のコイルを組み込みます。そして、送電用のコイルに交流電圧をかけて磁界(磁束)を発生させ、受電用のコイルを近づけることで磁界を打ち消すための誘導起電力を発生させています。
この誘導起電力を使うことで、ケーブルに接続することなくスマートフォンを充電させることができるのです。

Qiのメリット・デメリット

Qiは新しい技術のため、メリットばかりではなくデメリットもあります。続いては、Qiのメリットとデメリットを紹介しましょう。

Qiのメリット

ワイヤレスで充電できる

Qiはワイヤレス充電の技術ですから、スマートフォンと充電器を接続するケーブルはいりません。

機種を問わず充電できる

Qiで充電する際にはケーブルが必要ありません。そのため、有線接続の充電のようにスマートフォンの接続端子の種類を気にすることなく、Qiに対応している機種に充電できます。

Qiのデメリット

ACアダプターと比べて充電が遅い

Qiのデメリットとして、ACアダプターなどを利用する場合と比べると供給電力が小さくなりがちなことが挙げられます。高速充電ができるスマートフォンを持っていても、供給電力が足りなければその能力を発揮させることはできません。

スマートフォンを置く位置に注意が必要

Qiは電磁誘導方式を利用して充電する仕組みですから、スマートフォンと充電器の置く位置にずれがあると、充電されない可能性があります。

ケースやアクセサリが充電の邪魔になる場合がある

スマートフォンにつけているケースやアクセサリが邪魔になり、充電できない可能性があります。特に、金属製のケースやアクセサリがついていると、正しく充電されないことがあります。

Qi対応モバイルバッテリーはこんなに便利!

Qiの規格にはメリットとデメリットがありますが、外に持ち運ぶQi対応モバイルバッテリーならではのメリットはあるのでしょうか。ここでは、Qi対応モバイルバッテリーの特長をご紹介しましょう。

Qiに対応したスマートフォンなら家族や友人、同僚も使える

外出先でスマートフォンを充電する必要があるのは、自分だけではありません。家族や友人、同僚がスマートフォンのバッテリー不足で困ることもあるでしょう。通常のモバイルバッテリーは、本体とスマートフォンを対応したケーブルで接続しないと充電できません。しかし、Qi対応モバイルバッテリーはケーブルが必要ないので、相手のスマートフォンがQiに対応してさえいれば、問題なく充電可能です。

Qiに対応したスマートフォンなら家族や友人、同僚も使える

ケーブルが絡んだり断線したりするトラブルがない

通常のモバイルバッテリーは、「ケーブルを自宅に忘れた」というトラブルが起こりがちですが、Qi対応モバイルバッテリーは、そもそもケーブルが必要ないのでそうしたトラブルは起きません。
また、鞄の中でケーブルが絡まったり、ケーブルが断線していて充電できなかったりというトラブルも起きません。そもそもケーブルを持ち歩く必要がないので、こうしたトラブルとは一切無縁となるのです。

ケーブルが絡んだり断線したりするトラブルがない

Qi対応モバイルバッテリーはメリットとデメリットを考えて選ぼう

Qi対応モバイルバッテリーはメリットとデメリットを考えて選ぼう

Qi対応モバイルバッテリーのメリットはご紹介したとおりですが、デメリットも存在します。それは、充電速度の遅さです。モバイルバッテリーが活躍するのは、外出先でのバッテリー切れ対策です。ですから、急速充電などを利用して、一秒でも早く充電してほしいというのが本音でしょう。
それを差し引いても、ケーブルのトラブルから解放されるメリットは小さくありません。自分の使い方やメリット・デメリットを考えた上で、Qi対応モバイルバッテリーを検討してみてはいかがでしょうか。