スマホのバッテリー持ちは
Wi-Fiと3Gどっちがいい?
ばっちり充電してきたはずが、気がつけばスマホのバッテリーがあとわずか……そんな事態に陥らないためにも、電池持ちのよい方法を覚えておきたいものです。実は、Wi-Fiと3Gではデータ通信の際の消費電力が異なるのはご存知ですか? 今回は、どちらが電池持ちがよいかに加えて、バッテリーを長持ちさせるデータ通信の方法も紹介します。
Wi-Fi vs 3G!どっちが長持ち?
さて、気になる両者の対決ですが、一般的にはWi-Fiを使う方が電池持ちがよいといわれています。無線での通信は、アンテナとの距離が遠いほど消費電力が大きくなるため、アンテナが身近にあるWi-Fiの方が少ない電力で通信ができます。
平均的な電波環境のなかでバッテリーの減り方を試した場合、Wi-Fiの消費電力量は3Gより2〜4割程度少ないというデータも出ています。無線LANに接続できる環境があるのなら、データ通信は自主的にそちらを選択するように心がけることで、バッテリーの持ちをよくできます。ただし、3Gのアンテナがとても近い場所にある場合は、3Gの方が電池持ちがよくなることもあります。
モバイルルーターを活用しよう
移動の際は、モバイルWi-Fiルーターを利用することをおすすめします。移動しながらスマホを使用する場合、3Gはその時の電波状態によってバッテリーの減り方が異なります。細かく基地局を探すことになるため、エリアやアクセス数によってはバッテリーの消費量が多くなり、一気に電力が消費されてしまうことも珍しくありません。
一方、モバイルルーターを使用してスマホで通信する場合は、ルーターとスマホ間の接続が安定した状態を保てるため、バッテリーの消費量を抑えられます
3Gの基地局が何キロも離れている場所にあることと比べて、ルーターは身の回りにあり、この距離の差によって消費電力量に差が生じることは明らかです。接続の安定性からみても、不安定な3Gの消費電力量が大きくなるのは否めません。
移動中はWi-FiをOFFにすべし!
移動中にスマホを利用したい場合はモバイルルーターを使った方がお得ですが、、モバイルルーターが無い場合や、徹底的に消費電力を抑えたい場合は、Wi-FiをOFFにするのがベストです。
無線LAN通信をOFFにすると、アンテナを探すこともなくなるため、電力は消費しなくなります。車や電車などの移動中にデータ通信を行わない場合は、OFFにすることで効果が期待できます。
状況にあわせた通信環境を整えよう
スマホのデータ通信では、日頃から3Gより無線LAN通信を選ぶように心がけることで、バッテリーの消費量が抑えられ、電池持ちがアップします。さらに、移動の際はモバイルルーターを常備するようにしたり、電車や車で移動する際はWi-FiをOFFにしたりすることで、さらに消費電力をカットできます。状況にあわせた通信環境を整えることで、バッテリーの持ちは改善が見込めます。