一軒家でくまなくインターネットが
つながるための工夫
スマホやタブレットの最大のメリットといえば、場所を問わずいつでもインターネットを利用できることです。しかし、一軒家ではインターネットがつながりにくい場所があることも。快適なネットライフのためにも、家中どこからでもインターネットに接続できるようにしておきたいところです。
そこで今回は、無線LANを利用して、一軒家の無線LAN環境を整える方法をまとめてみました
一軒家に適した無線LANルーターの選び方とは?
無線LANルーターを選ぶときは、自宅のタイプに適したものにするのがポイントです。一軒家ではマンションのような1フロアタイプの住宅と比較して、階をまたぐ必要があるため、すべての部屋に電波を行き渡らせるのが難しくなる場合があります。そのため、無線LANルーターを購入する際は、一軒家に適したものを選ぶことが重要です。
2階建てや広い家でも、電波が強いものや障害に強い方式のものを選ぶことで、より多くの部屋に電波を届けられるようになります。また、インターネットに接続する機器はスマホやタブレットに留まらず、パソコン、プリンター、テレビ、レコーダー、ゲーム機などもネット対応しているケースが多くなっています。さまざまな機器で快適にネットを利用する場合は、電波干渉の少ない5GHz帯対応のルーターを選ぶと、通信が安定します。さらに、5GHz帯と2.4帯GHzを同時に利用できるタイプを選べば、より快適で便利なネットライフが実現します。
設置場所を変えてみよう!
住宅に適したタイプのルーターであるにも関わらず、電波が届きにくい場所がある場合には、ルーターの設置場所を変えてみましょう。置き場所次第で電波の届き方が大きく変わる可能性があります。
無線LANの電波は比較的弱く、特にルーターを設置した階と異なる階では、電波が届かないケースが目立ちます。また、分厚い壁や本棚に囲まれていたりする場合も、壁や本棚が障害物となってしまいますし、入り組んだ場所は特に電波が届きにくいです。さまざまな原因が見受けられるため、自発的に電波の通りを良くすることが必要です。3つのルールを参考に設置場所を変えてみてください。
- 1. ネットの利用頻度が高い階にルーターを設置する
- 2. 家の中心かつ高い位置にルーターを設置する
- 3. 障害物が少ない環境にルーターを設置する
また、ルーターを何かで覆ったり、収納ケースなどに入れて使用したりすることでも電波が届きにくくなるため、場所と同様に置き方にも注意が必要です。
中継器を利用する方法
1階でも2階でもネットをよく利用する方や、広い家にお住まいの方は、工夫を重ねても無線LANが届きにくい場所が生まれてしまうかもしれません。その場合は、無線LAN中継器を利用することをおすすめします。中継器を設置することで、ルーターから離れた部屋や構造上電波が通りにくいお風呂やトイレなどへの電波も改善出来るようになります。
既に強い出力のルーターを使用していても電波の悪い場所がある方や、家中の隅々まで電波を届けたい方は、ぜひ試してみてください。
環境を整えて快適なネットライフを
ネット環境を整えるためにまず大きなポイントとなるのが、無線LANルーターの購入時に、自宅のタイプと用途にあったものを選ぶことです。一軒家に適したものを前提に、ネットを利用する機器の数なども考慮してルーターを選びましょう。さらに設置場所を工夫し、電波が届きやすい環境をつくることも大切です。それでも電波が届きにくい場所がある場合は、中継器を利用するとよいでしょう。
さまざまな工夫を凝らすことで、一軒家全体にインターネットがつながるようになります。ネット環境にお困りの方は、快適なネットライフの実現に向けて、ぜひ試してみてください。