「無線が届かない場所でも無線で通信したい!」
無線LANを延長する方法
「途中に障害物があって無線LANが使えないけど、有線ケーブルを引くのは煩わしい」「お風呂場で好きな動画鑑賞をしたい」……そのようなときには、中継器の設置をおすすめします。中継器を設置することで、無線LANからの電波を延長するメリットと、具体的な設置法を紹介しましょう。
中継器は「電波を延長」するアイテム
一戸建ての家庭で無線LANを導入するとき、気になるのは電波の飛び具合です。壁や鉄筋などが障害物となって、同じ家でも電波が弱かったり、受信できない場所も出てくることがあります。せっかく無線LANを導入したのに、家の中でインターネットを使えない場所があるのは困りますね。
「やっぱり有線LANの方がよかったかな?」
なんて後悔する人もいるかもしれませんが、安心してください。電波が届きにくい場所があるのなら、無線LANからの「電波を延長」すればいいのです!
「電波を延長する? ケーブルの延長じゃなくて?」
そうです。家の中に無線LANの「中継器」を置くことで、有線のケーブルを延長するように「電波の延長」が可能になるのです。
中継器を設置するメリットとデメリット
無線LANの中継器は、ルーターから飛ぶ電波をキャッチし、それを電波の届きにくい場所まで届ける役目を持っています。この中継機能を使うと、一戸建ての家などで、電波が微弱な場所、届きにくい場所がなくなり、家の中のどこでも、均一な電波状況を実現します。文字通り、どこでも快適なインターネット環境が整うわけです。
つまり、中継器を設置することで、電波強度が上がり、それまで電波の届かなかった場所でも、安定したインターネット回線との接続が実現できるということです。また、電波強度が低かったため安定した接続のできなかった環境でも、中継器を置くことで、速度の向上が見込めるようになります。
中継器にはこんな使い方も
一戸建ての一軒家での中継器設置は、家の中の隅々まで電波を飛ばすことを目的としています。そこで、こんな使い方はいかがでしょう?
最近では、お風呂に入りながら動画鑑賞、音楽鑑賞する人が増えています。リラックスできる場所で楽しむ動画もいいものです。ところが、家の中でお風呂場は、Wi-Fi電波の届きにくい場所です。せっかくYouTubeなどの動画配信サイトで好きな動画を観ようとしても、電波が途切れ途切れになってしまうとがっかりですね。
そのようなときは、中継器の出番です。中継器を無線LANルーターとお風呂場の間に設置することで、電波の届きにくかったお風呂場でも、動画鑑賞に十分な電波強度に変わります。
中継器は快適なインターネット環境を整えるマストアイテム
無線LANの中継器は、このように、離れた場所で同一のインターネット回線を使用するなどのケースでも、大きな威力を発揮するものです。電波の強さを均一にしたい、離れた場所から回線を使いたい……中継器は、このようなユーザーの要望にお答えする機器だと言えるでしょう。