はじめに
外出先でもスマートフォンを充電できるように、モバイルバッテリーと接続するためのケーブルを持ち歩いている人も多いでしょう。しかし最近は、無線で充電できるワイヤレス充電器も増えてきました。
ここでは、ワイヤレス充電のおもな規格である「Qi(チー)」に対応したモバイルバッテリーについてご紹介しましょう。
1. ワイヤレスで充電できるQi規格とは?
Qiは、ワイヤレス充電や無線給電、非接触給電などと呼ばれる規格のひとつで、ケーブルを接続せずにスマートフォンなどを充電できる仕組みのことです。iPhone 8以降のiPhoneやAndroidスマートフォンがQiに対応し始めたため、標準的なワイヤレス充電の仕組みとして認知されるようになりました。
まずは、Qiの規格や仕組みについてご紹介しましょう。
Qi規格について
Qiは「WPC(Wireless Power Consortium)」という団体が推進している、ワイヤレス充電の国際標準規格です。ワイヤレス充電の方式には、「電磁誘導方式」「磁界共鳴方式」「電界結合方式」「電波受信方式」の4つの方式があり、Qiは「電磁誘導方式」を利用した規格になります。
Qiの仕組み
Qiで利用している「電磁誘導方式」は、「ファラデーの電磁誘導則」の「磁石同士を近づけると磁界が発生して電流が流れる」という原理を使った方式です。
具体的には、電気を送る側の充電器には送電用のコイル、スマートフォンなど充電する側の端末には受電用のコイルを組み込みます。そして、送電用のコイルに交流電圧をかけて磁界(磁束)を発生させ、受電用のコイルを近づけることで磁界を打ち消すための誘導起電力を発生させています。
この誘導起電力を使うことで、ケーブルに接続することなくスマートフォンを充電させることができるのです。
2. Qiのメリット・デメリット
Qiは新しい技術のため、メリットばかりではなくデメリットもあります。続いては、Qiのメリットとデメリットを紹介しましょう。
Qiのメリット
- ワイヤレスで充電できる
Qiはワイヤレス充電の技術ですから、スマートフォンと充電器を接続するケーブルはいりません。 - 機種を問わず充電できる
Qiで充電する際にはケーブルが必要ありません。そのため、有線接続の充電のようにスマートフォンの接続端子の種類を気にすることなく、Qiに対応している機種に充電できます。
Qiのデメリット
- ACアダプターと比べて充電が遅い
Qiのデメリットとして、ACアダプターなどを利用する場合と比べると供給電力が小さくなりがちなことが挙げられます。高速充電ができるスマートフォンを持っていても、供給電力が足りなければその能力を発揮させることはできません。 - スマートフォンを置く位置に注意が必要
Qiは電磁誘導方式を利用して充電する仕組みですから、スマートフォンと充電器の置く位置にずれがあると、充電されない可能性があります。 - ケースやアクセサリが充電の邪魔になる場合がある
スマートフォンにつけているケースやアクセサリが邪魔になり、充電できない可能性があります。特に、金属製のケースやアクセサリがついていると、正しく充電されないことがあります。
3. Qi対応モバイルバッテリーの種類(フラット/吸着/スタンド)
こちらでは、ワイヤレスモバイルバッテリーの種類をご紹介します。
フラット(平置き)型
フラット(平置き)型のワイヤレスモバイルバッテリーは、重ねて持ちやすい平らな形状を持つバッテリーです。
後述する吸着型やスタンド型と比較すると、形状が大きい分容量が大きくなる傾向にあります。
一般的なもので5,000mAh、容量が大きいものでは10,000mAh以上になることから、複数回充電することができます。
フラット(平置き)型は一般的に多く流通しているモバイルバッテリーであることから、目にしたことがある方は多いでしょう。
吸着型
吸着型のモバイルバッテリーは、吸盤やマグネットなどでスマートフォンの裏に貼り付けて使用するバッテリーです。
スマートフォンとモバイルバッテリーを一緒に使用するため、分厚くなるだけではなく重くなるといったデメリットがあります。
