Vol.45 初心者でもすぐわかる!パソコン、スマホの無線LAN(Wi-Fi)設定方法
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初心者でもすぐわかる!パソコン、スマホの無線LAN(Wi-Fi)設定方法

通信速度制限を気にせずにスマホが使える、パソコン周りの配線のわずらわしさがなくなるなど、いまや自宅におけるストレスフリーな無線LAN(Wi-Fi)環境はもう当たり前になっています。以前はWi-Fiに接続するだけで長い手順が必要でしたが、今ではだいぶ簡単になっているので、今からその環境を整えたいと思っている人も抵抗なく作業ができるはず。ここでは、パソコンとスマホ・タブレットをWi-Fiに接続する方法をご紹介します。

パソコンのWi-Fi設定手順

無線LANルーターでWi-Fi環境を構築する手順を紹介します。前提として、すでにインターネット回線に接続している状態を踏まえています。もし、まだインターネット回線の準備が整っていない場合は、まずは「インターネット回線」と「プロバイダー」との契約が必要になりますので、別途環境を整えた上で設定を行ってください。

また、ここではパソコンのOSが「Windows 10」の場合の設定方法となります。

<準備するもの>

・パソコン
・無線LANルーター
・LANケーブル

<設定手順>

1. 機器類をつなぐ

インターネット接続機器と、Wi-Fi接続の親機となる無線LANルーターをLANケーブルにつなぎます。インターネット接続機器は、プロバイダーから提供されたり、マンション等に最初から設置されたりしている場合があります。また、壁にLAN用モジュラージャックがある場合は、そこから無線LANルーターにつなげます。

戸建てかマンションかなどにより接続方法は異なりますので、わからない方はプロバイダーの担当者に相談してみるといいでしょう。

2. 無線LANルーターのSSIDとパスワードを確認

無線LANルーターのSSID(ネットワーク名)とパスワードを控えておきます。このSSIDとパスワードは、無線LANルーターの側面や底面のラベルに記載されていますので確認しておきましょう。

なお、パスワードは無線LANルーターのメーカーによって呼び名が違い、「暗号化キー」「ネットワークセキュリティキー」「セキュリティキー」などと書かれている場合があります。

<SSID・パスワードの記載場所の例>

 SSID・パスワードの記載場所のイメージ図

3. 使用するパソコンのタスクバーにある「無線LAN」アイコンをクリック

使用するパソコンのデスクトップ画面、右側下部に表示されている「タスクトレイ」にある「ネットワーク」アイコンをクリックします。

※「タスクトレイ」に「ネットワーク」アイコンが表示されていない場合、パソコンにWi-Fi機能が搭載されていない可能性があります。パソコンのマニュアルなどをご確認ください。

パソコンのタスクバーにある「無線LAN」アイコンのイメージ図

4. 「ネットワーク設定」から「Wi-Fi」をクリック

「ネットワーク」アイコンをクリックすると「ネットワーク設定」画面が現れますので、その左側にある「Wi-Fi」を選択し、「利用可能」表示にしてください。

「ネットワーク設定」画面の「Wi-Fi」アイコンのイメージ図

Wi-Fi利用可能状態のイメージ図

5. ネットワーク一覧から使用する無線LANルーターのSSIDを選択

タスクバーの「無線LAN」のアイコンをクリックすると、パソコンを使用している場所で検出される、すべてのSSIDが表示されます。その一覧の中から、自分の無線LANルーターのSSIDをクリックします。

 タスクバーの「無線LAN」のアイコンクリック後画面のイメージ図

6. 使用する無線LANルーターのSSIDを「自動的に接続」に

使用する無線LANルーターのSSIDをクリックすると以下のような画面が表示されるので、「自動的に接続」にチェックを入れます。

使用する無線LANルーターSSIDの「自動的に接続」にチェックを入れたときのイメージ図

7. ネットワークセキュリティキーを入力

「自動的に接続」にチェックを入れると、「ネットワークセキュリティキーの入力」画面が表示されます。そこで自分の無線LANルーターのパスワード(ネットワークセキュリティーキー)を入力します。入力が終了したら「次へ」をクリックします。

「ネットワークセキュリティキーの入力」画面で「ネットワークセキュリティキー」を入力したときのイメージ図

8. Wi-Fiに接続したことを確認

設定したSSIDに「接続済み、セキュリティ保護あり」と表示されたら、それでWi-Fi設定は完了です。ブラウザーを開くなどして、インターネットにつながるかどうか確認してください。

