Wi-Fi(無線LAN)内蔵パソコンのメリットとは?
最新のノートパソコンには、ほぼすべての機種にWi-Fi(無線LAN)機能が搭載されています。そのため、外でモバイルルーターにつないで仕事ができたり、家のどこでもインターネットが楽しめたりするなど、仕事の仕方やライフスタイルにも影響を及ぼしています。
このページでは、Wi-Fi(無線LAN)機能搭載型のパソコンのメリットと、パソコンにWi-Fi(無線LAN)機能が搭載されていない場合の無線接続の方法についてご紹介します。
Wi-Fi(無線LAN)機能内蔵型が標準
ノートパソコンのメリットのひとつは「持ち運びができる」という点ですが、有線LANの環境で使用しようとすると、使える場所が限定されてしまい、せっかくのメリットを活かすことができません。そのため、最新のノートパソコンは、ほぼすべての機種に標準的にWi-Fi(無線LAN)機能が搭載されています。
デスクトップパソコンの場合は、持ち運ぶ必要がないため「親機とLANケーブルでつなぐ」という考え方が主流でしょう。しかし、パソコンにはさまざまなケーブルがつながっているため、これ以上ケーブルを増やしたくなければ、Wi-Fi(無線LAN)でつないだほうがすっきりします。
また、LANケーブルがあると、デスクトップパソコンの配置を変えるのに制限が出てきます。部屋の模様替えをするときなど、パソコンを動かしたい場合でもLANケーブルがあると自由に動かすことができず、違う長さのLANケーブルを新たに購入する必要があるかもしれません。そのようなユーザーのニーズに応えて、最近ではデスクトップパソコンでもWi-Fi(無線LAN)機能が搭載されているタイプが登場しています。
パソコンにWi-Fi(無線LAN)機能が内蔵しているか確認するには
Windows 8のパソコンでは、以下の手順でWi-Fi(無線LAN)機能が内蔵されているか確認することができます。
- 1. 画面の左下隅にカーソルを合わせて右クリックし、クイックリンクから「コントロールパネル」を選択します。
- 2. 「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックします。
- 3. 「アダプターの設定の変更」をクリックします。
- 4. 表示された画面に「Wi-Fi」のアイコンが表示されていれば、パソコンにWi-Fi(無線LAN)機能が内蔵されています。
Windows 10のパソコンでは、以下の手順でWi-Fi(無線LAN)機能が内蔵されているか確認することができます。
- 1. スタートメニューを右クリックして、一覧から「コントロールパネル」をクリックします。
- 2. 「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックします。
- 3. 「アダプターの設定の変更」をクリックします。
- 4. 表示された画面に「Wi-Fi」のアイコンが表示されていれば、パソコンにWi-Fi(無線LAN)機能が内蔵されています。
Wi-Fi(無線LAN)機能を内蔵していないパソコンを無線接続する場合
使用しているデスクトップパソコンやノートパソコンがWi-Fi(無線LAN)機能を内蔵していない場合でも、「無線LANアダプター」を取り付けることで、Wi-Fi(無線LAN)を使用することができるようになります。無線LANアダプターは、「無線LANカード」や「無線LANコネクタ」「Wi-Fiカード」とも呼ばれ、各メーカーから販売されています。
無線LANアダプターには、USBポートに差し込むタイプやPCカードスロットに差し込むタイプ、SDカードタイプ、コンパクトフラッシュタイプなど、さまざまな種類があります。エレコムでは、USBポートに差し込むタイプをご用意しています。
エレコムの無線LANアダプター
エレコムでは、理論値で最大867Mbpsの高速通信を実現できるタイプや、長いアンテナが伸びたタイプなど、さまざまな種類の無線LANアダプターを用意しています。ここからは、それぞれの無線LANアダプターの特徴について、簡単にご紹介しましょう。
・WDC-867DU3S
「WDC-867DU3S」は、16×34×8mmという超小型で、わずか4gという軽量タイプの無線LANアダプターです。IEEE 802.11acに対応しており、理論値で最大867Mbpsの高速通信を実現することができます。Wi-Fi(無線LAN)対応のノートパソコンであっても、このアダプターをつけて通信をすることで、より快適で高速な通信を実現できる場合があります。USB3.0対応です。
・WDC-433SU2M2シリーズ
「WDC-433SU2M2シリーズ」は、19×15×8mm、重さわずか2gという世界最小・最軽量クラスの超小型無線LANアダプターです(※2015年6月25日現在 当社調べ。)。USBポートに装着したときは、パソコン本体から10mmしか飛び出しませんので、持ち運ぶときも気になりません。IEEE 802.11ac/n/aに対応しており、理論値で最大433Mbpsの高速通信を実現することができます。USB2.0対応です。
・WDC-300SU2Sシリーズ
「WDC-300SU2Sシリーズ」は、IEEE 802.11b/g/nに対応しており、理論値で最大300Mbpsの無線通信を実現することができます。広く利用されている2.4GHz通信に対応し、宅内のルータはもちろんの事、Wi-Fiスポットやポケットルータなど幅広い環境で利用可能です。
・LAN-WH300NU2
「LAN-WH300NU2」は、IEEE 802.11b/g/nに対応しており、理論値で最大300Mbpsの高速通信を実現することができます。パソコンに取り付けた状態で、アンテナを好きな方向に動かすことで、良好な電波を得ることができます。
・WDC-150SU2Mシリーズ
「WDC-150SU2Mシリーズ」は、IEEE 802.11b/g/nに対応しており、理論値で最大150Mbpsの無線通信を実現することができます。15×17×8mm、重さわずか2gという世界最小・最軽量クラスの超小型無線LANアダプターです(2014年3月24日現在)。
パソコンでの無線LANアダプターの使い方
無線LANアダプターは、USBポートに差し込むだけで高速な無線通信を実現できる点がメリットです。また「WDC-867DU3S」なら、面倒なドライバの設定も必要ありません(添付のCD-ROMで、詳細な設定をすることもできます)。無線LANアダプターの駆動に必要な電力は、パソコンから補給されます。電池は必要なく、パソコン初心者の方でも気軽に使うことができるでしょう。
インターネットを使う度に、USBポートなどが1つふさがってしまう点は、無線LANアダプターのデメリットといえます。ノートパソコンの場合、USBポートが2~3個しかないことが多く、スマホの充電をしたり、USBに入れたデータを使って作業をしたりする場合、すぐに埋まってしまい困ることもあります。USBポートが足りない場合は、「 U3HC-A412Bシリーズ」や「 U3HC-A414Bシリーズ」などの、USBハブを導入するといいでしょう。