しかし、スマートフォンを使用しながら充電することができるため、従来よりも長時間使用することができます。
スタンド型
デスクワークをしている方や、ハンズフリーで動画を楽しみたいという方はスタンド型のモバイルバッテリーを使いましょう。
持ち運びの際に不自由だと感じる方がいらっしゃると思いますが、折りたためる形式のものを選べば問題ありません。
スタンド型だからといって必ず立てて使わなければいけないというわけではないため、利便性の高さが特徴といえます。
ただし、モバイルバッテリーとスマートフォンが接触する位置によっては、充電がしにくいことがある点には注意が必要です。
4. おすすめのワイヤレスモバイルバッテリー
当社ではマグネット付きのワイヤレスモバイルバッテリーの「DE-C54-10000BK」をご用意しています。
こちらはMagSafe対応iPhoneにマグネットで取り付け、7.5Wのワイヤレス充電ができるモバイルバッテリーです。折りたたみ可能なスタンド付きで、外出先でも縦置き・横置きでスマートフォンの操作や動画視聴を手軽に楽しめます。
本製品(バッテリー容量10000mAh)で、1800mAhのスマートフォンを約3.3回、3000mAhのスマートフォンを約1.7回充電可能です。
※満充電した本製品で電源オフの状態のスマートフォンを充電する際の目安回数です。充電中に電源を入れたり、機器を使用したりしている場合は記載の数値まで充電できない場合があります。
※ワイヤレス出力を使用した場合の充電回数は記載の数値より低くなります。
ワイヤレスモバイルバッテリー(10000mAh/20W/スタンド付き) - DE-C54-10000BK
5. Qi対応モバイルバッテリーはこんなに便利!
Qiの規格にはメリットとデメリットがありますが、外に持ち運ぶQi対応モバイルバッテリーならではのメリットはあるのでしょうか。ここでは、Qi対応モバイルバッテリーの特長をご紹介しましょう。
Qiに対応したスマートフォンなら家族や友人、同僚も使える
外出先でスマートフォンを充電する必要があるのは、自分だけではありません。家族や友人、同僚がスマートフォンのバッテリー不足で困ることもあるでしょう。通常のモバイルバッテリーは、本体とスマートフォンを対応したケーブルで接続しないと充電できません。しかし、Qi対応モバイルバッテリーはケーブルが必要ないので、相手のスマートフォンがQiに対応してさえいれば、問題なく充電可能です。
ケーブルが絡んだり断線したりするトラブルがない
通常のモバイルバッテリーは、「ケーブルを自宅に忘れた」というトラブルが起こりがちですが、Qi対応モバイルバッテリーは、そもそもケーブルが必要ないのでそうしたトラブルは起きません。
また、鞄の中でケーブルが絡まったり、ケーブルが断線していて充電できなかったりというトラブルも起きません。そもそもケーブルを持ち歩く必要がないので、こうしたトラブルとは一切無縁となるのです。
まとめ「Qi対応モバイルバッテリーはメリットとデメリットを考えて選ぼう」
Qi対応モバイルバッテリーのメリットはご紹介したとおりですが、デメリットも存在します。それは、充電速度の遅さです。モバイルバッテリーが活躍するのは、外出先でのバッテリー切れ対策です。ですから、急速充電などを利用して、一秒でも早く充電してほしいというのが本音でしょう。
それを差し引いても、ケーブルのトラブルから解放されるメリットは小さくありません。自分の使い方やメリット・デメリットを考えた上で、Qi対応モバイルバッテリーを検討してみてはいかがでしょうか。
この記事のポイントまとめ
- Qiはケーブル不要で充電できるワイヤレス充電規格
- メリット:ケーブル不要/端子の違いを気にしにくい
- デメリット:有線より遅い場合がある/置き位置・ケースに注意
- 用途に合う形状(フラット/吸着/スタンド)や機能で選ぶ
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※本記事の情報は2026年3月時点のものです。掲載商品は売り切れや仕様変更となっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。