設定したSSIDに「接続済み、セキュリティ保護あり」表示のイメージ図

スマートフォン・タブレットのWi-Fi設定手順

スマートフォンやタブレットは、さらに簡単にWi-Fiに接続することができます。AndroidとiPhoneそれぞれの設定手順を見ていきましょう。

<Androidの場合>

1.「Wi-Fi」をオンに

ホーム画面などから「設定」をタップし、「Wi-Fi」をオンにしましょう。

ホーム画面などにある「設定」アイコンのイメージ図

「設定」画面で「Wi-Fi」をオンにしたときの画面イメージ図

2. 無線ルーターのSSIDを選択

SSIDの一覧から自分の無線LANルーターのSSIDをタップします。

※もし自分の無線LANルーターのSSIDが表示されない場合は手動でSSIDを入力してください。

「Wi-Fi」設定画面に自分の無線LANルーターのSSIDが表示されている画面イメージ図

3. パスワード(暗号化キーやセキュリティキー)を入力

パスワードの入力画面が表示されますので、無線LANルーターのパスワード(暗号化キーやセキュリティキー)を入力して「接続」をタップします。

※入力欄の下に「パスワードを表示」などと表示されている場合、そこにチェックを入れると入力したパスワードが「●」で隠れず数字・アルファベットで表示されます。これにより、入力ミスの防止につながります

無線LANルーターのパスワード(暗号化キーやセキュリティキー)を入力したときの画面イメージ図

4. Wi-Fiに接続したことを確認

Wi-Fi接続アイコン(扇形のアイコン)が画面に表示されているかどうか確認してください。

Wi-Fi接続アイコン(扇形のアイコン)が画面に表示されているときのイメージ図

<iPhoneの場合>

1. 「Wi-Fi」をオンに

ホーム画面から「設定」をタップし、「設定」に表示された「Wi-Fi」をオンにします。

iPhoneホーム画面にある「設定」アイコンのイメージ図

 iPhone「設定」画面にある「Wi-Fi」設定メニューのイメージ図

2.自身の無線ルーターのSSIDを選択

SSIDの一覧から自分の無線LANルーターのSSIDをタップします。

※もし自分の無線LANルーターのSSIDが表示されない場合は手動でSSIDを入力してください

 iPhone「Wi-Fi」設定画面で自身の無線ルーターのSSIDを選択するときのイメージ図

3. パスワード(暗号化キーやセキュリティキー)を入力

パスワード(暗号化キーやセキュリティキー)入力画面が表示されますので、自身の無線LANルーターのパスワードを入力してください。

iPhone「Wi-Fi」設定時のパスワード(暗号化キーやセキュリティキー)入力画面のイメージ図

自身の無線LANルーターのパスワード(暗号化キーやセキュリティキー)を入力したときの画面イメージ図

4. Wi-Fiに接続したことを確認

Wi-Fi接続アイコン(扇形のアイコン)が画面に表示されたら完了です。

Wi-Fi接続アイコン(扇形のアイコン)が画面表示されているときのイメージ図

Wi-Fiに接続できないときの対処法

設定が完了してもWi-Fiに接続できない…なんてことはよくあること。そんなときにチェックしたいポイントをまとめてみました。

・電源

無線LANルーターの電源が入っているかどうか、Wi-Fi機能が有効になっているかどうかを確認しましょう。

・パソコン本体と無線LANルーターとの距離

パソコン本体と無線LANルーターとの距離が離れすぎている場合(数m以上)には、1m程度まで近づけてWi-Fiの電波を再度検出しましょう。

・パスワード

パスワードが正しいかどうかを確認しましょう。大文字・小文字の誤りがある可能性もあります。

・パソコン本体のWi-Fi接続スイッチ

パソコンには、本体にWi-Fi接続のスイッチがる場合があります。そのスイッチがオンになっているかを確認しましょう。

・無線LANルーター子機

パソコン本体にWi-Fi接続機能がなく、子機となる無線LANにUSBを差してWi-Fi接続を行っている場合、その無線LANの子機からUSBが外れかかっていないかを確認してください。間違いなくUSB端子の奥までUSBが入っているのにWi-Fi接続できない場合には、抜き差しして再度確認、またはほかのUSBポートに差し替えてみましょう。

Wi-Fiの接続はそれほど難しいものではありません。接続がうまくできないと焦ってしまうかもしれませんが、その場合の対処法を試してみると案外すんなり接続できるものです。落ち着いて作業してみましょう。